食堂とは本来、建物内にある食事を摂るための部屋という意味を持ち、その言葉の意味が転じて、現在では多種多様な料理を提供する飲食店のことを指すようになりました。大衆食堂とも呼ばれます。
食堂は飲食店の中でも家庭料理などを中心としたメニューが豊富で、その品々を安価な価格で食べることができます。食堂は戦前後から営業している店舗も多く、古い外観ですが、味の美味しさと人情には間違いありません。定食や丼ものなど和食ベースのメニューに加え、オムライスやカレー、焼きそばなど日本人にとって馴染み深い味を食べることができます。まさにその「おばあちゃんの味」が人々の心を長年鷲掴みにしてきました。近年、ファストフードなどの影響で営業困難に陥っている店も多くありますが、常連のお客さんの支えや、レトロブームでの若者の流入などにより再加熱してきています。