美容室を選ぶ基準、コロナ禍では「通いやすさ」を重視する傾向
株式会社ゲインが運営する美容師の求人・転職専門サイト「ビューティーキャリア」は、1都3県在住の200名を対象として、「コロナ前後で美容室を利用するお客様のニーズはどう変化したのか?」の調査を2021年4月2日~4月8日に実施しました。
コロナ前後での美容室を選ぶ際に重視することについては、コロナ前「技術力」が31%・「通いやすさ」が13%でしたが、コロナ後は「技術力」が11%、「通いやすさ」が38%と割合が逆転しています。
外出自粛の影響で、家から近く通いやすい美容室が選ばれる傾向にあるようです。
来店頻度が減り、低価格のメニューが人気となる傾向
コロナ前後で美容室に通う頻度の変化については「あった」と回答した人が47%となり、「月に1回」「2か月~3か月に1回」の頻度で来店していた人が減少し、「3か月~6か月」「6か月以上」の頻度で来店する人が増加しています。
また、コロナ前後における1回あたりの費用の変化については「あった」と回答した人が30%にのぼっています。
その人たちに、コロナ前後の1回の来店で利用する費用がどのように変化したかを尋ねたところ、コロナ前「3,000円以下~5,000円」が32%、コロナ後では72%と大幅に増えた一方で「5,000円~1万5,000円」の価格帯の人が減少していることがわかっています。
コロナ前後で依頼するメニューの変化については、コロナ前「カットのみ」は2%にとどまっていましたが、コロナ後は75%と驚くほど数値が伸び、「カット+カラー」「カット+トリートメントメニュー」というメニューのオーダーが大幅に減っています。
今回の調査では、コロナ禍における美容室利用では来店頻度が減り、低価格のメニューが人気となる傾向がみられました。美容室のメニューなども、変化するニーズに合わせて見直していく必要がありそうです。
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