2019年10月から消費税が増税されたことに伴い、キャッシュレス決済が急速に普及しています。
一方で決済方法の種類が多くどのツールを利用するか決めかねる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、キャッシュレス決済の現状・種類と仕組み・導入について詳しく見ていきます。
※2021年5月27日追記:PayPayはこれまで決済システム利用料について、無料で店舗にサービスを提供していましたが、2021年10月1日より有料になります。利用料率は8月31日に発表される予定です。
キャッシュレスとは
キャッシュレスとは、現金を使わずにモノを購入したりサービスに対価を支払うことをキャッシュレス決済と呼び、さまざまな種類があります。クレジットカードや電子マネー、デビットカードなどが代表的なものとして知られていますが、最近ではスマホアプリを利用した決済方法も多く利用されています。
ポイント還元制度
2019年10月から消費税が増税され、キャッシュレス決済によるポイント還元制度がスタートしました。対象店舗でキャッシュレス決済をするとポイントが還元されます。還元率は原則、購入金額の5%がとなっています。
店舗の規模によって還元される割合は違っており、フランチャイズチェーン傘下の中小・小規模店舗では2%の還元となっています。
ポイント還元制度の実施期間は2019年10月1日から2020年6月末までとなっており、店頭にマークが記載されたステッカーが掲示されているので目印となります。
使用できるお店
キャッシュレス決済ができるお店はコンビニやスーパー、百貨店や家電量販店などさまざまあります。キャッシュレス決済には多くの種類があり、電子マネーであればEdyやIDなど、スマホ決済であればPayPayや楽天ペイアプリ、LINE Payなどがあります。
店舗によって使用できる決済方法が異なるので注意が必要です。
使用できる決済方法は、出入り口付近やレジ付近などに掲示されていることが多いのでそちらで確認が可能です。
また、各決済方法のアプリやホームページから利用できる店舗を確認することも可能です。
キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済はさまざまな種類があります。クレジットカードや電子マネー、スマートフォンによるコード決済などがその代表例です。クレジットカード
クレジットカードは、毎月決まった期間の利用金額が集計され、カード会社ごとに決められた支払日に口座から引き落とされる仕組みとなっています。支払い方法を1回払いや2回以上で分割して行うリボ払いがあります。
例
- JCB
- VISA
- マスターカード
デビットカード
デビッドカードは預金口座と紐付けられた決済用カードです。
デビッドカードはクレジットカードとは違い、料金を支払うと預金口座からすぐに引き落としがされリアルタイムで預金残高を確認することができます。
デビッドカードの利用限度額は、預金残高の範囲内であるため預金残高以上の金額を使い込むことがない仕組みとなっています。
例
- J-Debit
- VISAデビットカード
- JCBデビットカード
- SMBCデビット
電子マネー・プリペイドカード
電子マネーやプリペイドカードの決済方法は、事前払いの決済方法です。
あらかじめ任意の金額をカードにチャージしておき、チャージされた金額の範囲内で決済をするものです。
電子マネーやプリペイドカードはチャージした金額以上は使えないので使い過ぎの心配を軽減することができます。
例
- Edy
- ID
- WAON
- QUICPay
- Suica
スマホ決済(コード決済)
スマートフォンにインストールされているアプリを使って支払う方法です。スマートフォンがあればカードや財布がなくても買い物ができるという手軽さや、ポイント還元制度の影響により急速に普及が進んでいます。
スマートフォンのアプリを起動し、QRコードまたはバーコードを表示して店舗側の端末でスキャンを行い決済を行います。
または店舗に置かれているQRコードを自分のスマートフォンアプリで読み込み、金額を入力して支払う方法があります。
スマートフォンのアプリで事前にクレジットカードや銀行口座を登録しておけば、登録した引き落とし先から自動で決済が行われます。
例
- PayPay
- 楽天ペイアプリ
- LINE Pay
キャッシュレス決済のメリットとは?
キャッシュレス決済は顧客側、店舗側の双方にメリットがあります。どのようなメリットがあるのか解説します。顧客側のメリット
顧客側のメリットとしてあげられるのがポイント制度です。決済をするたびにポイントがたまっていき、たまったポイントを次回以降の決済に使用できるためお得です。定期的にキャンペーンが行われることも多く現金で支払うよりもお得になることもあります。
さらに、現金を出す必要がなく、小銭が財布にたまっていくこともないので、手軽さやスピーディーさもメリットの一つであると言えます。
事業者側のメリット
支払いが手軽に完了するためレジでの業務が減少し、人手不足の解消へとつながります。さらに日本語が通じない外国人観光客への対応が容易になるなどのメリットもあります。
また店舗でポイント制度を考えて行う手間がなく、今まで利用されていない顧客へのアプローチも期待できます。
[blogcard url="https://media.kutikomi.com/news/2019/12/06/restaurantxturnover/"]
[blogcard url="https://media.kutikomi.com/news/2019/12/04/pointcard/"]
導入するキャッシュレス決済の注意点は?
今後キャッシュレス決済を導入する場合、自店の業種、客層、決済手数料がいくらかかるのかなどによって決済方法を選択すると良いでしょう。
たとえば購入金額が多い家電量販店や大型商業施設などはクレジットガードが多く利用されています。
家電量販店や大型商業施設などの場合、1回の支払い金額が高額になりやすいため分割払いができるクレジットカードが採用されやすい傾向にあります。
反対に少額決済が多いコンビニやスーパーなどであれば電子マネーやスマホ決済などが適していると言えます。
キャッシュレス決済の導入をきっかけに業務軽減や集客力アップにつなげる
消費税の増税が実施され、それに伴いポイント還元制度も開始されました。そのため多くの事業者や顧客がキャッシュレス決済を利用するようになりました。
経済産業省はキャッシュレス決済の導入を促進させるため、キャッシュレス決済を導入したいと考えている事業者へ費用負担が軽減される支援を行っています。
顧客側はスマホ決済などを利用することにより、財布やカードを持ち歩かなくても買い物やサービスを楽しむことができます。
事業者は現金によって発生するレジ締め業務や釣り銭の用意なども必要がなくなり業務量の軽減につなげることが可能です。
今後ますます利用が増加するキャッシュレス決済の導入は、支援制度を利用することによりお得に導入することができます。
[blogcard url="https://media.kutikomi.com/news/2019/12/09/memberxapplication/"]
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
詳しくはこちらをご覧ください。
→「ポリシー違反によるビジネスプロフィールの制限」が明文化 ほか【2024年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】