日本経済新聞の12月3日付の記事によると、ラーメンチェーンの幸楽苑ホールディングスが、全店にクラウドカメラを設置したことがわかりました。
店内や調理場の映像をインターネットを通じて本社が確認できるようにすることで、従業員のサービス向上を目指すとしています。
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クラウドカメラで店舗の「QSC」向上めざす
幸楽苑ホールディングスは東日本を中心に400店以上の店舗を持つラーメンチェーン。店舗のQSC(品質・接客・清潔さ)を高める活動に取り組んでいます。2021年8月5日の「新中期経営計画策定のお知らせ」には、「DX を活用した事業構造改革」としてタブレット・配膳ロボット・店舗クラウドカメラ・全部門のテレワークなどが挙げられており、そのうちの「店舗クラウドカメラ」が今回全店で実現した形となります。
クラウドカメラ設置の背景には、「食事後の食器がテーブルに長時間置かれたままになっていないか」「作業が集中している業務に従業員が効率よく配置されているか」などを確認し、改善に生かすという狙いがあります。
クラウドカメラとは
クラウドカメラは、パソコンのウェブカメラと同様の仕組みとなっています。従来のカメラの多くは、各店舗の事務室などに専用モニターを設置する形式となっていましたが、クラウドカメラは設置が容易なうえ、ネットを通じてパソコンやタブレットで映像を共有することができます。
2019年には店長のシフト作成をクラウド活用で自動化するなど、早くから店舗DXに取り組んできた幸楽苑。今後どのようにして店舗のオペレーション改善やその先の事業構造改革に取り組んでいくのか、注目です。
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<参照>
日本経済新聞:幸楽苑、全店にクラウドカメラ 従業員のサービス向上へ
株式会社 幸楽苑ホールディングス:新中期経営計画策定のお知らせ
※参考
ITmediaNEWS:ラーメン屋・幸楽苑、店長の「シフト作成」をクラウド活用で自動化へ 「バイト入れる?」と聞く手間省く