コロナ禍の「癒やし需要」で動物園のSNS・ライブ配信が人気に 事例3選

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観光施設や娯楽施設の多くが新型コロナウイルス流行の影響を受ける中、動物園も例外ではなく、その多くが休業や時短営業を余儀なくされています。

そんな中、一部の動物園ではコロナ禍を乗り切るべく、TwitterInstagram、そしてYouTubeなどにさまざまなコンテンツを投稿しファンを獲得しています。

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動物園におけるコロナの影響

動物園の多くが休業や時短営業を余儀なくされており、たとえば大阪府の天王寺動物園や兵庫県の王子動物園などでは、緊急事態宣言の再延長により4月から休園を継続しています。

休園中も動物の飼料費や飼育員の人件費が必要なため、動物園はほかの業種と比べて休業中も出費がかさむ傾向にあります。

そこで京都府の京都市動物園では、餌の種類を見直して節約しているほか、近隣の農家や店舗に餌の寄付を募っています(参考:京都新聞の報道)。

コロナ禍における動物園のSNS・ライブ配信活用事例3選

新型コロナウイルスの流行が引き起こした苦しい状況の中で、一部の動物園ではTwitterInstagramなどのSNSやYouTubeなどの動画サイトにさまざまなコンテンツを投稿し、多くのファンを獲得しています。

1. インスタグラムでスナネコやカワウソなどの姿を配信、質問にも答える(那須どうぶつ王国)

栃木県の那須どうぶつ王国は、Twitterフォロワー数約7万人、Instagramフォロワー数約4万人、YouTubeの登録者数約4万7,000人を抱えています。

定休日には、Instagramライブにてスナネコやカワウソなどの姿を配信しつつ、視聴者から寄せられる質問に答えています。

那須どうぶつ王国のInstagramはほぼ毎日更新されており、フォロワーからは「かわいい」や「癒やされる」など、多くのコメントが寄せられています。

また、Instagramのハイライト機能も活用しており、公式アカウントからはいくつかのカテゴリに分類された多くの動画が閲覧できます。

那須どうぶつ王国の投稿
▲那須どうぶつ王国の投稿:Instagramより

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Instagramのハイライトとは

参考:那須どうぶつ王国公式Instagram

2. パンダファミリーのVRライブ配信(アドベンチャーワールド)

和歌山県のアドベンチャーワールドは、Twitterフォロワー数約28万人、Instagramフォロワー数約16万8,000人、YouTubeの登録者数約9万1,200人を抱えています。

アドベンチャーワールドのYouTubeの公式チャンネルでは、パンダの様子が定期的に360度(VR)動画で配信されています。6月10日の配信では、11時時点で543人が視聴していました。

360度(VR)動画は、動画欄の左上に表示されるボタンを用い、見える範囲を自分で操作できます。

アドベンチャーワールドのYouTube配信
▲アドベンチャーワールドのYouTube配信:YouTubeより

参考:アドベンチャーワールド公式YouTube

また、Twitterの公式アカウントではイベントなどを告知しており、投稿を見た人が実際に来園したくなるようなツイートを投稿しています。

アドベンチャーワールドのTwitter投稿
▲アドベンチャーワールドのTwitter投稿:Twitterより

参考:アドベンチャーワールド公式Twitter

3. カピバラやキリンなどの様子を臨場感たっぷりに演出(長崎バイオパーク)

長崎県の長崎バイオパークは、Twitterフォロワー数約18万人、Instagramフォロワー数約2万2,000人、YouTubeの登録者数約32万7,000人を抱えています。

アドベンチャーワールドと同様、長崎バイオパークもYouTubeに360度(VR)動画を投稿しており、カピバラやキリンなどの様子を視聴者に臨場感たっぷりに伝えています。

長崎バイオパークのYouTube動画
▲長崎バイオパークのYouTube動画:YouTubeより

参考:長崎バイオパーク公式YouTube

SNSや動画サイトを活用してコロナを乗り切る動物園が増えている

新型コロナウイルスの流行により多くの動物園が苦境に立たされていますが、一部の動物園ではSNSや動画サイトを駆使してファンを増やし、動物のみならず売店の商品など、動物園内のさまざまなことを投稿しています。

自宅待機中に動物の動画を見て癒やされたいという需要が高いこともあり、動物園のSNSアカウントやYouTubeチャンネルは多くのユーザーにフォローされる傾向にあるようです。

動物園のアカウントやチャンネルをフォローしているユーザーは営業再開後に動物園に来る確率が高いため、休業期間中のSNSや動画サイトを用いたプロモーションには大きな可能性があるといえるでしょう。

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    口コミラボ編集部

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