ばんえい十勝とは、北海道帯広市に本社を置くSPCとかちむら株式会社が運営する日本の地方競馬のことです。ばん馬という大型の馬が重いソリを引いて着順を競い合うという世界で唯一の形態の競馬となります。
ばんえい十勝は、2007年に北海道市営競馬組合が解散となったことをきっかけに、帯広市単独でのばんえい競馬の運営を始めました。農耕馬を祖とする大型のばんえい馬による競馬事業となりますが、元々は明治の北海道開拓時期に、馬の力比べをする地方余興として行われていたことが原型です。
現在では全長200ｍのコースに二つの障害（台形型の山）を設けて、競争させ引いたソリの最後部がゴールより後ろに入るまでを競わせています。特徴的なことは、重いソリを引くことから人間が並走で追いつけるスピードのため、馬と一緒に観客がゴール付近まで並走し、観客席から間近でその競争を観覧することができる点です。
