富士フィルムは東京都港区に本社がある日本の化学メーカーです。写真主体の事業から始まり、複写機や医療、印刷、液晶材料など多角化しており、現在は売上げの半数近くがオフィス用印刷機器などのドキュメントソリューションです。
富士フィルムは、写真フィルム製造の国産工業化計画に基づき、1934年に大日本セルロイド株式会社の写真フィルム事業を分離して創立したのが始まりです。1958年にはブラジルに現地法人を設立し海外進出を続けていきますが、2000年代になり写真関連ビジネスの落ち込みに伴い経営改革に着手、業態変革を推し進めます。2001年に富士ゼロックスの連結子会社化したこともそのひとつで、オフィス向けドキュメントソリューション事業として会社全体の再編を図ります。その後、化粧品や医療事業へと参入しヘルスケアや産業機材・電子材料など事業を多角化することで、現在は「ヘルスケア」「マテリアルズ」「ビジネスイノベーション」「イメージング」の4つの事業領域で成長を目指しています。
