オリンピック期間中ホテルが予約できない2つの理由と宿泊施設が不足しない理由3つ

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2020年7月に開催される東京オリンピック、観戦チケットの抽選も大きな話題となりました。

しかし「当選したものの、会場周辺のホテルが予約できない!」という声も聞こえてきます。

本当にオリンピック期間中に宿泊できる施設はないのか、いまから予約するにはどうしたらよいかをご紹介します。

オリンピック期間中のホテル予約が取れない!?

ニュース等でも「オリンピック期間中のホテル不足」が報道されていますが、なぜこのような事態に陥ってしまったのでしょうか?

ホテルの予約が取れない」理由は大きく2つ挙げられます。

理由1:関係者による仮押さえ

オリンピック会場周辺のホテルを予約できない原因のひとつに「会期中の在庫はすべて大会組織委員会に提供している」ホテル関係者談)ことが挙げられます。

16会場が集まる東京ベイゾーン、11会場が集まるヘリテッジゾーンを中心に、約46,000室が国際オリンピック委員会や競技団体などの関係者によって仮押さえされているのです。

たとえば東京有明地区のホテル「東京ベイ有明ワシントンホテル」のホームページには「関係者の宿泊を優先するため、7月10日から8月11日までの予約受け付けを今年11月まで休止する」と掲載されています。

理由2:値段の高騰

世界中から多くの観戦客が訪れる期間ということで宿泊料金が高騰しています。

民泊を見ても10万円を超えるところが多く、なかには普段2万円で借りられる部屋が45万円を超えているケースもありました。

「日帰りで行くしかない」という声も出ているようです。

「宿泊施設は不足しない!」という意見も

2020年1月現在、ホテルの予約が難しいのは確かですが、タイミングを見計らうことによって問題が解消されるという声もあります。

「観戦客以外はほとんど来ない」という予想

オリンピック開催国の国民が競技会場周辺を訪れることが、宿泊施設の需要を急増させている原因ではないかという見方があります。

このことによる開催地の混雑、宿泊料金の高騰を避けるため、訪日観光客が訪問時期を変えたり、宿泊先を別の場所にしたりとシフトしてしまう可能性があります。

これを「クラウディングアウト効果」と呼び、みずほ総合研究所のレポートでは、「東京でのオリンピック開催時もこの現象が起こるため、宿泊施設は不足しない」という予測が発表されました。

大会関係者の「仮押さえ」分が放出される

大会関係者のための宿泊先を用意することは、オリンピック招致時の条件にもなっています。

そのために多数の部屋が「仮押さえ」されていることが、宿泊施設が埋まってしまった原因のひとつです。

ただし過去には、オリンピック開催直前に不要となった部屋の予約がキャンセルされ、高騰していた宿泊相場が大幅に値崩れした例もあります。

2020年に向けて2018年ごろから宿泊施設が急増していることもあり、今回も「値崩れ」の事態に陥るかもしれません。

訪日韓国人の減少

2019年8月以降、訪日韓国人が減少していることも影響すると考えられています。

定期就航便を減便するなどの状況はすぐには回復しないと見られており、オリンピック期間中も影響が出ると予想されています。

どうやって予約をとるのか

関係者分の部屋がキャンセルされれば会場付近のホテルを予約できそうですが、そのタイミングがいつになるかは不確定です。

現時点で宿泊先を確保するには、宿泊エリアや施設形態の工夫がポイントです。

郊外の宿泊施設を予約

競技会場に近いほど空室が少なく料金も高騰しているため、会場から離れたエリアの宿泊施設を探してみましょう。

たとえば東京都内であれば多摩地区、千葉県内や埼玉県内も狙い目です。

日中は30分ほどで都内に出られる交通手段もあります。ただし早朝や深夜になると電車やバスの本数が減るため、競技終了時間に注意してください。

民泊の活用

2018年から可能になった民泊サービスイベント民泊があります。

大規模なイベントが開催されるときだけ、営業許可を取得していない一般家庭なども宿泊施設として活用できるというものです。

Airbnbなどを活用して検索すると、オリンピック開催時期に宿泊できる一般の民家やアパートの一室が見つかる可能性があります。

オリンピック期間のホテル予約はタイミングが大切

オリンピック期間中のホテル不足が叫ばれていますが、宿泊エリアの工夫や民泊の活用によって、いまからでも宿泊先を予約することができます。

時期が見えないものの大会関係者の「仮押さえ」分が放出される可能性も残されているため、「日帰り」を決め込むのはまだ早いのかもしれません。

<参照>

みずほ総合研究所:2020年東京五輪開催年のホテル需給の試算

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    この記事の筆者

    口コミラボ編集部

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