日立造船とは大阪市に本社を構える機械メーカーであり、関西財界の中心企業の1つで知られます。主に環境装置や工場設備、産業機械や発電設備などの機械設備を製造しており、特に環境およびプラント事業が主力です。
日立造船は1881年に大阪で創業した鉄工所をルーツとしており、その後の1943年に現在の社名となりました。当初は財閥グループに属していましたが、太平洋戦争の敗戦による財閥解体で1946年にグループを離脱しており、現在では社名だけが残っています。また、他社へ造船事業を移管したことで事実上の撤退をしたことから実際の事業内容とは異なっており、現在、同社の主力事業は環境およびプラント事業が中心です。発電設備付き機械式ごみ焼却炉をはじめ、ガス化溶融炉や造水プラントなど、この分野で数々の実績があります。
