テーマパークの集客方法は?成功事例3選 & 改善策2選:新たなアトラクション無しでも生き残る戦略

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地域密着型の小規模テーマパークでは来場者数が減少しているところが多く、マーケティング戦略の見直しが課題となっています。

限られた資金で運営されているため、新しいアトラクションの開発が困難である施設がほとんどだと考えられ、プロモーションによる集客が鍵となることが多いようです。

この記事では、複数の施設における成功事例を紹介することで、どの施設でも実行が比較的容易である集客の改善策について紹介します。

テーマパークの最新動向

この項では人気テーマパークのランキングと共に、テーマパーク業界における現状について紹介します。

人気のテーマパークは?

綜合ユニコム株式会社が2019年9月に発表した「全国の主要レジャー・集客施設 入場者数ランキング」によると、1位は千葉県の「東京ディズニーランド・東京ディズニーシー」でした。

2018年は「東京ディズニーランド・東京ディズニーシー」の開業35周年と1年を通じ多くのイベントが催されたこともあり、来場者数は3,255万8,000人と前年比108.2%過去最高の実績でした。

2位は長崎県にある「ハウステンボス」で、前年度比は94.5%と減少していますが、272万2,000人と多くの人が訪れています。

3位は東京都にある「サンリオピューロランド」で、こちらは前年度比110.6%である219万人でした。

小さなテーマパークにも、できることはある?

小さなテーマパークで顧客を誘致する際に留意する点として、他のテーマパークの顧客をターゲットにするのではなく来訪頻度をあげることが重要です。

マイボイスコム株式会社が2019年9月に実施したアンケートによると、直近5年以内に遊園地・テーマパークを利用していない割合が53%でした。

年に1回以下は29.2%となっており、1年に1回以下または数年に一度しか利用しない潜在客に1年に1回のペースで訪れてもらうだけでも大幅に入場者数を伸ばせます。

直近5年以内利用者の各4割前後が、遊園地・テーマパークを利用する際の重視する点として「アクセス・立地」「アトラクションの種類の豊富さ」「料金が手頃」と回答しています。

また大規模テーマパークである東京ディズニーランド・東京ディズニーシーやUSJと比べ、小規模遊園地やテーマパークをわざわざ目的地として選定するのは考えにくいでしょう。

そのため近隣の商業圏から誘致する方法を模索すると良いでしょう。

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テーマパーク集客の成功事例3選

この項では、来場者数の増加に成功したテーマパークの事業展開について紹介します。

1. 東京サマーランド

東京サマーランドでは、「ナイトプール」で来場者数の増加に成功しました。

プールを利用した事業では、日焼けや体型を気にする女性客が多いため、集客が増加しにくいことが課題となっていました。

しかし、ナイトプールは日が沈んでからプールに入るため、日焼けの心配や、体型があまり気にならずにプールへ入ることができます。

さらに、周囲が暗いことを生かしてイルミネーションとプールを組み合わせることで、インスタ映えを求める女性客の増加に成功しました。

2. 東京ドイツ村

東京ドイツ村では、開園後5~6年間は、集客につながるイベントの確立ができず、赤字が続いていました。

2006年に三重県の観光施設である「なばなの里」の成功事例を参考に、イルミネーションを盛り込んだイベントを開始しました。

これが転機となり、今では5年連続で来園者が100万人を突破、徐々に来園者数を伸ばし、2009年に初めて黒字化に成功しました。

2019年では日中平和友好条約締結40周年を記念して計画された、「チャイナランタンフェスティバル」を開催しました。

3. ふなばしアンデルセン公園

ふなばしアンデルセン公園の人気の理由が、顧客の目線に立ったサービス内容にあります。

ふなばしアンデルセン公園では、新規客と常連客の双方が楽しめるコンテンツを提供しています。

そのうちの1つとして、様々なワークショップが園内で開催されています。

「こども美術館ゾーン」では、版画や染物、織物、陶芸のアトリエでものづくりを体験できます。

他にも、「アンデルセンスタジオ」では、アンデルセン童話の劇を体験できる等、様々な体験ができます。

これらのワークショップの内容は、定期的に変更されるため、新規客だけでなく、常連客も新鮮味をもって楽しむことができます。

テーマパーク集客の改善策2選

この項では、小規模テーマパークにおける、2つの観点からの集客改善策について紹介します。

1. ターゲットを絞る

来園者数を増加するために、ターゲットを明確にすることが重要です。

普段来園している顧客の中で、最も多い層をターゲットにするか、新しい層の顧客をターゲットにするか、施設によっても異なることが予想されます。

ターゲットを設定する際は、施設の立地や特徴なども鑑みて設定することが大切です。より効果的な集客が望めると考えられます。

例えば、近所の住人たちをターゲットとした場合、施設がある市内に住む人では入園料を安くすることで、よりターゲットが来園しやすくなるでしょう。

また東京サマーランドのナイトプールのように、時間帯によって客層をコントロールすることで幅広い顧客を誘致できます。

2. 魅力・イメージ戦略

テーマパークのイメージ転換を行うことで、より施設に魅力を感じる顧客も多いと考えられます。

例えば、絶叫マシンを売りにする際、メンタルヘルスやアンガーマネジメントの手段として売り出すことで、余暇にジムや英会話などをこなしている、意識が高い層からの注目を集めることが期待できます。

推奨ポイントが絶叫マシンによるストレス発散である点は同じですが、切り口を変えることで、より効果的なイメージ戦略につながるでしょう。

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テーマパーク集客を見直せば、アトラクションを新設しなくても顧客を集められる

小さいテーマパークでは、派手なアトラクションの新規設置は困難であると考えられます。

しかし、紹介したように様々な工夫をこらすことで、アトラクションに頼らない集客を望めます。

紹介した中で最も容易に行えることとして、ターゲットの明確化が挙げられます。

これにより、施設の運営方針も定まりやすくなり、より効率的な運営が行えるでしょう。

他にも、現状そのままの設備でも、宣伝の切り口を変えることで、イメージ転換を期待できます。

紹介した成功事例を参考に、各施設での特徴を生かしたイベントを開催することで、再びテーマパークに活気があふれるかもしれません。

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    この記事の筆者

    口コミラボ編集部

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