2020年11月現在、Google マイビジネスには、Facebookをはじめとする各種SNSのアカウントを連携させる機能は実装されていません。
この記事では、店舗の最新情報などをユーザーに知らせることができるGoogle マイビジネスの「投稿機能」を活用し、投稿を「シェア」という形でFacebookとTwitterに連携する方法を紹介します。
あわせて、Google マイビジネスの投稿機能や、投稿の際の注意点についても解説します。
Google マイビジネスの投稿をFacebookに連携させるには?
2020年11月現在のGoogle マイビジネスには、投稿したコンテンツが各SNSに自動で表示されたり、逆に各SNSでの投稿内容がGoogle マイビジネス上で表示されたりする「連携機能」は実装されていません。
ただし、「Google マイビジネスの投稿をFacebookやTwitterにシェアする」という意味での連携はシェアボタンで対応可能です。
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SNSの中でもFacebookは、長文の投稿が可能であるという特徴があります。Twitterは140文字、Instagramは写真を投稿することがメインのSNSであるため、長文を記載すると改行が無くなったり、読みにくくなるというデメリットがあります。
Google マイビジネスからFacebookやTwitterにシェアする方法
Google マイビジネスの管理画面で「投稿」を選び、シェアしたい投稿の「投稿を共有」をクリックします。
投稿をシェアするボタンが表示されます。
シェアしたいSNSを選ぶと、Google マイビジネス上の投稿のリンクを貼る形で投稿できます。Instagramにはシェアできない
Instagramをはじめ、上記以外のSNSには投稿メニューからの直接のシェアはできませんが、投稿内容へのリンクを活用することはできます。
2020年11月現在、Google マイビジネスの投稿メニューからシェアできるSNSはFacebookとTwitterのみです。
Google マイビジネスの投稿機能とは
Google マイビジネスの投稿機能を使うと、店舗の情報をユーザーに向けて発信することができます。新しいキャンペーンの告知や、店舗の状況をユーザーに伝える際などに便利です。
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Google マイビジネスの投稿機能でできること
- COVID-19関連の最新情報(営業時間の短縮やテイクアウト対応など)
- 店舗が提供している特典の情報
- 店舗の最新情報
- イベント情報
- 商品情報
を、写真や動画とともにそれぞれの情報に適したフォーマットで投稿できます。
投稿内容はGoogleの検索結果やGoogle マップに反映されるため、店舗に関するさまざまな情報を正確に発信することで、新しい顧客と出会うチャンスが広がります。
Google マイビジネスで投稿を更新するメリット
Google マイビジネスの投稿を更新するメリットとして、ユーザーに最新の情報を伝えられることが挙げられます。たとえば現在開催しているお得なキャンペーンや近日行われるイベントの告知のような、タイムリーな情報の投稿が効果的です。
ナレッジパネルなどを通じて情報を知ったユーザーの、「キャンペーン開催中に行きたい」「イベントの日は予定を空けておこう」といった気持ちを喚起しやすくなります。
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またGoogleは新しい情報が公開されているアカウントを評価する傾向があるといわれているため、投稿の更新によって、Google検索やGoogle マップでの評価が上がる可能性もあります。
Google マイビジネスの投稿機能の使い方と注意点
Google マイビジネスの投稿機能には、オーナーが発信したい情報に適したフォーマットが揃っています。その使い方と注意点を紹介します。
Google マイビジネスの投稿機能の使い方
Google マイビジネスにログインして「ビジネス情報」を選びます。前提として、投稿機能を使うにはこの情報が必要になるため、まだ入力できていない場合はそこからのスタートになります。ビジネス情報を選んだら、画面左に表示されるメニューの中から「投稿」をクリックしてください。
その後、右側に表示される「COVID-19の最新情報」「特典を追加」「最新情報を追加」「イベントを追加」「商品を追加」の中から投稿内容に適したものを選びます。
各投稿フォーマットでは、予約や購入などの行動を促すコールトゥアクションのボタンを任意で追加することもできます。
設定完了後にプレビューボタンを押して投稿を確認し、問題がなければ公開します。
Google マイビジネスの投稿機能の注意点
投稿された内容はナレッジパネルに表示されますが、投稿から7日間が経過すると、目立つ位置での露出がなくなってしまいます。常に見えやすい位置に情報を表示させるためには、7日以内に新たな投稿を行いましょう。
ただし「クーポン」「イベント」の投稿で期間を指定している場合、該当期間中であれば、7日が経過しても投稿が表示され続けます。
投稿機能を使用できるのは「オーナー」と「管理者」のみという点も注意が必要です。「サイト管理者」がこの機能を使うためには、権限の変更が必要です。
Google マイビジネスとFacebookの投稿はシェアボタンで連携
Google マイビジネスとSNSの連携機能が実装されていない状況でも、Google マイビジネスの投稿機能で公開したコンテンツは、「シェア」という方法でFacebookとTwitterに表示させることができます。
このように、Google マイビジネスにすでに備わっている機能を工夫して活用し、効率的に店舗の情報を発信していきましょう。
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