ヘアログとは、日本全国の美容室とその口コミを掲載した集客サイトで、ユーザーが美容室の口コミを投稿するシステムです。
この特徴としては、投稿件数が多くなるほどユーザーの「レビュアーランク」と影響力が上昇するシステムとなっており、影響力のあるユーザーの口コミは美容室の集客にも大きな影響を与える点です。
美容室にとって、Web上でのマーケティングは集客を行ううえで必須になっています。この記事では、ヘアログに美容室を掲載するメリットやデメリット、美容室の掲載方法について解説します。
ヘアログとは
以下では、ヘアログの概要や、美容院の評価にどのような影響を与えるのかについて解説します。
日本全国の美容室口コミサイト:サービス内容は?
ヘアログは、東京都目黒区に本社を構える株式会社ノーマリズムが運営しています。
美容室に特化した口コミサイトであり、日本全国の美容室とその口コミを掲載しています。掲載されている美容室の数は、2021年3月現在、14万5千店舗となっています。
ヘアログを利用するユーザーは、価格帯やユーザーがつけた口コミに基づく人気順、自分がなりたいヘアスタイルなど、様々な条件に合わせて美容室を検索できます。
また、口コミはネガティブなものとポジティブなものどちらも掲載され、ユーザーが5点満点でつけた口コミで美容室の順位が変動する仕組みです。
ヘアログの使い方
1. 都道府県やメニュー別に美容室を探す2. 美容室の口コミをチェックする
3. ヘアログからの予約か公式サイトからの予約かを選び、予約する
レビュアーランクとは
ヘアログを通じて美容室を利用したユーザーは、レビュアーとして美容室に口コミと点数をつけることができます。
口コミの投稿件数に応じて、レビュアーには以下の5段階のランクが与えられます。
新しいレビュアー |
1店舗の口コミ |
レビュアー |
2店舗の口コミ |
サポーター |
5店舗の口コミ |
アンバサダー |
|
スペシャルアンバサダー |
レビュアーの「影響度」とは
ヘアログのレビュアーには「影響度」という数値があります。これは、ユーザーが投稿した口コミが店舗の評価に影響を与える度合いのことです。
ヘアログのユーザーは、レビュアーランクが上がるとともに影響度も上がります。影響度にはレベル1からレベル5までの5段階が設定されており、影響度の高いユーザーの口コミは美容室の評価に大きな影響を与えます。
美容室に対して高評価ばかりつけるユーザーの影響度は低いままとなります。ユーザーが高い影響度を得るためには、ポジティブな口コミばかりでなくネガティブな口コミも投稿している必要があります。
ユーザーは、レビュアーの口コミの信憑性を確かめるために、レビュアーのプロフィールも見ることができます。
美容室をヘアログに掲載する3つのメリット
美容室をヘアログに掲載することは、店舗側に様々なメリットをもたらします。ここでは、どのようなメリットがあるのかを3点解説します。
1. 店舗の情報を無料で掲載できる
美容室をヘアログに掲載するメリットの1つ目は、店舗の情報を無料で掲載できることです。
店舗の基本情報、写真、スタッフ情報などが完全無料で掲載でき、またユーザーのアクセス解析をすることもできます。
併せて、ヘアスタイルや割引クーポンなども掲載可能なため、新規顧客の獲得に効果があります。
また、店舗の求人情報も載せることができ、人手不足の美容室にもメリットがあります。
2. 無料で使える「ネット予約機能」
美容室をヘアログに掲載するメリットの2つ目は、無料で使える「ネット予約機能」があることです。
新型コロナウイルスが流行して美容室の経営が落ち込む中、ヘアログでは、美容室への支援策として予約機能を完全無料で提供しています。
従量課金や制限がなく、営業時間に関わらず24時間予約受付が可能です。
このネット予約機能によって、電話対応業務の負担を軽減できるほか、店舗の営業時間に関係なく簡単に予約できるため、集客効果が見込めます。
美容室がこの予約機能を導入する際は、日時指定予約システムと順番受付システム(直近の空き時間から順次予約枠が埋まる)の2タイプからの選択が可能です。
導入までの流れは、無料サロン会員に登録し、アカウントの発行を受ける必要があります。その後、管理画面から予約設定を行うことで、予約スタートとなります。
2015年には、株式会社リクルートライフスタイルが運営する「ホットペッパービューティー」のネット予約機能の連携も実装されており、すでにホットペッパ―ビューティに店舗情報を掲載している場合にはそれを活用できます。。
3. カットモデルのスカウトができる
美容室をヘアログに掲載するメリットの3つ目は、サロンモデルやカットモデルのスカウトができることです。
ヘアログでは、サロンモデルやカットモデルと美容室のマッチングサービスも提供しています。
スカウト希望のユーザーに対し、美容室はWeb上でスカウトができます。
美容室側は撮影モデル希望(ヘアカタログの撮影、セミナー、ショーモデル希望)、練習モデル希望(技術向上目的)、特別オファー希望(行きつけの美容院を探しているユーザー)等のジャンル、性別、髪の長さなど、目的に合わせてモデルを絞り込みスカウトができます。
従来は路上でのスカウトを行う美容室もありましたが、こうしたスカウト業務の負担が軽減できるほか、新たに求人用のサイトを立ち上げる必要がなく、費用と時間の節約になるなどのメリットがあります。
ヘアログに掲載するデメリット~悪質な口コミが書き込まれる可能性~
ヘアログに美容室を掲載することで生じるデメリットとしては、悪質な口コミが書き込まれる可能性があることです。
ただ、低評価や悪質な口コミが投稿され、店舗のイメージが悪くなったり集客が落ち込んだりするリスクはどの口コミサイトでもあるものです。
ヘアログにおいて、利用規約に違反するような悪質な口コミを書き込まれた場合、お問い合わせフォームで問い合わせたり法的措置を講じたりすることによって、削除依頼を出すことが可能です。
ヘアログに美容室を掲載する方法
先述したように、ヘアログに美容室を掲載する上では、メリットやデメリットが存在します。
メリットとデメリットどちらも理解した上でヘアログに美容室を掲載する場合、まず無料のサロン会員登録が必要です。
掲載までの流れとしては、まずサロン会員登録に申し込み、ヘアログからの電話確認・書類確認を受ける必要があります。その後、審査へと進み、本登録用メールを送付し、利用開始となります。
ヘアログを活用して集客アップを
美容室がヘアログに自店舗を掲載することで、店舗の知名度の向上や売上の増加を見込めます。また、ヘアログは様々なサービスが無料のため、利用開始に踏み切りやすいのもポイントです。
現在、新型コロナウイルスの影響で、美容室業界の売上は落ち込み傾向です。ヘアログでは無料で使える「ネット予約機能」を提供するなど、美容室の利用を促進するようなサービスが備わっています。
ヘアログを活用したWeb上での集客は、新型コロナウイルスで落ち込んだ売り上げを回復する手立ての一つになるでしょう。
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