
ローカルビジネスとは | 語の意味・Googleのサービス・SNSとの関係・口コミサイト「Yelp」
記事概要
公開日 | 2019年7月31日 |
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編集日 | 2024年12月26日 |
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目次
ローカルビジネスとは個人商店や小規模事業者を中心とする地域に根付いた店舗型ビジネスの総称です。
ローカルビジネスにおいては戦略的なマーケティングがおろそかになりがちですが、ローカルビジネスにおいても集客を求めるのであれば企業と同様にさまざまなプロモーションやマーケティングを行うべきです。
この記事では、ローカルビジネスの概要、GoogleローカルビジネスやSNS、口コミサイトを利用した集客対策について解説します。
ローカルビジネスとは
ローカルビジネスとは地域に根付いたビジネスの総称です。飲食店や美容室、旅館、カラオケ店、クリニック、個人商店などがこれにあたります。
地域に根付いたビジネス
ローカルビジネスという単語は海外で使われていた呼称を取り込んだもので、日本語では「小規模事業者」が類義語にあたりますが、ローカルビジネスには大手資本により運営されているチェーン店も含まれます。
ファミリーレストランやカラオケ店のように全国的に店舗を展開する大手チェーンも、出店している地域に根付いたビジネスとして同じくローカルビジネスという言葉で表現されます。
日本ではローカルビジネスという言葉がさす施設の内訳をみると、個人商店や小規模事業者による店舗が約8割、大手資本によるチェーン店が約2割となると言われています。
ローカルビジネスにはどのような店舗が含まれるのか?
ローカルビジネスには、一例として以下のようなカテゴリと店舗が考えられます。
地元商店:八百屋、タバコ屋、駄菓子屋、酒屋
ファミリーレストラン:サイゼリヤ、くら寿司、ココス
喫茶店:スターバックスコーヒー、ドトールコーヒー
ネットカフェ:自遊空間、アイカフェ
カラオケ:まねきねこ、シダックス
店舗型ビジネスであれば、規模の大小は問わないというのがローカルビジネスの考え方です。
SNSとローカルビジネスの関係
世界最大規模のSNSであるFacebookがローカルビジネス向けFacebook活用術を公開した事例があったように、近年ではローカルビジネスにおけるSNSの活用が注目を集めています。
以下では、特に集客が見込める可能性の高いFacebookとInstagramにしぼってローカルビジネスにおけるSNSの活用術について解説します。
Facebookの活用
Facebookは世界的にも最大規模のユーザー数を誇るSNSであり、飲食店や美容室が店舗としてFacebookアカウントを作成するケースも増えています。
店舗のFacebookアカウントを持つことによるメリットとしては情報の発信、フォロワー獲得にともなう実店舗のリピーター増加、チェックイン機能によるプロモーション効果が挙げられます。
FacebookをはじめとしたSNSでは情報を発信することができますが、情報を発信する上では受取り手の数が多いほうがプロモーションとして効果的であることは明白です。その点で、世界的にユーザーの多いFacebookはインバウンドに向けた情報発信のチャンネルとしても有効であることがわかります。
また、フォロワーを獲得することができればユーザーのタイムライン上に店舗の投稿したコンテンツが表示されるようになります。DMやチラシ、その他広告に比べ時間的、経済的にコストがかからないことに加え、SNSを閲覧するタイミング、つまりユーザーの手の空いているタイミングに合わせて表示されるため、内容を見てもらいやすいという点もメリットです。
Facebookにはチェックイン機能がついており、これを活用すれば店舗を訪れたユーザーから、その友人に店舗の情報が伝わります。
Instagramの活用
InstagramもFacebookと並びローカルビジネスのプロモーションに適したSNSです。Instagramの活用においては「ハッシュタグ」と「インスタ映え」を上手く利用するとより効果的なプロモーションが可能になります。
ハッシュタグとは「#」をさまざまな単語の頭につけることで、Instagramではハッシュタグを用いた検索が主流になっています。「#workshop」や「#DIY」のように人気のキーワードを取り入れた投稿はユーザーによる閲覧数を稼ぐことができるでしょう。
また、Instagramは写真や動画に特化したSNSであるため、店舗で扱う商品やメニューを掲載することが基本的なプロモーションとなりますがその際には魅力的に映る画角や光度、彩度を十分に吟味することが重要です。特に「おしゃれ」や「きれい」、「すごい」といった感想を抱かせるような「映える」投稿はユーザーからの注目を集めやすいです。
ローカルビジネスも網羅する口コミサイト:Yelp
口コミサイトもSNSと並びローカルビジネスをサポートする存在です。
中にはレストランや飲食店以外にもレビューを掲載できる口コミサイトもあるため、飲食店以外でも集客対策の一環として導入することができます。
以下では、口コミサイトYelpについて解説します。
レストラン以外のローカルサービスのレビューも掲載できる
Yelpはサンフランシスコ発のローカルビジネスに特化した口コミサイトです。
レストランや居酒屋などの飲食店以外の業態でもYelpに登録することができ、美容院やクリーニング店、病院、弁護士事務所をはじめとした士業事務所など、さまざまな店舗がビジネス情報を掲載しています。
また、Yelpの特徴として食べログやRettyなどのその他口コミサイトでは住所の登録が必須ですが、Yelpではエリアのみで登録が可能なため、海外では屋台や移動式の簡易店舗も登録を行っています。
世界中のユーザーは1億人以上
Yelpの日本における知名度は発展途上の段階ですが世界中で1億人以上のユーザー数を誇る大規模口コミサイトです。
Yelpはアプリ版とウェブブラウザでの利用が可能です。公表されたデータによれば月間平均ではアプリは約3,500万人、ウェブブラウザでは約6,300万人がYelpにアクセスしています。
現在では32ヶ国でYelpのサービスが提供されており今後はさらに提供範囲を広げていくとみられています。
実名レビューでの口コミ
Yelpはローカルビジネスに特化した口コミサイトであることも登録すべき理由の一因ですが、数ある口コミサイトの中でもYelpを選ぶべき理由は他にもあります。
まず世界的に多くのユーザー数を誇るwebサイトであるためインバウンド対策としても効果を発揮します。
さらにYelpでは登録の際にFacebookアカウントとの連携、または姓名を入力する実名登録制のため、レビューを投稿する側にもある種の信頼性が求められます。
ユーザーネームや名無しとして投稿できる口コミサイトよりも情報の信頼度が高いことからYelp内で高い評価を受けることができれば大きな集客効果をもたらします。
ローカルビジネスの良さを生かして効果的な集客を
個人商店や小規模事業者が多数のローカルビジネスでは、これまであまり集客への効果的な取り組みが見つけられませんでした。
しかし、インターネットサービスの発展やユーザーが増えたことで、SNSをはじめローカルビジネスにおける集客対策として大きなポテンシャルを秘めているツールが増えてきています。
ローカルビジネスならではの良さを生かした効果的な集客が今後増えてくるかもしれません。

口コミアカデミー編集部
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