【Google マップ】インドアビューとは?ストリートビューとの違い・来店への効果・撮影方法について解説

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Google マップは世界で使われている地図情報サービスです。その大きな特徴の一つに、ストリートビューと呼ばれる360度パノラマ写真による表示があります。

ストリートビューでは、屋外の360度パノラマ写真だけでなく、施設や店舗の屋内も掲載されています。

以前はインドアビューという名称で区別されていた屋内のパノラマ写真は、お客さまの興味、関心を高め、来店してもらうきっかけに繋がります。

この記事では、

  • インドアビューとストリートビューの違い
  • インドアビュー導入のメリット・デメリット
  • 屋内パノラマ写真の撮影方法や投稿方法
  • インドアビュー撮影の費用の内訳、相場

について紹介していきます。

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インドアビューとは?

Google マップで閲覧できるインドアビューとは、屋内で360度パノラマ撮影された写真をつなぎ合わせ、あたかもその場所にいるかのような体験が可能になります。

Google検索から確認ができる他に、HPの埋め込みやQRコードの掲載、イベント会場で施設内を紹介したりと幅広く活用できます。

以前は屋内版ストリートビューとして、インドアビューという名称でサービス展開していましたが、現在はストリートビューの名称に統一されています。

Google マップへの店舗内部の写真の投稿は、2010年「おみせフォト」という名称で開始しました。

その後、インドアビューと名称変更し、2015年にはストリートビューに改称されました。現在ではインドアビューとストリートビューサービスは一体化しています。

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ストリートビューとインドアビューの違い

以前は屋外は「ストリートビュー」、屋内は「インドアビュー」

Google ストリートビュー」は、Google マップ上で道路を360度パノラマ写真による表示できる出来るサービスとして、Googleが2007年から撮影を開始しました。

2010 年から、施設内や店内を撮影する屋内版のストリートビューとして、「おみせフォト」が提供されました。

2014 年には、「おみせフォト」は「インドアビュー」という名称に変更され、2015 年には「インドアビュー」は屋外を撮影したストリートビューと統合され、「Google ストリートビュー」に名称が統一されました。

撮影方法の違い

ストリートビューとインドアビューでは撮影方法や導入方法が異なります。

屋外のストリートビューの場合、Googleによる撮影では撮影用の車両や、手押し車、バイク、スノーモービルなどが使用されています。撮影は、Googleが定める任意のタイミングで実施されます。

ストリートビューの屋内版である旧インドアビューでは、ユーザーやGoogleの認定を受けた認定フォトグラファーにより、ストリートビュー アプリと、対応するパノラマ撮影用の機材を用いて撮影されます。

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以下の動画では、2010年にスタートした「おみせフォト」の撮影風景と、360度パノラマビューが実際どのように表示されているかが紹介されています。

屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)導入のメリットは?

屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)はストリートビューと異なり、施設や店舗の申請がなければ導入されない上、撮影にはコストもかかるため導入していない店舗も多いでしょう。

しかしインドアビューを導入することにはいくつかのメリットがあることもまた事実です。以下では、主な3つのメリットについて解説します。

1. Google 検索上で目立つ

メリットの1点目は、Googleマップというユーザー数の多いサービス店舗を目立たせられるという点です。

Google マップは国内外・老若男女を問わず多くの人々が利用しています。

そのため、業種やターゲット層にかかわらず、ほぼすべての企業、店舗が屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)を利用する意義があるといえます。

調査から数年が経過していますが、2014年のGoogleの調査では、世界における企業や店舗に関する情報検索のうち、44%はGoogleマップを介した検索であるという結果が出ており、この結果はGoogleマップ上で目立つことが大きなプロモーション効果を持つことを示しています。

2. 店内の様子・雰囲気をイメージしてもらえる

メリットの2点目は、ユーザーに店内の様子や雰囲気をイメージしてもらいやすくなるという点です。

WebサイトやSNSでも画像を掲載することはできますが、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)のような360度パノラマ形式で全体を見渡すことはできません。

また、平面的な画像のみでは全体の広さや内装、雰囲気を知ることが難しいケースもあります。

ユーザー目線で見れば、シチュエーションや同伴者によって、利用する店舗に求める条件が異なります。そのため、店舗選びの際にユーザーに提供できる情報が多ければ、各種条件を満たしているかどうかを判断する材料にもなります。

3. 来店につながりやすい

店内の様子を公開し、来店のイメージを与えることで、お客様が実際に来店するまでのハードルを下げることができます。

飲食店イベント施設など、あらかじめインドアビューで店内の様子を見せておくことで、初めての入店であってもリラックスして来店してもらえます。

4. 様々な活用方法がある

インドアビューには様々な活用方法があります。

  • Google検索での興味付け
  • 自社のHPへ掲載
  • SNSで発信
  • QRコードの発行
  • イベントでの利用

自社サイトを所有している企業は、サイトにインドアビューを埋め込めば、訪問したユーザーに施設・店舗の雰囲気をすぐに見てもらえます。

また、QRコードの発行も可能です。チラシやパンフレットなどの紙媒体にQRコードを掲載し、スマホなどで読みとってもらうことで、店内の様子を知ってもらうことができます。

インターネットから紙媒体まで幅広く活用できるのもインドアビューのメリットです。

5. 維持コストがかからない

メリットの3点目はコストについてです。

大手メディアやWebサイトへの広告掲載では、掲載期間に応じて広告料が発生します。

一方、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)では撮影費などのイニシャルコストのみで半永久的に掲載を続けることが可能です。

これだけ大きな影響力を有するGoogle マップへの掲載が、維持コストなしでできるのは非常に大きなメリットです。

屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)導入のデメリットは?

複数の大きなメリットを有するGoogle マップの屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)機能ですが、デメリットはあるのでしょうか。

続いてはGoogleインドアビューの導入におけるデメリットについて解説していきます。

1. 内装を変えた場合は再度撮影する必要がある

デメリットの一点目に内装変更にともなう再撮影があります。

内装の変更は店の雰囲気を変えたり、特定のターゲット層向けの集客対策をする上で有効な手段の一つですが、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)の掲載以降は、内装変更のたびに再度撮影する必要があります。

内装変更をしたにもかかわらずパノラマ写真の更新をせずに放置したままでは、ユーザーの来店前の想像と実際の店舗の雰囲気にギャップが生じてしまう恐れがあります。

将来的な内装変更の検討がある場合には、変更の可能性や時期、変更時のコストについて考慮した上でパノラマ写真を掲載する必要があります。

2. 検索上位が保証されているわけではない

デメリットの二点目として、費用をかけてパノラマ写真を撮影し、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)として投稿したとしても検索順位の上位表示が保証されないという点があります。

あるユーザーが店舗の周辺で関連するキーワードや業種を検索をしたとしても、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)の写真が登録されているからといって上位の検索結果として表示されるわけではありません。

検索結果の順位は決定は、Googleアルゴリズムに基づいて最適化されています。

そのため、上位の検索結果として表示させるためには屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)への登録のほかに、さまざまなローカルSEOMEO)に取り組む必要があります。

【初心者向け】Googleのアルゴリズムとは?MEO対策の基本を紹介

MEO(Map Engine Optimization/マップエンジン最適化)とは、Googleの地図エンジンのアルゴリズムに最適化するようコンテンツを調整し、インターネット上での露出を増やす施策を指します。 MEO対策を続けることで、ユーザーの位置情報を基にした「ローカル検索」で上位に表示させられるようになります。


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インドアビューを導入すべき業態

インドアビューは店内の様子を公開し、お客様に安心感を与えるためにも、導入すべき業態があります。

下記業態に該当する店舗オーナーは、インドアビューの導入を考えてみても良いでしょう。

飲食店や美容室などの来店型サービス業

飲食店美容室など、店内の雰囲気を重視されるサービス業はインドアビューを導入するのがよいでしょう。

店内の写真だけでは広さや清潔感などを判断しにくい部分もあるので、インドアビューは参考にされます。

ホテルやイベント会場など雰囲気重視の施設

値段の安さだけでなく、雰囲気の良さや施設の広さを重視したいユーザーにとって、ホテル内やイベント会場のインドアビューはとても参考にされています。

インドアビューの掲載があるだけで雰囲気を気に入てもらえ、利用に繋がるケースもあります。

病院や保育園などの安心感を重視する業態

幼稚園や保育園などは数年にわたって大切な子どもが通う施設となるため、立地だけでなく、施設内の雰囲気を重視して選ぶ親御さんが多いです。

実際に園内を入園前に見学することも多いですが、候補を絞る段階でインドアビューがあると親切です。

屋内インドアビューを自分で撮影・投稿する方法

屋外のストリートビューと異なり、屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)は、Googleによる撮影は行われません。

自ら撮影するか、フォトグラファーを手配し、撮影したデータをアプリ経由でGoogle マップに投稿する必要があります。

撮影・掲載自体は、スマートフォンアプリがあれば誰でも可能です。

インドアビューを自作する流れ

インドアビューを自分で撮影する場合は、360度カメラを使用します。スマホの標準カメラアプリにもパノラマ機能は備わっており、気軽に360度パノラマ写真を撮ることができます。所有してない場合は、レンタルすることも可能です。

1. 撮影する

撮影は、カメラとスマートフォンをWi-Fiで接続し、三脚で固定し、Googleストリートビューアプリを使ってカメラを操作します。

2. 編集する

撮影した映像を、Googleストリートビューアプリで編集します。
編集は主に2点です。

  1. ぼかしを入れる
  2. 撮影地点の設定を行う

プライバシー保護のために、写真に写り込んだ人物の顔にぼかしを入れます。

その後、Googleマップに登録した場所情報と先ほど撮影した画像を紐付けます。

3. 公開する

Googleストリートビューアプリの「Googleマップに公開する」を選択します。選択後、Googleの審査が通ればインドアビューの公開は完了です。

Googleポリシーに反した場合は公開されないこともあるので、事前にチェックしておきましょう。

参照
Googleストリートビューのポリシー

自作すれば無料でインドアビューを作成できる

インドアビューの撮影を自分で行えば、無料でGoogleマップへの掲載が可能です。

最近は360度パノラマ写真を撮ることができる高画質なスマートフォンもあるので、まずは自分で撮影してみても良いでしょう。

インドアビューを認定パートナーに依頼する料金相場

Googleの認定を取得した認定フォトグラファーに、インドアビューの撮影を依頼することもできます。自分でインドアビューを制作することに不安を感じる人は、カメラの導入や撮影、編集コストも加味して依頼してみるのも良いでしょう。

費用は依頼先によって異なりますが、カメラマンとの契約料と、技術料である撮影料を合算して請求額となるのが一般的です。

相場としては契約料が5万円前後で、広さにもよりますが10万円〜20万円程度の予算が必要といわれています。

認定フォトグラファーは、Googleのサイトから検索することもできます。
撮影には約1〜数時間かかります。撮影する施設や店舗の規模や、撮影方法によって時間は異なるので、打ち合わせの際に確認しておくことが望ましいでしょう。

維持費は掛からないので、その点は安心です。

撮影が終了してから約1週間ほどでGoogle マップに掲載できます。

屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)導入事例を紹介

続いては屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)の実際の導入事例、導入した店舗の経営者目線から見たメリットについて紹介していきます。

下記の動画では、飲食店美容室での導入事例をもとに、導入実績のある経営者による意見が紹介されています。その効果の大きさや集客力をうかがい知ることができます。


屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)はパノラマ写真で施設や店舗の魅力を訴求できる

屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)の投稿は、集客の一つの方法として非常に効果的です。

来店したことのないユーザーに対し、店の内観や雰囲気をあたかも店内にいるような構図で伝えるられるという点は、新規顧客の獲得に大きく役立つでしょう。

また、その影響力や集客力もさることながら、初期費用のみで継続的に利用可能というメリットもあります。

Google マップに屋内のストリートビュー(旧インドアビュー)を用意すれば、さらなる集客の拡大が期待できるでしょう。

<参照>

MerkeZine:Googleが無料で撮影してくれる「おみせフォト」申込みページがオープン

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