グルメサイトは、レストランやカフェ、居酒屋など、飲食店を探すときに欠かせないツールの1つです。飲食店においては、集客の一手段としてグルメサイトを利用している方も多いでしょう。
最近はGoogleマップやSNSの発展から”グルメサイト離れ”の声も聞かれていますが、果たしてグルメサイトは本当に利用されなくなってきているのでしょうか?
この記事では、ウィズコロナの生活を反映した2022年のデータから、グルメサイトの利用者数について解説します。
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グルメサイト大手3社はそろって利用者増
ニールセン デジタル株式会社が調査した、2022年6〜7月のデジタルコンテンツ視聴率レポートによると、飲食店予約サービス「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」は、いずれも昨年から利用者が増加しているということが分かりました。
同レポートによると、利用者が最も多かったのは「食べログ」であり、利用者数は1,850万人にものぼりました。続く「ホットペッパーグルメ」は811万人、「ぐるなび」は736万人でした。
また、平均利用回数では「食べログ」と「ホットペッパーグルメ」が最多であり、共に月平均10回でした。
また、飲食店予約サービスのうち6-7月平均利用者数の上位3サービスでは、すべてのサービスにおいて利用者数が昨年同月期と比べて増加しました。「ホットペッパーグルメ」は最も増加率が高く、増加率は1.4倍になりました。
飲食店予約サービスにおける利用者数ランキング上位3サービスの合計値を年代別に見ると、18-34歳が最も高く、次いで35-49歳、50歳以上の順となりました。
最後に、合計値が最も高かった18-34歳の利用状況をサービス別に見ると、利用者数では「食べログ」が525万人と最も多く、続く「ホットペッパーグルメ」は271万人でした。平均利用回数は、2サービスが月平均11回と最も多くなっていました。
以上をまとめると、次のような結果となりました。
- グルメサイトのデジタルでの月間利用者数は「食べログ」が最も多く1,850万人
- 利用者数上位3サービスすべてで、昨年より利用者数が増加
- 上位3サービスの合計値を年代別で比較すると、18-34歳が最も高い
- 18-34歳は「食べログ」「ホットペッパーグルメ」共に、月平均11回利用
ウィズコロナの生活において経済活動が徐々に活性化し、外食への関心も高まる中、グルメサイトの利用者数は大きく増加していることが分かりました。
飲食店が集客ツールを検討する際は、各サービスの特徴や強みに加えて最新のサービスの利用状況を把握し、自店舗に合った集客ツールを選択していくことがポイントと言えます。
<参照>
ニールセン、デジタルコンテンツ視聴率のMonthly Totalレポートによる飲食店予約サービスの利用状況を発表