居酒屋の口コミを伸ばすには?口コミの利用実態・集客方法・事例

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近年では日本を訪れる外国人にも日本文化のひとつとして親しまれるようになってきている居酒屋ですが、人気の一方で低価格競争の激化などで経営が圧迫されています。

売上アップの施策のとして「口コミ」集客が注目されています。

食べログぐるなびホットペッパーグルメなどの口コミを投稿できるグルメサイト高評価がつきランキングで上位にランクインすると、初めて店舗を利用する顧客の目に止まりやすく、良い口コミから信頼を得られます。

この記事では、口コミがみられるグルメサイトの利用実態、口コミを活用した集客方法、口コミの発生しやすい店舗づくりのポイントを解説します。

居酒屋を選ぶ時のグルメサイト利用状況

口コミを参考にするユーザーは、主にグルメサイトから評価店舗情報を得ています。

実際に、飲食店の予約・顧客管理システムを開発するTableCheckが、2019年に約1,700名のユーザーおよび飲食店従業員を対象に行った「グルメサイトに関する消費者意識調査」では、飲食店を検索する時に頻繁に利用する手段として8割近くの人がグルメサイトを挙げています

食べログぐるなびなどグルメサイトでは、飲食店の営業時間や電話番号、住所、レビューを掲載しているためまとめて確認することができるという利点があります。

以下では、グルメサイトの利用状況を詳しく解説します。

食べログが最も使われている

同調査では、飲食店の検索にグルメサイトが使われ、その中でもっとも利用頻度の高いグルメサイトは「食べログ(48%)」でした。

2019年12月にカカクコムが発表したデータによれば、食べログの「便利さ」や、操作の「簡単さ」が評価されているようです。

その後は「ぐるなび」と「ホットペッパーグルメ」がともに23%で続いており、この3サイト以外をメインに利用している人は6%でした。

ここから、飲食店を選ぶ際には主要なグルメサイトが多く用いられていることがわかります。

[blogcard url="https://media.kutikomi.com/news/2019/10/17/tabelogxcost/"]

飲食店探しで重視するポイント

アンケートメディアのTesTeeが16,007名の男女を対象にした調査では、飲食店を選ぶ際に「価格帯」を重視する人がもっとも多いという結果となりました。

男性では72.5%、女性では79.4%と、女性の方が価格帯を重視する傾向があり、全体では76.2%が「価格帯」を選択しています。

次いで回答が多かったのは「口コミ」で、全体のうち57.5%が口コミを重視しています。

以降は、「メニューの数・種類」、「写真(メニュー)」、「店舗への交通の便」、「クーポン」、「写真(店舗)」と続いており、この結果からは口コミを重視する人の多さがみてとれます。

グルメサイトの点数やランキングを参考にするかどうかについては、飲食店選びの基準としている人は12%、信頼はしているが、あくまでも情報源の1つであるとしている人が56%で、信頼できる情報源と考えている人は68%という結果でした。

居酒屋が口コミで集客を行う方法

口コミを活用し集客するには、店舗の存在をより多くの顧客に知ってもらい、さらに広めてもらう必要があります。そのためにはSNSの活用や常連客の獲得、広めたくなる仕掛けづくりがポイントとなります。それぞれの方法について解説します。

SNSを活用する

SNSは簡単にローコストで取り組める集客方法です。フォロワーを増やすことで、店舗が発信する情報を多くの人に見てもらえるだけでなく、写真や感想など良い口コミを拡散することにもつながります。

多くのSNSでは、アカウント作成や投稿が無料でできるため、すぐにでも取り入れることができる集客対策です。

  • LINE
  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter

など、人気のSNSを利用して店舗の存在をアピールすると良いでしょう。

簡単に始められるSNSですが、利用する際にはそれぞれのプラットフォームの特徴を把握することが大切です。

LINEではクーポンの配信、Facebookではリアルタイムの店舗情報や写真、Instagramでは映えるメニューの写真や動画の投稿Twitterでは短文やフォロワーとのやりとりなど、それぞれが持つ特徴を活かした投稿ができると効果的です。

気軽にコミュニケーションをとれる場として活用すると良いでしょう。

常連客を増やす

常連客は良い口コミを発信してくれる可能性が高く、口コミによって新規顧客を獲得するためには常連客を増やすことが近道となります。

常連客を増やすためには、顧客にとってメリットのある情報を提供し、特別感を与えると効果的です。

イベントやキャンペーンの開催、クーポンの配信で、他の顧客と差別化を図れれば、距離を縮められるでしょう。

また、会計金額に応じて付与されるポイントや、来店ごとに貯まるスタンプを導入して、リピートしたくなる環境を整えることもポイントです。

広めたくなる仕掛けづくり

SNSや常連客への取り組みにも共通しますが、口コミを集めるうえでは、顧客が知人に話したくなるような体験やサービスの提供が重要です。

誕生日や記念日に来店された顧客へのサプライズは、この心理を用いた代表例です。

祝われた顧客の「感動を共有したい」思いが、口コミの発生やSNSへの投稿につながります

また、名物メニューをつくることも有効な方法です。

名物を目にした人が思わず驚くようなメニューを用意すれば、自然と口コミが集まるようになります。

居酒屋やレストランの広めたくなる口コミ事例

居酒屋「塚田農場」や、レストラン「Alice’s Fantasy Restaurant」では、口コミを広めたくなる仕掛けづくりに取り組んでいます。

以下では、それぞれの事例を紹介します。

塚田農場のポイントカード

東京都や大阪府を中心にチェーン展開する居酒屋「塚田農場」では、一風変わったポイントカードを取り入れています。

会社員の名刺を模したポイントカードで、来店回数に応じて役職が上がっていく独自のシステムを採用しています。

2011年に運用を開始したポイントカードは、2017年時点で累計約860万枚を発行しており、2017年8月にはアプリ版をリリースしています。

塚田農場では、つい知人に話したくなってしまう仕組みを導入することで、口コミの自然発生を促しています

○○の国のアリスのコンセプト

ダイヤモンドダイニングが運営するコンセプトレストラン「Alice’s Fantasy Restaurant」は、独自のコンセプトにもとづいた店舗展開で人気を集めています。

「迷宮の国のアリス」、「幻想の国のアリス」、「絵本の国のアリス」、「古城の国のアリス」と、店舗ごとに異なるテーマを設定して運営しており、それぞれの個性を押し出しています。これは顧客を飽きさせないための工夫で、女子会やデートでの利用者をターゲットとして見据えています。

また、内装やメニューにもこだわっており、Instagramを中心に口コミが拡散されています。

「インスタ映え」に注目し、思わずSNSに投稿したくなる顧客の心理をうまく活用した事例です。

居酒屋集客は仕掛けづくりで口コミの拡散を

多くの顧客が、飲食店を予約する前に、食べログぐるなびホットペッパーグルメを利用して、評価や口コミを参考にしています。

TableCheckの調査では半数以上の人がグルメサイト評価を信頼しており、TesTeeの調査では57.5%の人が、飲食店を選ぶ際に口コミを重視していると結果が出ています。

口コミを集めるためには、SNSの活用や常連客の獲得がポイントとなります。

それぞれのプラットフォームの特徴を活かしてフォロワーを増やしたり、他の顧客との差別化を図ったりすると、口コミにつながりやすくなるでしょう。

また、ポイントカードやコンセプトなど、店舗を訪れた顧客が知人に教えたくなるような体験を提供することも大切です。

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    口コミラボ編集部

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