売上を上げる7つの行動・方法|今すぐできるアイデアや成功事例を紹介!

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店舗や企業を経営しているオーナーは少しでも売上を伸ばそうとさまざまな施策を実行しています。

しかし、売上を上げる方法はたくさんありますが、やみくもに施策を実行しても、店舗の強みや顧客のニーズに合っていないと、費用対効果が悪い場合もあります。

ここでは、店舗の売上を伸ばすためにはどういった視点から施策を検討すれば良いのか、売上を上げる仕組みやコストなどの基本的な考え方を解説します。

また、売上アップにつながる具体的なアイデアや成功事例について解説します。

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売上アップのために必要な考え方

店舗や企業の売上を伸ばす施策を検討するには、売上を構成する基本的な要素やコストの考え方について、改めて把握しておく必要があります。

売上が上がる仕組み

企業や店舗で売上を上げるためには、まず売上の仕組みを理解し、それから自店舗にあった戦略を立てていくことが必要です。

売上を構成する基本的な要素は「客数(来店客×購買率)×客単価となります。

店舗を訪れた人数のうちどれだけの人が実際に購入したのか、また、一人当たりいくら購入したのかが、売上を左右する重要な要素です。

店舗の売上をアップさせたいのならば、店舗で取り扱っている商品店舗の立地、メインの客層などを分析して、売上を構成するどの要素を高めることが効果的か、戦略を組み立てることが大切です。

  • 売上=客数(来店客×購買率)×客単価

固定費・変動費のコスト削減も

売上を上げるとともに経費(以下、コスト)も店舗経営で重要な要素となります。

どれだけ客数と客単価が高くても、それを上回るようなコストが掛かっていれば営業利益はマイナスとなり赤字経営となります。

  • 営業利益=売上−コスト(固定費+変動費)

店舗経営に必要な経費(コスト)には「変動費」と「固定費」の二種類があります。

<変動費>

変動費は売上や利用料、社会情勢に連動して増減するコストのことを指し、具体的には以下のようなものが変動費に当てはまります。

  • 原材料費
  • 仕入原価
  • 販売手数料
  • クレジットカードなどの決済手数料
  • 消耗品費
  • 外注費
  • 期間限定のアルバイト
  • 派遣社員の人件費 など

<固定費>

変動費に対して、固定費は売上の増減に関係なく一定にかかるコストのことを指し、具体的には以下のようなものが固定費に当てはまります。

  • 家賃
  • 人件費
  • 機材のリース費
  • 広告宣伝費
  • 減価償却費 など

これらのコストの中には、機材のリースプランを見直したり、節電や節水を心がけたりなどで削減できるものもあります。

また、店舗の規模や形式によっては、業務の効率化やDXの導入などで変動費に含まれるアルバイトや派遣社員の人件費が削減できる場合もあるので、この機会に検討するのも良いでしょう。

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売上を上げるアイデア7選

ここでは、売上アップのための具体的なアイデアを7つ紹介します。

売上を構成する要素(来店客、購買率、客単価)を意識して、自店舗に合った効果的な施策を検討し、売上アップを目指します。

1. 初回特典による新規顧客の開拓

売上アップのため、一番にまず考えられる施策が「新規顧客の開拓」です。

既存の顧客に加えて、これまで来店したことがなかった人を新たに顧客として取り込むことで売上が増え、さらにリピーターや口コミの獲得にもつながります。

そのためには「初回特典」や「初回割引」など、これまで利用していなかった人が初めて店舗を利用する際にお得となるサービスの提供が有効となります。

ただし、あまりに初回の割引率などが高かったりすると、特典利用だけが目当ての、リピーターにはならない人たちの来店が増えてしまい、これまでの顧客が離れてしまうこともあるので注意が必要です。

2. クーポンやアプリによるリピーターの獲得

初めて来店した人がその後も継続的に店舗を利用してくれる、リピーターの獲得は店舗経営では重要です。

そのためには、来店することが顧客にもメリットとなるようなサービスの提供が必要となります。

たとえば、2回目以降の来店で利用できるリピーター限定のクーポンを配布したり、一定の購入金額ごとにスタンプを押して貯まった数に応じてプレゼントや値引きされるスタンプカードを配布したりなどがその例です。

また、店舗でLINEやInstagramなどのSNSを運用している場合、店内にQRコードを掲示して「フォローしてくれたらドリンクサービス」などの特典を用意することでフォローを促し、店舗からのお知らせを継続的に受け取ってもらえるようにすることも有効な施策となります。

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3. 口コミを集める

商品の購入や飲食店の利用に際して、口コミの評価を参考にする人が増えています。

そのため、口コミが投稿されるGoogle マップや口コミサイト店舗情報を登録して口コミを収集できるようにし、店舗独自のハッシュタグを作って店内に掲示しSNSへ投稿してもらうよう促すなど、利用客からの口コミを増やす施策が重要となります。

また、SNSに投稿したくなるような商品の開発や、店内にフォトスポットを設けるといった工夫も、口コミの増加とそれを見た人の購買意欲の高まりにつながります。

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4. 客単価を高める

売上を構成する要素として客数とともに重要なのは客単価です。

来店客数や購買率に変化がなくても、客単価を高められれば売上を上げることが可能です。

客単価を高める方法として、「来店客の滞在時間が長くなるような工夫をする」「顧客がいつも購入する商品と関連する、相性の良い商品を提案する」といった手法があります。

たとえばアパレルの店舗なら、入り口付近にはセール品を配置し、季節商品などの売れ筋商品は少し奥に配置して来店客の滞在時間を長くできるでしょう。

また、飲食店ではセットにするとドリンクなどが単品よりもお得になるといった商品を提案したり、小売店ではレジの前に思わず手に取りたくなるような商品を配置したりなどの工夫も、客単価を上げる施策となります。

5. 店舗独自のアピールポイントをつくる

売上をアップさせるには、「店舗独自の強み」を明確にすることも有効です。

来店客が他の店舗ではなく自店舗を選んでくれる理由は何か、それは来店しやすい店舗の立地だったり商品の品質、接客サービス、価格だったりとさまざまな要素があり、他の店舗にはない強みをアピールできれば、その強みにメリットを感じる顧客の来店数増加につながります。

既存の顧客が自店舗のどこに魅力を感じてくれているのかそのニーズを把握し、店舗独自のアピールポイントを明確化できれば、広告やSNSなどを活用して周知させると効果的です。

6. 商品価値を積極的にアピールする

顧客が商品を購入する際には、その商品に価格に見合った価値があるかどうかを検討したうえで購入するかを判断します。

他の店舗よりも高い価格の商品で合っても、その価格で納得するだけの商品価値があると判断されれば、顧客は商品の購入を検討するはずです。

そのためにも、顧客に対して商品価値が高いと感じてもらえるような付加価値を商品に与え、その内容を積極的にアナウンスすることが重要となります。

たとえば飲食店なら、生産地にこだわった材料や調味料、秘伝の味、独自の製法などをメニュー表や店内POPなどに表示することで、価格に見合った商品価値があることを顧客にアピールするなどの施策が考えられます。

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7. SNSやGoogleビジネスプロフィールなどの無料サービスを活用する

TwitterInstagram、Facebook、YouTubeなどのSNSや、Googleビジネスプロフィールなどは、店舗ビジネスでも活用できる無料のサービスです。

Googleマイビジネスは、2021年11月から正式名称がGoogleビジネスプロフィールに変更されています。

最近ではこういったネット上の情報から、商品の購入や利用する飲食店を検討する人が多くなり、うまくこれらのツールを活用できれば集客や売上の増加が期待できます。

それぞれのツールには違った機能や特徴があるので、発信したい内容ごとに使い分けると良いでしょう。

たとえば、Instagramではキャンペーンやメニュー情報を紹介し、Twitterでは店内の混み具合や商品の売り切れ情報などのリアルタイムの発信をするなどです。

また、Googleビジネスプロフィールオーナー確認ができていれば、一般ユーザーから投稿された口コミに対して返信ができたり、悪意のある口コミに対してGoogleに削除依頼ができたりなど口コミの管理が可能になるので、実店舗を持つオーナーにとって、Googleビジネスプロフィールは非常に重要なツールといえます。

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店舗集客を向上させる具達的な方法・行動

多くの人へ効率的に情報を届けて集客するには、オンラインでのアピールが必要不可欠です。サイトやアプリにより、利用者の年齢層や閲覧時間帯が異なることに留意して情報発信すると、効果が出やすくなります。

1. ローカルSEO(Googleビジネスプロフィール・Yahoo!プレイスなど地図アプリ)

Google等の地図アプリなどで、地域や位置情報に関連したワードで検索した際に上位表示を目指す取り組みをローカルSEOと呼びます。

Google 検索やGoogle マップの場合はGoogle ビジネスプロフィール(旧:Google マイビジネス)、Yahoo!検索やYahoo!マップの場合はYahoo!プレイスビジネス情報を登録する必要があります。

Googleビジネスプロフィールは無料で登録することでできるので、まだ登録していない店舗経営者は今すぐ登録しましょう。

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2. グルメサイトへの登録

飲食店を探す人が多く利用するグルメサイトは、店舗のウェブサイトの代替にもなる店舗のページを設けることができます。

店舗の詳しい情報や口コミ収集、ネット予約受付など顧客とのコミュニケーションにも対応しており便利ですが、掲載や機能の利用には料金もかかります。

ホットペッパーグルメ食べログなどの大手サイトは利用者数が多いだけでなく、掲載情報をきちんと管理すればローカルSEOにもポジティブな影響があります。新規顧客の。

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3. SNSの活用

年々、右肩上がりで利用者が増えているSNSは、検索キーワードを入力する替わりにハッシュタグから口コミ投稿を追え、若年層ではメインの情報収集ツールです。

大学生を対象にしたアンケートの結果、検索エンジンよりもTwitterInstagramで情報収集する人が多いことがわかっています。

投稿者とつながりがある人や興味が近しい人に情報が広がり、コストをかけずに宣伝効果を得られます。拡散スピードが速く、内容によっては炎上するリスクも伴うため、起こりうる事態を想定しながら運用するとよいでしょう。

<参照>SHIBUYA 109Lab.:イマドキ男子の実態調査-大学生の男女比較-

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4. 看板をせ

自由なデザインで訴求力の高い看板やチラシは、パソコンやスマートフォンの利用頻度が低い客層や、店舗近隣で生活、勤務する層に直接メッセージを届けることができます。

店舗付近を往来する人に向け、存在をアピールできます。また、予約客が迷わず来店するためにも、看板やのぼりは役に立ちます。

5. チラシ

チラシの手渡しやポスティングも近隣住民をターゲットにした有効な策です。スーパーや大型施設などに置きチラシを設置し、手に取ってもらう場所と機会を増やすのも良いでしょう。

デザインの自由度や素材選びなど紙媒体ならではの工夫で、顧客に強い印象を与えられます。そのまま利用できるクーポンなどを付けると、足を運ぶきっかけにつながります。

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6. ポイントカード・メンバーズカードの作成

顧客の再来店を促すための一般的な方法として、ポイントカードが挙げられます。

ポイントカードやメンバーズカードは、お店に足を運ぶことで特典を得られる仕組みなっているため、競合と比較した際に自社を選んでもらえる可能性が高まります。
一般的なポイントを貯められるという機能の他に、登録することで得られる特典や、次回の来店の際にお得なサービスが受けられるなど、自由に設定を決めることができます。
またメンバーズカードを来店回数に応じてレベル分けし、上位の会員向けに特別メニューを提供するといった工夫もできるでしょう。

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7. ウェブ広告の掲載

それぞれ広告費用の投入が必要ですが、認知度拡大や興味関心を抱いてもらうためのウェブ広告も活用するとよいでしょう。

以下はウェブ広告の一例です。

  • リスティング広告:検索エンジンで検索時に、広告マークと共に上部表示されます。クリックにより広告費が発生します。広告出稿を狙う企業の増加などで近年、価格高騰の傾向があります。
  • Google Display Network:Google提携サイト内に広告を表示します。キーワード検索をしない人も含め広く注目を集められます。動画広告など視覚的なアプローチも可能です。(ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて
  • SNS広告:Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTokなどに広告を表示し、地域や年齢、行動履歴などから精度高くターゲット選定できます。店舗のコアな客層を基に媒体を選ぶと良いでしょう。

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8. 看板広告・交通広告・フリーペーパーなどへの広告出稿

地方のフリーペーパーに店舗情報を掲載したり、アクセスの足となる駅や近隣施設の広告枠を利用すると、一度に大勢の目にとまることが期待できます。

ただし枠に限りがあるため、掲載を希望する企業や民間からの応募が多い場合は掲載不可であったり枠に空きが出るまで時間がかかったりする可能性もあります。

9. 自社ホームページを作成する

自社のホームページを作成することで、店舗のブランディングを高め、グルメサイトでは発信できない細かい情報をユーザーに提供することができます。

レイアウトや写真の掲載など、細かな構成まで店舗側で設定することができるので、ユーザーがお店を選ぶ際の参考になります。

今までに紹介してきた集客方法と比較するとコストがかかる傾向にありますが、店舗のホームページをグルメサイトへ掲載することもできるので、新規顧客の獲得にも繋がる集客方法です。

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店舗集客にかかるコストまとめ

主な店舗集客方法を8つ紹介しましたが、どのくらいコストがかかるかみておきましょう。

▼集客方法 ▼費用

ローカルSEO

無料

グルメサイトへの登録

相場は月額1~5万
サイトによっては10万円を超えるプランもある

SNSの活用

無料(広告は除く)

看板の作成

約5,000円〜数万円

チラシの作成 作成枚数による
ポスティングの人件費もかかる

ポイントカード・メンバーズカードの作成

50円〜100円/1枚

ウェブ広告の掲載

10円~数百円/1クリック
クリック課金制の場合

フリーペーパーなどへの広告出稿

A4サイズ:50~80万円
A4の1/2サイズ:30~40万円
A4の1/4サイズ:10~20万円
A4の1/8サイズ:5~10万円
A4の1/16サイズ:3~5万円

自社ホームページを作成

初期費用:数十万~数百万円
毎月の運用コスト:数万円/月


計画的な施策で店舗の売上アップに

店舗の売上をアップさせる方法には、まず「売上」を構成する要素「売上=客数(来店客×購買率)×客単価」を理解して、その構成要素のうちどの部分について対策をとっていくのかが重要になります。

やみくもに施策を実行するのではなく、現在の店舗の経営状況から、顧客のニーズや客単価、自店舗のアピールポイントなどをしっかり把握してから必要な施策を検討、判断することが大切です。

店舗に合った効果的な施策を実行して売上アップを実現しましょう。

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