地図開発プラットフォーム「Mapbox」を提供するマップボックス・ジャパン合同会社は1月31日、「次世代AI都市シミュレーター」の実証実験において、さまざまなデータやAIが予測した膨大な情報をデジタルマップに可視化するツールとしてMapboxが採用されたと発表しました。
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Mapbox、「次世代AI都市シミュレーター」に採用
「次世代AI都市シミュレーター」は、東京大学とソフトバンクによる「Beyond AI 連携事業」の研究テーマのひとつです。
この実証実験では、デジタル空間上に小田急線海老名駅周辺エリアを再現します。現実世界の情報をもとにして仮想世界に現実と同じ環境を再現し、さまざまなシミュレーションを行う「デジタルツイン」という技術が用いられます。
これまでの試験でインセンティブが行動変容に与える効果が検証され、商業施設への来館状況や売上向上の効果を予測し、複数店舗での買い回りやイベント後の購買などの行動変容を促す「人流誘導アルゴリズム」が開発されました。
Mapboxによる直感的・感覚的な地図開発で、実証実験に貢献
「次世代AI都市シミュレーター」において、Mapboxはデジタルツインの構築やデータ表示ツールとして採用されています。
膨大で多種多様な情報を扱うシミュレーターでは、デジタルツインのベースとなる仮想空間(デジタルマップ)において、高い視認性や動作の滑らかさが要求されるほか、実証実験段階であるため改修が容易であることも重要となります。
Mapboxは膨大なデータを直感的・感覚的に把握できる地図が開発ができるため、この実証実験でさまざまな分析に貢献しています。
カラーリングなど地図を自由にデザインすることができるほか、ローコードでの改修も容易で、地図に載せる情報も3Dグラフやヒートマップなど多彩な形式で表示できます。
ソフトバンクはMapboxについて、その高い拡張性と、それを取り巻くエコシステムによって、求めていた機能を簡単にかつ高品質に実現することができたと高く評価しているということです。
<参照>
Mapbox:MapboxがBeyond AI 連携事業の「次世代AI都市シミュレーター」に採用されました
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