カフェができる口コミ集客の方法には、ぐるなびや食べログなどのポータルサイトへの登録、Googleマイビジネスの登録、SNSの活用などがあります。
好意的な口コミを多く集めることで、興味を持ってもらうきっかけや知名度向上にもつながるでしょう。
この記事では、カフェの口コミを投稿してもらうための施策、口コミ集客のメリットと成功させるためのコツを紹介します。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
カフェのオンライン口コミ集客ツール3選
口コミ集客のツールとしてさまざまなサービスが提供されていますが、ツールによってそれぞれ特徴が異なります。
ここでは、カフェの口コミ集客に役立つオンラインツールを紹介します。
1. ポータルサイト
カフェが登録できるポータルサイトにはぐるなび、食べログ、ホットペッパーグルメ、Rettyなどがあります。ポータルサイトは口コミの管理だけでなく、店舗名、営業時間、定休日といった基本情報の掲載や、予約の受付機能が利用できます。
2019年にテーブルチェックが20代から60代の男女1,112名および20代から50代の飲食店従業員588名を対象に行った調査によると、飲食店を検索する際に「ポータルサイト」を利用すると回答した割合は78.9%となりました。
同調査では、次点のGoogle 検索は48.3%という結果が出ています。サイトによってユーザー層やコンセプトなどは異なりますが、ポータルサイトを利用する多くの人に店舗情報を届けられることが特徴です。
いいねや「行きたい」といったユーザーのリアクションの件数は、閲覧するユーザーが口コミそのものの評判を理解するのにも役立てられています。
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2. SNS
口コミ集客には、Twitter、Facebook、Instagramなど、SNSを利用する方法もあります。中でも、Instagramは「#カフェ」の投稿数が2,146万件(2021年2月時点)、「#カフェ巡り」では1,103万件(2021年2月時点)など、カフェに関する投稿が多く見られます。
カフェの場合は、店内の雰囲気やメニューが写真映えしやすく、SNSとの親和性が高いといえます。写真の投稿がユーザーの興味をひければ、拡散につながる可能性もあります。
SNSに店舗公式アカウントを開設すれば、リアルタイムで店舗状況を発信し、来店客に混雑の具合を知らせたり、その日の一押しメニューを案内すると言った形で活用できます。ほかにもスタッフや店舗周辺の様子を紹介することで、ユーザーに親しみを感じてもらうことにもつなげられます。
Instagram:Instagramのカフェに関する投稿(https://www.instagram.com/p/CGZiFKmpZ-X/)
3. Google マップ(Google マイビジネス)
Google マイビジネスの登録も、店舗ができる口コミ集客のひとつです。
Google マップでは、ユーザーが店舗に対する評価や口コミを投稿できます。Google マイビジネスではユーザーの投稿する口コミに対して返信できます。積極的に活用していくことで効果が期待できます。
Googleマイビジネスでは、写真や動画の追加、Webサイトの作成などができます。魅力的な写真を追加することで店舗の様子を伝えたり、問合せ窓口として活用したりできます。
たとえば画像内のカフェにつけられた口コミでは、店舗の立地や店内環境が伝えられています。口コミを通じて、こうした環境で過ごしたいと考える顧客が足を運んでくれると考えられます。
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カフェが口コミ集客を行うメリット
口コミ集客のメリットには、コストをかけずに宣伝できる、内容が信頼されやすいなどの特徴があります。
ここでは、カフェが口コミ集客を行うメリットを紹介します。
リピーターを獲得しやすい
口コミがあることで顧客は事前に店舗の雰囲気やコンセプトを知ったうえで来店します。そのため何も情報を持たずに来店した顧客に比べて店舗の魅力が意識されやすく、リピーターになりやすい傾向があります。
また事前に調べたうえで来店を判断できるため、顧客の好みやニーズに合わない可能性も低くなります。
広告などと比べて低コストで集客を行うことができる
広告は掲載するためにコストがかかりますが、口コミ集客では無料で利用できるツールが多く、低コストで始められます。
すでに広告を打ち出している場合、口コミ経由で顧客を獲得できるようになれば、広告費の削減にもつながるでしょう。
ユーザーが求める顧客の本音を通じてファン獲得
口コミには顧客が心理的に受け入れやすいというメリットもあります。
広告も店舗の良さをアピールできますが、口コミの方が利害関係のない客観的な立場から述べられた意見のため信頼されやすいという特徴があります。
第三者からの間接的な情報は信憑性が増し、信用が得やすくなる心理現象は「ウィンザー効果」と呼ばれ、さまざまなマーケティング施策に活用されています。
カフェの口コミ集客のコツを紹介
口コミを集めることで集客力を向上できますが、店舗側は口コミを投稿したくなるような工夫をする必要があります。
以下では、カフェが口コミ集客に取り組むポイントを紹介します。
1. 店舗のウリを用意
口コミを集めるためには店舗のウリを用意することが大切です。
独自の接客やユニークなサービス、特徴的なメニューなど、思わず人に伝えたくなるようなウリがあれば、他店との差別化を図れるだけでなく、口コミを促すことにもつながります。
2. 口コミには返信をする
口コミが投稿された際は、その口コミに対して返信することが重要です。
Googleマイビジネスなどのサービスでは顧客が投稿した口コミだけでなく、店舗からの返信も公開されます。寄せられた口コミへの対応も、店舗選びの要素となることを認識しておきましょう。
好意的なコメントに対しては感謝を、批判的なコメントに対しては真摯な謝罪と指摘してもらったことへの改善策を伝えることが大切です。
万が一、店舗側に非のない誹謗中傷が投稿された場合には削除の申し立てを行うなど、誤った情報が流れないように注意が必要です。
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3. 情報はわかりやすく掲載する
インターネット上に掲載する情報はわかりやすく、誤解が生じないように努める必要があります。
住所だけではわかりにくい場合は道順を示した画像や動画を掲載するなど、初めて店舗を利用する顧客にもわかりやすいような工夫が大切です。
また定休日や営業時間に変更が生じた際には、即座に反映することが必要です。掲載情報が間違っていると、機会損失につながるだけでなく、クレームや店舗の評判を落とす原因にもつながります。
カフェの集客に重要な「口コミ」で顧客を増やす
口コミは顧客が訪れたいと思うかどうかの判断基準になるため、取り組むべき重要な要素です。
カフェができる口コミ集客の方法として、ポータルサイトへの登録、SNSの活用、Googleマイビジネスへの登録などがあります。それぞれ特徴があるため、店舗の目的によって導入を検討するとよいでしょう。
口コミを多く獲得するためにも、口コミの返信をこまめに行う、店舗のウリを用意するなど、店舗側から働きかけることで効果が期待できます。
<参照>
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