ドラックストア「スギ薬局」を展開しているスギホールディングスは、8月の中間決算が過去最高となる3,149億円を記録したことを発表しました。
スギ薬局が好調な理由として公式アプリの利用率の高さを紹介します。
スギ薬局、前年同月比4.0%増で売上過去最高を記録
スギホールディングスは先月28日に、2021年8月の中間決算が前年同月比4.0%増の3,149億円の売上高を記録し、過去最高を更新したことを発表しました。
既存店としての売り上げは下がったものの、新規に50店舗ほどオープンしたことで、売上の伸びしろとなった模様です。
「スギサポwalk」「スギサポeats」ポイント交換できるアプリも
スギ薬局では、店舗で利用できるドラックストア公式アプリのほかに、日々の健康を支える「スギサポwalk」「スギサポeats」といったアプリをリリースしています。
たとえばスギサポwalkでは、アプリを起動して歩行するとマイルが貯まるシステムで、マイルはスギ薬局で利用できるポイントに変換することができます。
同アプリは170万ダウンロードを記録するなど、健康にまつわるアプリを複数リリースし、ユーザーに利用を促進させていることも利用率の要因の一つといえるでしょう。
今後もこうしたリアル店舗の販売とアプリを連携したサービスに注目が集まります。
ドラックストア公式アプリで「利用率1位」
ドラックストアの公式アプリの利用については、7月、ソフトブレーン・フィールドが3,921人にアンケートを実施しました。
対象者は、普段メインで利用するドラックストアチェーン8つ(ウエルシア、サンドラッグ、マツモトキヨシ、スギ薬局、ツルハドラッグ、ココカラファイン、クリエイトSD、コスモス)のうち、いずれかであると回答した人です。
メインで利用しているドラックストア公式アプリについて、現在利用中と回答した割合が一番高かったのがスギ薬局で、79.8%という結果になりました。
利用の理由「初回特典やクーポンの提供」
利用率の高さ上位5つのアプリを選抜し、利用の理由について回答を集めたところ、「初回ダウンロード特典」が31.0%と、他の公式アプリよりも顕著に高い結果となりました。
また、アプリ限定クーポンも30%を超えており、アプリのダウンロード後にすぐ利用できるクーポンが複数用意されていることから、購買の促進につながっていることが考えられます。
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<参照>
朝日新聞デジタル:スギHDの8月中間決算、売上高は過去最高
ソフトブレーン・フィールド株式会社プレスリリース:DgS公式アプリ利用率が高いチェーンは「スギ薬局」 秘訣は「クーポン施策」と「健康サポート」
ダイヤモンド・チェーンストアオンライン:アプリ、バーチャル接客、個客マーケティング・・・杉浦克典社長が明かす、スギ薬局のDX戦略とは