アゴダは、宿泊施設の検索や予約ができるプラットフォームです。世界中の宿泊施設を取り扱っており、アゴダに旅館の情報を掲載すればインバウンド客にもアプローチできます。
最低価格保証や会員限定価格などの魅力的な機能がある一方、設計の面ではユーザーにとってわかりにくい部分もあり、デメリットも存在します。旅館においてアゴダを活用する際には、ユーザーに誤解を与えないような工夫が求められるでしょう。
この記事では、アゴダの概要、メリットとデメリット、旅館における活用事例と注意点を紹介します。
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アゴダ(Agoda)とは
アゴダ(Agoda)とは、世界中の宿泊施設を検索、予約できるオンラインプラットフォームです。ホテルやプライベートヴィラ、バケーションレンタルなど、さまざまな宿泊施設を取り扱っており、サービスはWebサイトとアプリから利用できます。
以下では、アゴダの特徴を紹介します。
アゴダの特徴1. 最低価格保証
アゴダは、最低価格保証を公言しています。最低価格保証は、ほかのWebサイトやアプリで同一の宿泊プランがアゴダよりも安い金額で販売されていた場合、差額を返金するサービスです。
ただし、宿泊プラン、支払方法、キャンセルポリシーなど、すべての条件が同一でないと認められない点には注意が必要です。また、アゴダの担当者が確認した時点で掲載されていなければいけません。
アゴダの特徴2. 会員限定価格
アゴダでは、会員を募集しています。無料で登録できるうえ、会員限定の特別料金やタイムセールなど、さまざまな特典が用意されており、アゴダのサービスをよりお得に利用できます。
Facebookアカウントとの連携、または名前とメールアドレス、パスワードを入力すれば、会員登録は完了です。
アゴダの特徴3. ポイントマックス
ポイントマックスは、アゴダが提携する企業のロイヤルティプログラムでポイントやマイルを貯められるサービスです。46社の提携企業の中からプログラムを選択して、宿泊施設を予約します。
アゴダ経由での決済金額に応じてポイントやマイルを貯められますが、通常の料金プランと異なる点や、最低価格保証が受けられない点には注意が必要です。
旅館がアゴダに掲載するメリット・デメリット
アゴダへの登録は、インバウンド観光客を獲得するうえで効果的な方法です。旅館は、アゴダに登録することで世界中のユーザーにアプローチできるだけでなく、口コミ機能で宿泊施設のよさをアピールできます。
一方で、掲載情報が古かったり、誤解を招いたりすれば、利用者とのトラブルに発展するデメリットもあります。
続いて、アゴダに登録するメリットとデメリットを紹介します。
メリット「アジア圏に強い」「口コミ機能」
アゴダは、アジア圏で多くのユーザーを獲得しています。韓国や中国をはじめとする、アジア諸国からの訪日観光客数は、訪日外国人のうちに占める割合も高く、インバウンド対策にも役立つでしょう。
全世界でみると、アゴダは65か国で利用されており、230万人以上のユーザーを獲得しています。
また、アゴダでは宿泊施設を利用したユーザーの口コミを掲載しています。口コミは、ユーザーが宿泊施設を選ぶうえで役立つだけでなく、サービスの質を向上するための指標にもなります。
デメリット「利用者とのトラブル」イメージのリスク
インターネットで評判を調べてみると、アゴダのサービスに対して、価格の説明が不十分であるとの指摘がされています。海外の宿泊施設でのトラブルにより、このような口コミが発生しているようです。
アゴダに施設情報を掲載する際は、登録情報を最新の状態にし、表示される支払い金額が適用される条件について誤解が生まれる余地はないか、ユーザー目線で確認するとよいでしょう。
旅館のアゴダ活用事例
アゴダに施設情報を掲載すれば世界中のユーザーにアプローチできますが、必ず集客につながるわけではありません。ユーザーの興味をひきつけるには、いくつかのポイントがあります。
また、集客におけるポイントを知るうえでは、競合他社の事例が参考になるでしょう。
以下では、温泉旅館由縁新宿の事例をもとに、旅館がアゴダを活用するうえでのポイントを紹介します。
トップページには写真を載せ雰囲気を伝える
アゴダでは、施設情報のトップページに写真を掲載できます。トップページは、宿泊施設を検索したユーザーがはじめに閲覧するページのため、ユーザーの興味や関心をひける写真を掲載することが大切です。トップページに魅力的な写真を掲載すれば、離脱率を下げるうえでも役立つでしょう。
温泉旅館由縁新宿は、トップページに旅館の外観や客室、温泉などの写真を掲載しています。豊富な写真には、ユーザーに訴求するだけでなく、旅館のイメージを正しく伝える目的もあります。
旅館の雰囲気が訪問前のイメージと異なっていた場合、顧客満足度の低下やクレームにつながるおそれもあります。アゴダに掲載する写真は、旅館の雰囲気が適切に伝わる写真を選ぶとよいでしょう。
施設情報を詳しく掲載
アゴダでは、施設情報のページに従業員が対応可能な言語、バリアフリーやインターネットに関する設備を掲載できます。これらは特定のユーザー層のみが必要とするものですが、日本語が話せない外国人客や車いすの顧客にとっては必須要件です。
そのほかに温浴施設やクレンリネスに関する項目もあります。これらの項目は、多様なニーズに応えられることをアピールするうえで役立ちます。
また、アクセスや周辺情報を掲載すれば、訪問する観光地の近くで宿泊施設を探しているユーザーに訴求できます。過去の顧客データをもとに、旅館を利用する顧客にとって魅力的なポイントを網羅することで効果的に集客をつなげられるでしょう。
詳しく旅館情報を記載しユーザーに魅力を伝える
アゴダは、宿泊施設の検索や予約ができるプラットフォームです。世界中で利用されており、インバウンド客の獲得にも活用できます。
アゴダには、最低価格保証や会員限定価格、提携企業のポイントやマイルを貯められるロイヤルティプログラムなど、さまざまな魅力があります。アゴダを通じてユーザーに施設の魅力を理解してもらえるよう、写真や基本情報、料金や設備に関する案内を充実させることが大切です。
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