EPARKとは、さまざまな施設の順番待ちや予約をオンラインで利用できるサービスです。
ユーザーは、飲食店、テイクアウト対応店舗、歯科医院や病院、ヘアサロン、整体といった幅広い業種に対し、利用予約を入れ、また自分の利用の順番が来た際には通知を受け取ることができます。通知はメールやLINEで通知が来ます。
この記事では、飲食店がEPARKを導入するメリットについて、具体的な事例とあわせて解説します。
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EPARKポイントとは
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EPARKとは
飲食店において、予約管理は手間のかかる業務であり、来店客が集中する時間帯には運用も容易ではありません。混雑する店舗では、順番を抜かされた客が感情的になり、客同士の言い争いに発展した事例もあります。飲食店はEPARKを導入することで、こうしたトラブルの解決や業務効率化、また、集客につなげられる可能性があります。
順番待ち予約受付サービス
EPARKでは予約の受け付けだけでなく、受付したユーザーの順番を通知するサービスも提供しています。順番が近づくとメールやLINEでユーザーにお知らせが配信されます。
公式サイトによると、EPARKは順番待ち予約受付サービスで国内一のシェアを誇っています。
幅広い業種に対応しているだけでなく、行政機関でも導入され、自治体のサービス提供の現場でも採用されています。
<参照>EPARK順番待ち受付システム自治体・行政機関課題別導入活用事例
aunt-2-2">口コミを集められる
EPARKに掲載されている飲食店は、店名や所在地、営業時間などといった基本情報に加え、メニューやGoogleと連携した地図を掲載できます。また、店舗は口コミを募集できます。飲食店を探しているユーザーは、口コミを重視する人が多い傾向にあります。そのため、店舗は口コミを集めることで、新規顧客やリピーターが獲得でき、集客効果が見込めます。
飲食店がEPARKを導入するメリット
飲食店がEPARKを導入することで、集客はもちろんのこと、他にもさまざまなメリットが生じると予想されます。以下では、飲食店がEPARKを導入することによって生まれるメリットを4つ紹介します。1. 集客効果
2021年3月時点で、EPARKの会員数は3600万人以上ですが、この会員数は毎月40万人以上ずつ増加しており、順番待ちの混雑を回避したい社会的心理が広がっていく中で、今後も増加していくことが予想されます。飲食店は、EPARKを導入することで、サービスが有する膨大な数の会員に対してアプローチできるといえます。
同時に、EPARKには店舗の口コミを投稿できる機能もあるため、店舗はポジティブな口コミを増やすことで、宣伝効果も期待できるでしょう。さらにEPARKと飲食店の公式ウェブサイトを連携すれば、公式ウェブサイトからEPARKの機能が利用できます。
2. 業務効率化
飲食店はEPARKを導入することで、飲食店は来店客を管理する負担を減らすことが可能です。飲食店は、店頭での顧客管理をタッチパネル付きのモニターで管理でき、ユーザーはこのモニターを使って予約ができます。
同様の機能はWebサイトにもあります。
待ち時間についてもオンラインでユーザーに案内できます。混雑緩和が期待できるレポート機能や、順番待ちをしていた顧客をメールやLINEで呼び出しできる機能もあります。LINEでの呼び出しは飲食店のみが利用できるサービスです。
3. 顧客データの管理
EPARKには、会員登録しているユーザーの性別や年代、来店履歴などの情報が蓄積されています。飲食店は、こうした会員情報を確認し、集客に活用できます。4. リピーター獲得のチャンス
飲食店は、EPARKを通じてメルマガ登録した顧客に対し、メールでの情報配信ができるサービスがあります。お知らせメールやクーポンメールのほか、お誕生日メールを配信することも可能です。また、EPARKは簡単に予約操作ができるシステムであり、ユーザーのリピートを促進する効果も期待できます。
飲食店向けEPARK各種サービス
EPARKのブランドを冠するサービスはいくつものサービスに細分化されています。ここではその一部であるEPARKグルメ、EPARK CardBook、EPARKスイーツガイドの3つのサービスについて解説します。
EPARKグルメ/入店前にお店の詳細が分かるサイト
EPARKグルメは、飲食店の席の個室や予約検索に特化したサービスです。プロのカメラマンによって撮影されたメニュー写真が多数掲載されており、ユーザーの視覚に訴えかけることができます。
EPARKグルメには、飲食店の詳細確認や予約ができる機能のほか、テーマに基づいた飲食店の「特集記事」、特定の店舗のメニューや味などを詳細にレポートした「グルメレポート」などといった機能があります。
特集にはたとえば「東京のおしゃれなカフェ」といったものがあります。ユーザーはこれらのコンテンツを通じて、情報収集し、行き先を検討、選択します。
EPARK CardBook/電子ポイントカード
EPARK CardBookは、飲食店のポイントカードを電子化できるサービスです。
飲食店は、会員の来店回数に合わせて特別なクーポンを発行するなど、手軽に顧客に合わせた施策を展開できます。
また、EPARK CardBookを導入することで、飲食店は顧客のポイントカードに押印する手間を削減できます。来店者側で「チェックイン」してもらう機能があり、店舗側の手間短縮につながります。
EPARKスイーツガイド/スイーツのWeb取り置きサービス
EPARKスイーツガイドは、その名の通り、全国のスイーツ情報を掲載しているサービスです。どんな人気店であっても、Webでスイーツを予約し、店舗に取りに向かうだけで、待ち時間なくスイーツを受け取れます。
EPARKスイーツガイドを導入したスイーツ店は、各店舗に専任のサポーターがつくため、サイト運営をいつでも相談できます。
オンラインサービスの導入が初めての店舗であっても、万全のサポート体制があるため安心できます。
スイーツ店に対しては、顧客から予約が入ると電話やメール、FAXなどで通知がくるため、予約管理も便利に行えます。
EPARKの導入方法・導入費用
EPARKの導入方法や費用については、公式サイトに詳しい情報が掲載されていません。EPARKのサービスを利用したい飲食店は、EPARKへ問い合わせる必要があります。飲食店のEPARK導入事例
飲食店がEPARKを活用することで、予約管理の手間短縮や顧客獲得、顧客の管理など、業務の効率化や活性化が図れます。実際に、EPARKを活用している飲食店は、多くのメリットがあったと発表しています。以下では、実際にEPARKを導入している寿司店と餃子店の2店舗における事例を紹介します。
びっくり寿司/トラブル解決で顧客満足度向上
びっくり寿司では、EPARKの導入以前は、紙ベースで来店客を管理していました。しかし、来店客の氏名の呼び間違えや順番違いで顧客を案内するなどのトラブルが生じていました。EPARKの導入により、受付番号や氏名を合わせて案内できるようになり、トラブルが改善されたということです。
また、EPARKの予約の手軽さから顧客満足度が上昇したことや、メール配信により集客効果があったなどの点もメリットであったと発表しています。
<参照>順番待ちシステム導入によりご案内時のトラブルが激減。顧客満足度の向上に
宇都宮餃子/順番待ちシステム導入でコロナ対策
宇都宮餃子は、新型コロナウイルスに関連する混雑緩和を目標としてEPARKを導入しています。EPARKは順番待ちサービスであるため、店内での混雑を緩和し、3密を回避できることが期待できるということです。
こうした取り組みは、新型コロナウイルスの状況下においても外食を楽しみたいと考えている顧客に対して、安心感を与えることにつながります。
<参照>宇都宮餃子会が取り組む3密回避の切り札としての「順番待ちシステム」
飲食店にとって便利なEPARKのサービス、導入で集客アップと業務効率化へ
EPARKは、飲食店をはじめとした店舗の来店予約を簡単に完了できるサービスです。飲食店は予約管理などの手間を削減でき、業務の効率化につながることが期待できます。順番待ちのストレスを避けたい、混雑を回避したいというユーザーや社会のニーズにもマッチしており、すでに公的な機関でも導入の実績があります。今後、より一般的に利用される社会インフラになっていくかもしれません。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年11月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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→写真・PDFからメニュー名を文字起こしする機能が実装 ほか【2024年11月版 Googleマップ・MEOまとめ】
<参照> EPARK