Googleマップ、デリバリー業者向けに機能改善 "年間200万時間"の配送時間削減へ

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Googleは、Googleマップの機能改善を行ったことを公式ブログにて発表しました。

コロナ禍で大きく需要が増大したデリバリーの業者に向けたもので、宅配にかかる時間を最小限に抑える機能が追加されています。

建物などを見分けやすく。"ラスト ワンマイル"のミスを最小に

今回の改善では、「Navigation SDK*」によって、信号機や一時停止標識などがアプリ上で確認できるようになったほか、カメラやズーム機能をより柔軟に制御できるようになりました。配達ミスを減らし、なおかつ平均配達時間の短縮も見込まれています。

* 一部のライドシェア プロバイダ等が使える機能です。AndroidおよびiOS向けのアプリに統合することで、アプリの機能を拡張できます。


また、目的地の強調表示や、建物の番号と外観の表示によって、荷物の引き取りや配達の確実性を向上させ、ラスト ワンマイル(配達の最終過程)でのミスを防ぐ効果も期待されています。

機能の改善には、Googleマッププラットフォームチームと「DoorDash」の製品、データサイエンスチームが協力しています。DoorDashのプロダクト シニア ディレクターKevin Fu 氏は、同改善によって「配送において最も時間と経費がかかる要因の一つに、お客様への品物の受け渡しがあります」としており、「新しい機能によって、注文あたりの配送時間が著しく改善しました。これは、年間 200 万時間の削減につながります」などとコメントしています。

<参照>
Google Cloud:地域に特化したコンテキストでナビゲーション エクスペリエンスを向上
Googleマップ プラットフォーム:Google ナビゲーション SDK


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