東邦亜鉛とは東京都千代田区に本社を構える、日本の非鉄金属メーカーです。主力の製錬事業を中心としながら、資源や電子部材あるいは機能材料、さらには環境リサイクルやソフトカームなど、金属製錬の高度な技術を活かした様々な事業を幅広く展開します。
東邦亜鉛は1937年に亜鉛の製錬会社として設立され、1941年に現在の社名に変更されました。戦後は国内各地の製錬所で操業を開始し、さらにオーストラリアの鉱山開発や中国での事業所設立など、海外へも積極的な進出を果たしています。創業時からの主力である亜鉛製錬事業では国内シェアの約20％を占めており、業界トップクラス。また資源事業ではオーストラリアの鉱山会社を拠点としながら、原料鉱石の安定供給体制を整備し、競争力のある優良資源の確保に努めています。この他にもエレクトロニクス製品に不可欠なインダクタ・トランスを製造販売する電子部品事業や、産業廃棄物を無害化する中間処理で豊富な実績のある環境リサイクル事業など、非鉄金属メーカーの強みを活かした事業が目立ちます。
