ぐるなびは、飲食店の検索・予約に特化したポータルサイトです。月間利用ユーザー数は5,000万人以上とも言われています。
飲食店における集客対策としても注目されているぐるなびですが、ぐるなびへの掲載によって事業者はどのような販促が可能になるのでしょうか。
この記事では、ぐるなびの概要、利用するメリットやデメリット、ぐるなびへの掲載によって利用可能な機能、ぐるなびにおいて上位表示されるためのポイントについて解説します。
ぐるなびとは?メリットとデメリットもご紹介
ぐるなびは、株式会社ぐるなびが運営するグルメ情報検索サイトです。
グルメサイトとしては国内最大級の規模のぐるなびですが、他サイトと比べてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
以下では、ぐるなびの概要、メリット・デメリットについて解説します。
利用者5,000万人越えの国内最大級グルメサイト
ぐるなびは、国内最大級のグルメサイトであり、1カ月に約6,500万人のユーザーが利用しています。
グルメサイトとしてのパイオニア的存在であるぐるなびには、昔からの固定ユーザーが多くおり、メインユーザー層は40台前後の男性です。
会員数は1,500万人を突破しており、全国で60,000店舗以上が加盟店となっています。
掲載店舗数の面でも他グルメサイトを圧倒しており、ユーザーの検索に対して豊富な選択肢を提供できる点は、ぐるなびの最大の強みであると言えるでしょう。
メリット : 充実した口コミ数とそれに伴うクーポン
多くのユーザーから支持を集めるぐるなびは、口コミの数が充実しています。
さらにぐるなびからの予約客限定のクーポンが配信されているため、ぐるなび経由での予約では店舗への直接予約よりもお得に利用できることが多いと言えるでしょう。
また、ぐるなび経由での予約には人数に応じてポイントが付されます。
還元率は来店人数1人につき100ポイントで、貯まったポイントは楽天ポイントやdポイントなどの提携ポイントに交換することが可能です。
ぐるなびで口コミを集めたい、顧客からの投稿をさらに集めるには?
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。※『口コミアカデミー 』にご登録いただくと、レポートの全容を無料でご確認いただけます。
デメリット : 利用者は特になし、事業者は掲載料金の高さも
ぐるなびのビジネスモデルは掲載する店舗側から広告料を受け取るシステムであり、ユーザーは基本的に無料で会員登録および利用が可能なため、特筆すべきデメリットはないと言っても過言ではありません。
一方で、ぐるなびに店舗を掲載する事業者はプランによって月額料金、従量料金が発生するため、コストがかかってしまう点はデメリットとも言えます。
店舗会員の無料登録で利用できる機能は、基本情報の掲載のみです。本格的に運用する場合には有料会員登録をせざるを得ないため、コストがかかることはほぼ避けられないと考えて良いでしょう。
ぐるなびのプランと掲載料金は?掲載するメリット・デメリット、3つの集客事例
店舗ビジネスの集客・マーケティング担当者様向けのニュースメディア「口コミラボ」。近年、ウェブ上でのレピュテーション・マネジメントが重要性を増していることから、GoogleビジネスプロフィールなどのローカルSEO(MEO対策)などの口コミ集客ノウハウを中心とした情報を配信しております。また、集客・経営のハウツーや、業界動向などに関わるコンテンツも充実しています。
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ぐるなびに掲載するとできること
飲食店における集客対策としても注目されているぐるなびですが、ぐるなびに掲載することで事業者はどのようなことが可能になるのでしょうか。
以下では、ぐるなびに掲載することで利用可能な機能について解説します。
ネット予約による24時間365日対応
ぐるなびへの掲載によって可能となる機能の内、特に大きなメリットとなるのがネット予約機能です。
ネット予約では、店舗の営業時間に関わらず、24時間体制で予約を受け付けることができるため、ユーザーが予約したいと思ったタイミングで予約を受け付けることが可能です。
また、ネット予約には、営業時間中に電話で予約を受け付ける場合に比べて、従業員の負担を軽減させられるというメリットもあります。
販促効果の数字化
ぐるなびをはじめとするポータルサイトでは、店舗の経営や運営に関するサポートも提供していることが多く、ぐるなびも例外ではありません。
ユーザーの数や性別などをランキングやグラフで確認できるため、ぐるなびにおけるプロモーションがどのような客層に対して効果的であるかを可視化することが可能です。
客層の分析は、自店におけるプロモーションや取り込むべきターゲット層を見極める上で非常に重要な要素であるため、販促効果の数字化はぐるなびを利用するメリットの1つであると言えるでしょう。
多言語による外国人観光客対応
インバウンド市場の拡大に伴い、宿泊施設や飲食店の集客対策として多言語対応が注目されていますが、ぐるなびでは自動翻訳システムを利用可能です。
インバウンド対策サポートにも力を入れているため、英語、韓国語、簡体字、繁体字の4言語に対応した自動翻訳システムが導入されており、ぐるなび外国語版に店舗ページを掲載することができます。
また、ぐるなびでは、JNTO認定の外国人案内所「ぐるなび情報ラウンジ」なども開設しており、ぐるなびの利用はインバウンド対策にも一定の効果が見込めるでしょう。
ぐるなびで上位表示を目指すには?
ぐるなびにおいて表示順位を決定するアルゴリズムは公開されておらず、どのように表示順位が決定されているかは定かではありません。
しかし、Google検索フォームにおけるSEOやその他のポータルサイトにおけるアルゴリズムについて効果的な方法は、ぐるなびのアルゴリズムにおいても一定の効果があるのではないかと考えられています。
1. 定期的な更新
インターネット上の情報は鮮度が重要なため、Webサイトがいつ更新されたものであるかは検索順位に大きく関わります。
しかし、日々新たな情報を加筆修正することには大変な時間と労力がかかってしまうため、対策という点を重視して更新するのであれば、いくつかの文言パターンを用意してそれらをローテーションしても良いでしょう。
それぞれのパターンごとにコンバージョンを分析することでより訴求力の高い表現を目指すことも可能です。
2. 検索ワードの選定
検索ワードと店舗ページの語句のマッチング率も上位表示を目指す上で重要な要素です。
検索時に入力されるワードは、場所、人数、ジャンルなどが多く、言い換えればこれらの情報は店舗ページに入れておくべきであると言えます。
他にも「個室」や「夜景」などのプッシュポイントがある場合には、盛り込んでおくと訴求力の高いページ作りができます。
また、自店が対策しているワードについて実際に検索してみて、上位に表示される店舗のページ、内容を見ることで分析をすると、より効果的な対策ができるでしょう。
3. 写真を使ったアピール
コンテンツを充実させるためには写真を使ったアピールが非常に効果的です。
上位の検索結果として表示されることを目指すために、充実した質の高いコンテンツを目標とすることはもちろんですが、写真は訴求力を高める上でも大きな効果を発揮します。
特にサムネイルは、ユーザーが店舗ページを開くかどうかを左右するため、競合と並んで表示された際に一際目を引くような、魅力的な写真を選択すると良いでしょう。
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ユーザーニーズを正確に把握して、目指せ上位表示
国内の大手グルメサイトであるぐるなびには、多くの飲食店が掲載されており、効果的な集客ツールとして事業者から注目されています。
ぐるなびを集客ツールとして運用する上では、ユーザーニーズや販促のポイントをおさえたマーケティングが必要不可欠です。
ぐるなび内のランキングにおいて上位表示されるコンテンツの作成に成功すれば、より大きな集客効果が見込めるでしょう。
ぐるなびに店舗を登録する
さらにぐるなびは日本語、英語はもちろん、そこに繁体字、簡体字、韓国語、インドネシア語、マレーシア語、タイ語を含む8言語に対応しています。ぐるなび内で効果的なプロモーションを展開することができれば、訪日外国人客へのアプローチにも効果を発揮してくれるでしょう。