SNSが情報収集および発信の中心手段となった現在、企業プロモーションやブランディングの一環でInstagramが利用されることも増えてきています。
遊園地や水族館、動物園などのレジャーランドはInstagramとの相性が良く、活用の仕方によっては高い拡散性と集客力を得られます。成功のカギは統一感のある写真選びとユーザーが思わずフォローしたくなるようなブランディングです
レジャーランドの集客にInstagramを利用すべき理由
Instagramは写真をメインに情報を発信するSNSです。利用者数や影響力などをもとに、レジャーランドが活用するべき理由を紹介します。1. ユーザーが増加している
FacebookやTwitterなどのSNSでは文字をメインにした情報発信が主流でしたが、2010年にリリースされたInstagramは写真をメインにした新しいSNSとして世界的に注目されました。国内でも2017年の流行語大賞に「インスタ映え」という言葉が選ばれるほど、世間に浸透したSNSとなりました。Instagramの利用者数は2018年11月に2,900万人、2019年3月には3,300万人と半年間で約400万人以上も増加しています。
利用者は年々増えており、情報発信や集客の手段としてビジネスシーンでの活用も注目されています。
2. 写真の与える影響が大きい
写真をメインに情報を発信するため、ユーザーは「見た目」「雰囲気」などの感覚で情報を得られることが特徴です。写真映えする遊具や展示物、飲食やおみやげなどが揃っているレジャーランドは、Instagramでの魅力訴求に適しているといえます。
写真の撮影方法などにこだわり、ユーザーが思わず行きたくなるような投稿を行うことがプロモーションに有効です。
3. インフルエンサーや広告を活用するという選択肢も
Instagramユーザーにとって憧れの存在である「インフルエンサー」は、情報発信において大きな影響力を持っています。彼らが特定の商品やサービスを紹介する場合、一般的な広告を打ち出すよりも、ユーザーに好意的に捉えられやすくなる可能性が高まります。
また、Instagramにはストーリーズ広告や写真・動画広告、カルーセル広告、コレクション広告、発見タブ広告など、豊富なプロモーション手段が用意されています。
ユーザーの年齢や性別、地域、興味・関心など細かいターゲティング設定が可能で、届けたいユーザーに無駄なく広告を配信できます。
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レジャーランドのInstagram事例を紹介
Instagramを活用しているレジャーランドの中で、コンセプトが明快でオリジナリティのある投稿が魅力のアカウントを3例紹介します。1.パークの世界観を写真でも:東京ディズニーリゾート
東京ディズニーリゾートはInstagramでも世界観を統一した運用に成功しています。施設の雰囲気や世界観を壊さないような投稿内容を徹底し、ブランドイメージをさらに高めています。
作品のワンシーンを切り取ったようなクオリティの高い写真や、キャラクター目線の投稿が展開されており、季節や各アトラクションに焦点を当てた写真なども人気です。
ユーザーはInstagramを通じてパーク内の新たな魅力を発見したり、自分がパーク内にいるような気持ちになったりすることができます。
Instagram:東京ディズニーリゾートによる投稿
2.フォトコンテストを開催:八景島シーパラダイス
神奈川県にある八景島シーパラダイスでは、動物たちを至近距離で撮影した写真や動画、それぞれの特徴を紹介するなど、Instagramでしか見られないコンテンツを意識しています。過去にはフォロワー参加型のフォトコンテストが開催され、選ばれた写真がカレンダーになるイベント企画なども行っています。
八景島シーパラダイスだからこそ発信できる写真や、ファンとの交流をうまく活用している事例です。
Instagram:八景島シーパラダイスによる投稿
3.来館者の写真を投稿:横浜アンパンマンこどもミュージアム
横浜アンパンマンこどもミュージアムは、施設の様子を紹介するだけでなく、子どもと家族の笑顔が溢れるInstagramを運用しています。施設を楽しんでいる子どもたちと家族の写真を投稿することで、来館した本人たちの思い出にも残り、来館を検討している保護者はどんなことをすると子どもたちが楽しめるかを、写真から知ることができます。
またストーリー機能でフォトコンテストを展開したり誕生日の子どもたちを祝ったりと、Instagramのさまざまな機能を有効に活用している事例です。
Instagram:横浜アンパンマンこどもミュージアムによる投稿
成功するInstagram投稿の特徴
Instagramの特徴を理解したうえでユーザーの視点に立って投稿していくことが、注目されるアカウントを運営する際のポイントです。
1. 思わず「いいね!」したくなる投稿を意識する
SNS運用を成功させるために、投稿を見たユーザーが思わず「いいね!」を押したくなる写真や動画、企画を展開していきましょう。コンセプトやターゲットに合わせた写真選びはもちろん、そこに添える文章の言葉遣いや、雰囲気の統一などがあげられます。
思わずフォローしたくなるような「興味をそそる投稿」「想いのこもったメッセージ」「ここだけの情報」などを含めると、ファンが増える可能性が高まります。
一方、似たような投稿を並べてしまうとフォロワーが飽きてしまい、離れていくことも考えられるので注意が必要です。
2. レジャーランドならではのハッシュタグを活用する
集客を目的にInstagramを運用する場合は、効果的なハッシュタグの使い方を理解する必要があります。ユーザー目線でハッシュタグを考え、季節やイベント、流行に関連したハッシュタグを活用すると効果的に投稿を拡散できます。
レジャーランドの場合は、ブランド名だけでなくテーマに合ったハッシュタグをつくるとファンが増えます。
たとえばキャラクターの名前や季節のイベントに関するハッシュタグを作成することで、特定の領域で人気の投稿がつくりだせるようになります。
投稿にうまくハッシュタグを盛り込めれば、近い趣味を持ったユーザーを引き込めるようになります。
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3. 投稿に統一感を出す
ユーザーは気に入った投稿を見つけた場合、プロフィールを見てからそのアカウントをフォローするか決める人がほとんどです。プロフィール欄を見ると過去投稿の一覧が目に入るため、アカウントをフォローするか決めるとき、1枚の写真の質より、写真全体の「統一感」のほうが重要な判断材料となります。
過去投稿の一覧は、そのアカウントの雰囲気や統一感、世界観を知るうえで重要です。投稿に統一感がなければアカウントの伝えたい軸やターゲット層もぶれてしまいます。反対に統一感を意識することで、投稿が蓄積されていった場合に、世界観に共感するユーザーからのフォロー率が高まります。
施設に合った投稿方法を見付けることが集客への近道
Instagramはレジャーランドとの相性が良いSNSです。インフルエンサーや広告を活用することで、影響力を高めることもできます。運用を成功させるためには、ユーザーがどのような情報を求めているのかを意識してコンセプトを決定し、写真や投稿内容に統一感を持たせることが重要です。
活用事例では、世界観を徹底しているアカウント、レジャーランドならではの情報を発信しているアカウント、ファン参加型のフォト企画を展開するアカウントを紹介しました。
こうした事例を参考に、Instagramの特性を活かしながら施設の魅力を訴求することで、集客力を高めていきましょう。
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そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
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