「店舗への集客がうまくいかない」「サービスが認知されていない」など、このような悩みを抱えているマーケティング担当者や、事業者の方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Googleが提供している数多くのサービスから、「集客」や「認知拡大」につながるサービスを3つ厳選して、紹介していきます。
Googleの注目の3つのサービス・概要とターゲット層
今回紹介する3つのサービスの概要と利用目的について、まずはご説明します。
Googleマイビジネス
1つ目は、「Googleマイビジネス」というサービスです。
このサービスは、Google検索やGoogleマップでお店や会社を検索した際に、検索ページの右側に「無料」で情報を掲載できるサービスです。
飲食店や店舗経営者はもちろんのこと、あらゆる企業が使用する機会があるサービスです。
Google広告
2つ目は、「Google広告」というサービスです。このサービスは、「Googleマイジビネス」とは異なり広告なので、有料のサービスです。
何らかのサービスや商品の認知拡大が必要な場合や新規顧客の獲得が急務の際に積極的に活用する機会があるサービスです。
Googleアナリティクス
3つ目は、「Googleアナリティクス」というサービスです。このサービスは、運営しているWebサイトに訪れる、利用者の訪問状況、流入経路、行動パターンなどのデータを取得し、そして分析することができるサービスです。
何らかのWebサイトを所有されている方であれば、使用する機会が多いサービスです。
上記のサービスについて、基礎的な内容から、活用の仕方まで解説していきます。
Googleマイビジネスの特徴
「Googleマイビジネス」は、無料で使用できる機能がたくさんあります。1つ1つの機能を効果的に活用することで、ビジネスに効果的に活用できます。
メリットだけでなく、使用する際の注意点もありますので、そこについても触れていきます。
Google マイビジネスの特徴
Googleマイビジネスの特徴は、社名や店名・サイトのURL・電話番号・住所営業時間など)といった情報を「無料」でGoogleのプラットフォームに掲載できることです。
また情報を掲載するだけでなく、顧客満足度を高めたり、集客に活かせる機能も大変充実しています。これらの機能を効果的に活用することで、サービスの認知拡大や、新規顧客の獲得などにつながる可能性が高まります。
では、Googleマイビジネスで具体的に使用できる機能について紹介します。
1つ目は、 Google 検索やGoogle マップ上に、社名や店名・サイトのURL・電話番号・住所営業時間など、基本的な情報はすべて記載できます。
2つ目は、写真や動画を掲載できます。これにより店舗の雰囲気や商品の情報を伝えたり、どのような従業員がいるのかといった情報を視覚的に伝えることができます。
3つ目は、口コミスペースを管理できます。また、投稿された口コミに対して、返信することも可能なため、ユーザーと双方向的なコミュニケーションを取ることができます。
4つ目は、ユーザーインサイトの分析ができます。たとえば、掲載している情報の閲覧数や、どういう人が見ているのかといったユーザーの属性(性別や年齢)の分析が可能なため、サービスの改善や集客に必要な要素の検討に活かすことができます。
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Googleマイビジネスのメリットと活用時の注意
まず、店舗の基本情報を掲載することで、ユーザがHPまで検索する手間を省いてあげることができます。
そして、写真や動画があることで、テキスト情報だけではイメージできない店舗の雰囲気やサービス・料理のイメージが湧くので、安心して来店することにつながります。
また、事業者側は、ユーザーインサイトや口コミを分析することで、サービスや商品を改良して、より良いサービスにつなげたり、または効果的なマーケティング活動に活かしていくことも可能です。
一方で、注意点もあります。口コミは決してプラスだけでなく、マイナスなことも書かれます。根拠がないことであれば消すこともできますが、事実であればその悪い口コミは残ってしまいます。
その他にも、口コミを社員に書かせたり、さくらに頼むなどした行為が発覚した場合、Googleから登録した情報を消される可能性もありますので、注意が必要です。
Google マイビジネスでオーナー確認する方法|できない時の対処法も!
Googleマイビジネスの登録・運用を行う際に、マイビジネスのオーナー確認を行うことはとても重要です。なぜなら、オーナー確認をすることで、・お店の情報をユーザーに発信する・口コミを元にユーザーとコミュニケーションをとる・アクセスやデータの分析をすることが可能になるからです。オーナー確認はとても簡単な手順で行えます。今回の記事はGoogle マイビジネスの登録、オーナー確認の方法から活用術まで分かりやすく解説します。関連記事:基礎から学ぶ「Google マイビジネス」まずは店舗を登録して集客...
効率的な宣伝を可能にするGoogle広告
「Google広告」は、有料オプションのサービスです。サービスについて特徴や気になる料金体制について説明していきます。
また、Google広告を使用する上でのメリットや、注意点についても触れていきます。
Google広告の特徴
Googleでは「Google広告」と言われる有料で広告を出せるサービスがあります。Google広告は、予算が潤沢にないと出稿できない広告プランではなく、全ての広告主の予算に対応できるような報酬体型となっています。
具体的には、広告を出稿する際は、広告のクリック1回の単価(=CPC)または、表示回数1,000回あたりの単価(=CPM)に基づいて費用を支払うシステムです。ですので、予算に上限があっても出稿できますし、成果報酬となっていますので無駄な広告費にはなりません。
また、Google検索だけでなく、ユーザの検索履歴やニーズに合わせて自動で最適化された広告が表示される機能もあります。これは、たとえばユーザのYouTubeや閲覧しているブログのバナーに貴社の広告が展開することが可能になります。
そして、デジタル広告の知識が浅い人でも運用ができるサポート体制が整っています。「Google運用ガイド」というサービスがあり、このサービスにアクセスすることで、Googleの内部データに基づく運用ガイドを参考にすることができます。
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[blogcard url="https://media.kutikomi.com/news/2020/03/11/costperclick/"]
Google広告のメリットと活用時の注意
利用するメリットと注意点について解説していきます。
Google広告のメリットの1つは、広告の露出度の高さです。Googleでは1日に35億回もの検索が行われていると言われています。
それだけ、多くの人の「知りたい」を解決するプラットフォームに掲載できることで、検索意図をもった適切なターゲットに、情報を訴求できる可能性が高いと言えます。
また、Googleが公表しているデータによると、「Google 広告に1ドル投資するごとに、広告主は4ドルの収益を得ている」そうです。それだけ、Google広告は費用対効果の高いサービスです。
2つ目のメリットは、500円という低予算から始められる柔軟な料金設定があることです。初期費用があまりかけられないという状況でも始めやすいです。
3つ目のメリットは、広告主のサイトへの訪問が発生した時だけ費用が発生する課金体系のため、無駄な広告費として消えていく心配がないことです。
一方で、注意点もあります。
1つ目は、少ない予算で効果を出すためには、どのようなキーワードで広告出稿し、クリック率を高めるためにはどのようなキャッチコピーを使うのが良いか、といったことを知っておかなければなりません。
そのため、効果的な広告を出すためには、ある程度の知識や運用スキルが必要です。
2つ目は、「◯◯ おすすめ」「地域名 サービス名」といったキーワードは見込み顧客が検索する傾向にあるため、他の事業者もそうしたキーワードでの出稿を考えることが多く競合他社が多く存在します。
こうしたキーワードでのアクセス増加を見込む際は、十分な予算が必要になってきます。
経営改善をサポートするGoogleアナリティクス
「Googleアナリティクス」は、サイトの運用には欠かせないサービスです。
以下では、サービスの特徴から、活用するメリット、そして、注意点にも触れながら解説します。
Google アナリティクスの特徴
「Googleアナリティクス」の特徴は、登録したサイトに訪問したユーザーの「行動」に関するデータを分析することができます。
たとえば、「サイトの訪問者数はどれくらいか」「訪問者はどこから(SNS?検索エンジン?)来たのか」「スマホ?パソコン?使用していたデバイスは何か」などのデータを計測することができます。
そうしたデータを分析することで、現状の課題が明確したり、改善するための施策が立てたりしやすくなります。
Google アナリティクスのメリットと活用時の注意
Googleアナリティクスにある程度のアクセス情報が蓄積すると、運営しているサイトの良い点と悪い点が明確になります。その結果をもとに、改すべき内容を検討することができます。
一方で、むやみやたらに取得できた数字を見てもあまり意味がないということです。
効果的に運用していくためには、まず「目標」を設定することが大切です。たとえば、「サイトに訪れたユーザに店舗の予約をして欲しい」や「商品を購入して欲しい」といった目標です。
こうした目標に対して、取得したデータを期間別で比較しながら、どれくらいアクセスが必要のか、予約を増やすためにはどのような施策を行うべきかといったことを考えましょう。
そして、目標を達成した場合は、どのような施策がうまくいったから目標達成できたのかを分析します。そうすることで、新たな目標を立てたときにも同様に行うことで成功する可能性が高くなります。
一方で、目標が未達成だった場合も同じように、要因を分析していき、次に活かす行動につなげていきます。
多様なサービスを展開しているGoogle ビジネス ソリューション
今回はGoogleが提供しているサービスの中から、注目の3つサービスを抜粋し、解説してきました。
すべてのサービスを使用しなければいけないということでなく、目的と目標に適したサービスを取り入れていくことが必要です。
その際、Googleで提供してるサービスは「無料」であっても効果的なツールがあります。また、「有料」の広告も初期投資がなるべく抑えられるようなシステムを採用しています。
各サービスの特徴と活用することで得られるメリット、そして一方で注意点やデメリットを考慮しながら自社のビジネスに取り入れると良いでしょう。
口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
そこで口コミラボでは、MEO・口コミマーケティングに役立つ最新ニュースをまとめた「Googleマップ・MEO最新情報まとめ」を毎月発行しています。
本記事では、主に2024年9月・10月の情報をまとめたレポートのダイジェストをお届けします。
※ここでの「MEO」とは、Google上の店舗・施設情報の露出回数を増やしたり、来店行動につなげたりすることで、Google経由の集客を最大化させる施策を指します。
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