フリーWi-Fi利用に伴う「危険性」とは?接続する際のセキュリティ対策について解説

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カフェやコンビニ、駅などに設けられているフリースポットで使えるフリーWi-Fiは便利なサービスですが、ウイルス感染や不正アクセスの危険性もあります。

リスクを軽減するには通信内容を暗号化しているWi-FiやVPNを利用するなど、対策を組む必要があります。

この記事では、フリーWi-Fiの概要、危険性、接続方法、セキュリティ対策を解説します。

フリーWi-Fiと利用リスク

商業施設や公共施設などで誰でも無料で利用できるフリーWi-Fiは便利ですが、リスクも孕んでいます。

以下では、フリーWi-Fiの概要、危険性、接続方法を解説します。

フリーWi-Fiとは

フリーWi-Fiとは公共無線LANの一種です。

その名の通り誰でも無料で利用できる点がメリットで、フリーWi-Fiに接続すればスマートフォンのパケット通信量を抑えられ、単体では通信機能を持たないノートパソコンもインターネットが使えるようになります。

ホテルや空港、駅、ファストフード店、観光地などさまざまな場所で提供されており、多くのユーザーから重宝されているサービスです。

フリーWi-Fiの危険性

フリーWi-Fiの多くはセキュリティが甘く、接続することで不正アクセスを受けたり、ウイルスに感染したりするリスクがあります。

暗号化されていない場合は通信内容を傍受できるため、通販サイトで入力した住所やクレジットカード情報、アドレス帳に登録されている人物の電話番号やメールアドレスを抜き取られるリスクもあります。

その他にもSNSアカウントの乗っ取り行為や、写真や動画が流出するケースなどもあるようです。

フリーWi-Fiの接続方法

フリーWi-Fiへの接続方法はサービスによって異なりますが、以下の5タイプが主流です。

1. 自動接続

接続可能なアクセスポイントに近づくと自動的に接続されます。

通信事業者が自社キャリアのユーザーに向けて提供しているWi-Fiサービスで多く用いられている方式です。

2. アプリ方式

接続用のアプリをインストールして接続します。

外国人旅行者向けの「JAPAN Free Wi-Fi」が有名です。

3. 手動接続

スマートフォンやパソコンの設定画面でスポットの情報を入力して接続します。

アクセスポイントを識別するためのSSID、通信を暗号化するための暗号化キーを入力する必要があります。

4. 規約同意方式

独自の利用規約を設けており、規約に同意すると接続できます。

5. ユーザー認証方式

ユーザー登録してIDやパスワードを入力すると接続できます。

一部、メールアドレスの登録のみで利用できるサービスもあります。

フリースポットでやってはいけないこと

リースポットとは、フリーWi-Fiに接続できる場所を指します。

以下では、個人情報や通信内容を傍受されないために注意すべきポイントを解説します。

提供元不明なフリースポットの使用

商業施設や宿泊施設のフリースポットは、安全性に配慮されているケースが大半です。

注意すべきは、周辺に告知がないにもかかわらず開放されているスポットです。

街中で自由に利用できるWi-Fiを見つけるとつい接続したくなりますが、中には情報を抜き取るために開放している悪質なユーザーもいるため、 提供元が確認できない場合は利用を控えるべきです。

また、フリースポットの近くでよく似たSSIDを設定している「なりすましスポット」にも注意が必要です。

接続先を選択する際に似たような名称のスポットが複数並んでいる場合は、偽物が紛れ込んでいるリスクが高いでしょう。

暗号化されていないフリースポットの利用

ネットワーク名の横に「鍵のマーク」があれば暗号化されています。

暗合化されていないフリースポットは通信内容を傍受されるリスクがあるため、鍵マークのないスポットは利用を避けることをおすすめします。

暗号化には「WPA」「WPA2」「WEP」という3つの方式があり、なかでもWEPはセキュリティレベルが低く、比較的簡単に解読されてしまいます。

方式は以下の手順で確認できます。

【iOS】

WEPを採用しているスポットに接続すると「セキュリティに関する勧告」が表示されます。

【Android】

多くの端末で、Wi-Fiのネットワーク名の下に暗号化方式が表示されます。

【Windows10】

Wi-Fiアイコンをクリックして、「ネットワーク設定」へ進むと「セキュリティの種類」が表示されます。

ログインが必要なページへのアクセスや個人情報の送受信

フリーWi-Fiへの接続中、ログインIDやパスワードの送信は避けた方が賢明です。

またネットバンキングや株取引、FXトレード、通販サイトの利用などもリスクが大きいため、控えたほうがよいでしょう。

「他人に見られて困る情報は入力しない」と意識することで、大きな被害を防げるでしょう。

知っておくべきセキュリティ対策

フリーWi-Fiは危険性を理解したうえで利用すれば、非常に便利なサービスです。

うまく活用するためにはセキュリティ対策を知っておくことが大切です。

以下では、フリーWi-Fiを利用する際の注意点を解説します。

暗号化されているフリーWi-Fiのみ使用する

暗号化されていないフリーWi-Fiは利用しないよう心がけましょう。

「鍵マーク」のないWi-Fi、WEP方式で暗号化しているWi-Fiを避けるだけでもリスクを軽減できます。

周辺のWi-Fiを自動で検知し接続する設定をあらかじめオフにしておくか、接続するとき以外はWi-Fiを切っておくと安心です。

HTTPS化されていないURLは避ける

URLが「https」から始まるサイトは、HTTPS通信を採用しています。

HTTPS化されたサイトは閲覧者の端末とサーバー間の通信を暗号化するため、情報漏えいの危険性が低くなります。

一方、URLが「http」から始まるサイトは暗号化されていないため、セキュリティが甘いといえます。

最近では多くのサイトがHTTPS化されているものの、HTTPS通信を導入していないサイトもあるため注意が必要です。

VPNを活用する

VPN(Virtual Private Network)とは、仮想のプライベートネットワークを設けて通信内容の傍受や改ざんを防ぐ技術です。

筑波大学が公開している「VPN Gate」や、「@nifty VPN wifi」のような各種のVPNサービスを利用するだけでフリースポットでの通信を暗号化できます。

アプリをインストールして利用するVPNもあるため、アプリストア内で検索するのもよいでしょう。

少しの心がけでフリーWi-Fiの情報漏えいリスクを回避

商業施設や喫茶店でのちょっとした待ち時間に、動画などを見て過ごす機会が増えています。

動画視聴には多くの通信容量を必要としますが、フリーWi-Fiを使えばスマートフォンの通信制限を気にする必要がなくなります。

そのため気軽に接続してしまいがちですが、個人情報の流出やウイルス感染のリスクがあることを忘れてはなりません。

「知られると困る情報は入力しない」というちょっとした心がけだけでも、致命的な損害を回避できます。

  • 不審な名前のSSIDには接続しない
  • 鍵マークがないWi-Fiには接続しない
  • VPNサービスを活用する

といった対策を取りながら、フリーWi-Fiを便利に活用しましょう。

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