サンドラッグ、LINEで処方箋送信/ツルハドラッグがUberEatsと提携、日用品をデリバリー【小売業界動向まとめ 2022年3月】

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3月の小売業界では、ローソンが上海で販売するおにぎりに対して米の生産地情報をブロックチェーンを活用して証明する取り組みを開始したり、サンドラッグが店舗に処方箋を送付できるLINEミニアプリを提供開始したりなどのDXへの取り組みが発表されました。

また、Amazonがアメリカやイギリスに展開していた「Amazon Books」などの実店舗を合計68店も閉店するとの報道もあり、小売業界の大きな動きとなるニュースがあった3月となりました。

本記事では、3月の小売業界の動向や発表されたデータについてまとめます。

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小売業界の最新DXニュース

3月の小売業界ではさまざまな企業が共催、合同で取り組んだDX事業の店舗や技術、アプリなどのサービスが新しく登場しています。

「体験を提供する」/ドコモ・三井不動産

NTTドコモと三井不動産は3月10日に、ららぽーとTOKYO-BAYにてプログラミング教育の推進から注目されている「スマートトイ」を取り扱うポップアップストアの「NEW POINT×THE-ST」を共催することを発表しました。

この店舗は3月18日から4月5日までの期間限定の営業で、小売業態の新しいサービス提供方法である「RaaS(Retail  as  a  Service)」領域について、ドコモが開発しているRaaS ソリューション「THE-ST」と三井不動産のD2Cブランド支援プロジェクト「NEW POINT」が協業することで実現しました。

NEW POINT×THE-STでは、事前予約制で1回30分店内の商品のスマートトイを自由に試すことができ、また、店舗側はこの取り組みによる体験から得られたデータを通して商品サービスの改良につなげます。

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ブロックチェーンで産地偽装防止/ローソン

コンビニエンスストア大手のローソンは3月17日に、上海の店舗で販売するおにぎりに使用される米の生産地情報について、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA」で証明する取り組みを開始したことを発表しました。

このサービスは一般社団法人全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会が主催する事業で、「SBIトレーサビリティ」「digglue」「IT FORCE」の3社が合同でSHIMENAWAを提供しています。

この事業を通して、日本産の米を味だけでなく、生産地の魅力や生産から輸送までの一貫した供給体制などを中国の消費者に伝えることで、中国での更なる日本産米の販売拡大が期待されます。

トレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA」画面イメージ
▲トレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA」画面イメージ:プレスリリースより

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処方箋をLINEで送信/サンドラッグ

ドラッグストアのサンドラッグは3月14日に、処方箋をLINEで調剤薬局に送信できる公式のLINEミニアプリ「サンドラッグ処方せん送信」を開発、提供を開始したことを発表しました。

このアプリはサイバーエージェントの連結子会社であり、薬局やドラッグストアのDX推進を専門とする「MG-DX」のオンライン調剤サービス特化の開発組織「調剤アプリテックスタジオ」の第2弾プロジェクトで、今後アプリ内でオンライン服薬指導やお薬手帳などの機能の追加を予定しているとのことです。

LINEミニアプリ「サンドラッグ処方せん送信」
▲LINEミニアプリ「サンドラッグ処方せん送信」:プレスリリースより

最適な広告をAIで実現/サツドラ

サイバーエージェントは3月22日に、ドラッグストアの「サッポロドラッグストアー」とAIカメラソリューションなどを開発する「AWL」とともにOMOプラットフォーム「リテールコネクト」を共同で開発し、2022年2月から提供を開始していることを発表しました。

リテールコネクトでは、AWLが開発したAIカメラを活用して来店客の属性を識別、店内に設置したデジタルサイネージでその来店客に対して最適な広告を流すなど、そのほかにも年代や性別、売り場の滞在時間、POSデータとも連動し、広告や販促の効果を測定します。

その第1弾の取り組みとして、サッポロドラッグストアーにおける販促メディア「Satudora InStore Ads」がサッポロドラッグストアーの店舗にて導入されています。

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リテールテックJAPAN開催

第38回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2022」が東京ビッグサイトで3月1日から4日の日程で開催されました。

この展示では流通、小売業界向けに人手不足や流通などの構造変化に対する最新のソリューションを東芝テックやシャープをはじめとした企業が提供し、POSレジシステムはもちろんのこと、小売店舗の店内ピッキング向け音声業務ソリューションや無人で商品を移動販売するロボットなどが展示、実演されました。

リテールテック会場のシャープブースの様子
▲リテールテック会場の様子:リテールテックジャパン公式サイトより

小売業界主要ニュース

3月の小売業界では、ネット通販大手のアメリカAmazonが運営していた実店舗をアメリカとイギリスで合計68店閉鎖するなど大きなニュースがありました。

そのほか、ツルハドラッグとUberEatsの提携が発表され、コロナ禍で躍進するデリバリーサービスが小売業態でも存在を増していく様子が見られます。

薬局の商品をウーバーで/ツルハドラッグ

ドラッグストアのツルハドラッグは3月16日に、フードデリバリーのUberEatsと提携して日用品や食料品のデリバリーサービスを開始することを発表しました。

デリバリーサービスの導入は同日3月16日からで、東京都4店舗(渋谷センター街店、新宿上落合店、南池袋店、若葉台イースト店)と神奈川県1店舗(たまプラーザ駅東店)の計5店舗が対象となります。

デリバリーで取り扱うのは店舗で販売している洗剤や掃除用品、スキンケア用品などの日用品から食料品などで、今後順次取扱商品を拡大していく予定とのことです。

米英の実店舗68店を閉店/Amazon

アメリカのAmazonがアメリカとイギリスで展開していた実店舗の小売店を計68店閉鎖すると、アメリカのニューヨークタイムズなどが3月2日に報じました。

閉鎖の対象となるのは書店の「Amazon Books」、評価の高い商品を集めた「Amazon 4-star」、ショッピングモール内に展開していた「Amazon Pop Up」で、売上の伸び悩みが背景となっていると見られます。

一方で、直営スーパーの「Amazon Fresh」、レジなし精算のコンビニ「Amazon Go」、2022年後半に出展予定の衣料品店「Amazon Style」は継続し、実店舗の経営資源を集中させるとのことです。

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ペットボトルリサイクル事業強化/キリン・ウエルシア

キリンホールディングスと清涼飲料の製造販売のキリンビバレッジ、ドラッグストアのウエルシア薬局は3月23日に、使用済みペットボトルの「ボトルtoボトル」のリサイクル実証実験を開始することを発表しました。

この実証実験は6月より埼玉県のウエルシア薬局約190店舗を対象に順次開始予定で、ウエルシア薬局の店頭で使用済みペットボトルの空き容器を回収、分別し、その後キリンビバレッジが再原料化から再生PET化、再生ボトルを使用した清涼飲料の製造までを管理するという流れになっています。

2022年4月1日より「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施工されたため、小売業界や飲食業界では、プラスチックのリサイクルや脱プラに向けた動きが加速しています。

「ボトルtoボトル」のリサイクルの流れイメージ
▲「ボトルtoボトル」のリサイクルモデルのイメージ:プレスリリースより

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各業態 2月の売上動向

ここでは、2022年2月の各業態について売上動向をまとめます。

:チェーンストアでの総販売額は1兆171億円、前年同月比6.1%増

:コンビニエンスストアにおける既存店ベースの売上高は7,652億8,600万円、前年同月比0.2%減

:スーパーマーケットにおける総売上高は9,177億1,854万円、既存店前年同期比0.9%増

:ショッピングセンターの売上高は3,542億4,660万円、前年同月比4.4%減

:全国の百貨店の売り上げ総額は約3,172億円、前年同月比0.7%減

:ホームセンターの売上高は2,246億円で前年同月比4.1%減


:ドラッグストアの売上高は5,801億円で前年同月比4.5%増


:家電大型専門店の売上高は3,466億円で前年同月比0.8%減

既存店売上:2月分の業種別の売上動向

ここでは、3月に発表された小売業関連の各種データについて紹介します。

総合スーパー

3月に発表された総合スーパーの主要3グループの営業情報によると、2月の既存店売上は前年同月比でイオンリテール1.1%減、パン・パシフィック・インターナショナルHD国内主要4社(ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール)1.0%減、イトーヨーカ堂1.0%減となりました。

3グループともに売上が減少しており、2月のオミクロン株の感染拡大が影響したと考えられます。

スーパーマーケット

3月に発表された全国の主要スーパーマーケット10社の営業情報によると、2月の既存店売上は前年同月比でマックスバリュ西日本のみ0.1%減となりましたが、他9社では売上が増加しています。
  • ライフコーポレーション2.6%増
  • ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス0.2%増
  • マルエツ0.6%増
  • カスミ0.1%増
  • マックスバリュ西日本0.1%減
  • マックスバリュ東海1.7%増
  • アークスグループ1.3%増
  • ヤオコー2.0%増
  • ヨークベニマル(セブン&アイ・ホールディングス)0.6%増
  • バロー:3.0%増

ドラッグストア

3月に発表された全国の主要ドラッグストア5グループの営業情報によると2月の既存店売上は前年同月比でマツキヨココカラ&カンパニーが3.0%減となりましたが、他4グループではウエルシアHD3.4%増、コスモス薬品3.4%増、ツルハHD3.0%増、サンドラッグ2.0%増と売上を伸ばしました。

家電量販店

3月に発表された家電量販店の大手5社の営業情報によると、2月の既存店売上は前年同月比でケーズHDが2.1%減、エディオン2.1%減、ビックカメラ1.7%減、コジマ1.1%減、上新電機4.6%減となり、5社全てでマイナス成長となりました。

コジマは既存店ではマイナスですが、全店売上では0.5%増と2か月連続でプラス成長を記録しました。

メガネチェーン

3月に発表された大手メガネチェーン4社の営業情報によると、2月の既存店売上は前年同月比で愛眼が4.5%減、JINS17.5%減、パリミキHD12.1%減、ビジョナリーHD14.5%減となり、4社全てでマイナス成長となりました。

JINS、パリミキHD、ビジョナリーHDでは2桁のマイナスとなっており、この結果についてJINSは、1月からの新型コロナウイルスの感染拡大と全国的な気温の低さや天候不順、花粉飛散の遅れによる花粉対策商品の出足の鈍さが影響しているとしています。

博報堂生活総研 [来月の消費予報・4月]

博報堂のシンクタンクである博報堂生活総合研究所は3月25日、「来月の消費予報・2022年4月」を発表しました。
博報堂生活総研の来月の消費予報・2022年4月
▲来月の消費予報・2022年4月:博報堂生活総研
それによると、2022年4月の消費意欲指数は48.0点で、前月比では0.9点増、前年比では0.3点増となりました。

4月は例年3月からの消費意欲の変動が少ない月となりますが、過去5年の4月の中では最も高い消費意欲の数値で、2022年は1月、2月、3月、4月と4か月連続で過去5年の同月最高点を記録しています。

また、カテゴリー別の消費意向に目を向けると、緊急事態宣言や蔓延防止措置が解除された影響か「旅行」「車・バイク」と回答した人が前月比では20人以上増えていますが、それ以外のカテゴリには変動がありません。

新型コロナウイルスやウクライナ情勢などへの懸念は感じているものの、先月からの新生活や季節の変わり目に向けたポジティブな消費意欲が4月も継続する様子です。

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<参照>
CNET Japan:ドコモがRaaSで変える買い物体験--メタバースとリアルを融合した「サイバー経済圏」とは
PR TIMES:リアルとメタバースの 2 つの空間で様々なスマートトイを体験できるストア「NEW POINT×THE-ST」~ドコモと三井不動産により、ららぽーとTOKYO-BAY に期間限定オープン~
SBIトレーサビリティ株式会社:上海コンビニエンスストアを活用した日本産米輸出に関する事業において、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティ・サービス「SHIMENAWA」を提供
PR TIMES:調剤DXを推進するMG-DX、サンドラッグ公式LINEミニアプリ「サンドラッグ処方せん送信」を提供開始
サイバーエージェント:サッポロドラッグストアーおよびAWLと共同で、OMOプラットフォーム「リテールコネクト」を開発し、小売事業者への展開に向けた支援を開始
日本経済新聞:サツドラなど3社、AIを使った販促サービスを開発
リテールテックJAPAN:公式サイト
PR TIMES:拡大する店内ピッキングを紙から音声に切り替え作業効率化を実現リテールテックJAPAN 2022(3/1-4)で日本国内初公開 Guided Work Solution for Retail
東芝テック:東芝テック「リテールテックJAPAN 2022」に出展
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日経ビジネス:ベゾスも無念? アマゾン「ブックス」など実店舗を一斉に閉店へ
JDIR:アマゾン、リアル店舗戦略見直し、書店など68店閉鎖
PR TIMES:ペットボトルのリサイクルに関する実証実験を開始
イオン:月次連結営業概況
PPIH(旧ドンキホーテHD):月次売上高情報
セブン&アイ・ホールディングス:月次営業情報
ライフコーポレーション:業績推移
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(マルエツ、カスミ):月次売上情報
マックスバリュ西日本:月次報告
マックスバリュー東海:月次売上情報
アークスグループ:月次業績推移(前年比)
ヤオコー:月次営業情報、営業数値
バローホールディングス:IR情報
ウエルシアホールディングス:月例報告(国内ドラッグストア)
コスモス薬品:IR情報
ツルハホールディングス:月次営業速報
サンドラッグ:月次報告
マツキヨココカラ&カンパニー:売上月次情報
ケーズホールディングス:月次情報
エディオン:月次開示情報
ビックカメラ:月次売上
コジマ:月次売上速報
上新電機:月次売上速報
愛眼:その他のIR情報
JINS:国内JINS月次売上概況
パリミキホールディングス:月次売上データ
ビジョナリーホールディングス:月次売上
博報堂:博報堂生活総研[来月の消費予報・2022年4月](消費意欲指数)

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