カーナビアプリとは、運転経路を調べることができる「カーナビゲーション機能」がついたアプリのことを指します。車載のカーナビがなくても、スマートフォンやタブレットで利用できる手軽さが魅力です。
本記事では、特に利用者数の多い3つのカーナビアプリ「Googleマップ」「Yahoo!カーナビ」「NAVITIME」に着目し、その利用率や特徴を比較します。
カーナビアプリ、利用率トップは?
まず、口コミラボ運営会社の株式会社movが1,240名を対象に行った「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査」の結果から、各カーナビアプリの利用率を確認します。
「Googleマップ」が他を圧倒し1位に
「カーナビアプリとして最も使っているものはどれですか?」という質問に対し、「Googleマップ」が84.1%、「Yahoo!カーナビ」が8.5%、「NAVITIME」が1.6%と、「Googleマップ」が他の2つのアプリに大差をつけ1位となりました。
同調査によると「Googleマップ」は、地図アプリの利用率としても1位を獲得しており、99.4%の回答者が「利用したことがある」と回答しています。
認知度が高く、多様な機能を兼ね備えていることから「Googleマップ」は多くのユーザーに支持されているようです。
しかし「Googleマップ」だけでなく、カーナビアプリにはそれぞれ異なるメリット、デメリットがあります。
ここからは、「Yahoo!カーナビ」「NAVITIME」を含む3大カーナビアプリの特徴をご紹介します。
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1.Googleマップの特徴
3大カーナビアプリには、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。各カーナビアプリのメリット、デメリットをご紹介します。
Googleマップとは
Googleマップとは、Googleが提供する地図情報サービスです。
経路検索やストリートビュー、口コミの閲覧など、その活用方法は多岐に渡りますが、実はカーナビアプリとしても活用することが可能です。
Googleマップには移動手段別に示される経路案内の機能があり、車での移動にも対応しています。
Googleマップのメリット
Googleマップのメリットは、主に3つあります。
1つ目は、無料で使えるという点です。目的地までの案内・到着予想時刻の表示など、基本的な機能の使用であれば、コストがかからないアプリを選択する方がお得ですよね。
2つ目は、最新情報に基づくルート検索が行える点です。
Googleマップでは、220以上の国と地域の交通状況・乗換情報をリアルタイムに知ることができます。
渋滞などイレギュラーな事態が発生した際にも、それに基づくルートの再検索を行うことが可能です。
3つ目は、ナビ以外の機能が充実している点です。
Googleマップは、カーナビ専門のサービスではありません。
経路や混雑状況の案内にとどまらず、周辺の店舗や観光スポットの基本情報や口コミ、混雑状況などを確認することができます。
他にも、オフライン使用が可能であることもメリットといえます。
Googleマップのデメリット
Googleマップをカーナビとして利用する場合のデメリットは、基本的にいかなる場合でも「早さ」を重視する点です。
目的地に早く到着することが優先されることから、ときには車同士のすれ違いが困難な経路や、整備されていない道路など、通行ができないあるいは不便な経路が表示されることがあります。
2.Yahoo!カーナビの特徴
次に、「Googleマップ」に次いで利用率2位となった「Yahoo!カーナビ」について解説します。
Yahoo!カーナビのメリット
Yahoo!カーナビのメリットは、本格的なカーナビにも劣らない多様な機能です。混雑状況の案内や音声操作など、サポート力と使いやすさに定評があります。
また、大通りや広い道を優先して提案するという特徴もあり、安心して運転できるでしょう。無料で使えるという点も、Googleマップと同様に利用されるポイントとなっています。
Yahoo!カーナビのデメリット
Yahoo!カーナビのデメリットは、オフライン検索ができない点です。
GoogleマップやNAVITIMEでは、オフラインでの利用が可能となる場合がありますが、Yahoo!カーナビでは利用できません。
3.NAVITIMEの特徴
次に、利用率3位となった「NAVITIME」が提供するカーナビアプリ「カーナビタイム」「ドライブサポーター by NAVITIME」について解説します。
NAVITIMEのメリット
NAVITIMEのカーナビアプリ「カーナビタイム」のメリットは、ルート検索のバリエーションが豊富であることです。
8つのルートパターンが表示されるため、いつもと違った道でドライブしたい時にも最適です。
また「カーナビタイム」と比較して「ドライブサポーター by NAVITIME」は、ルート検索のバリエーションでは劣る反面、シンプルさが重視されており、初心者向けの仕様となっています。
NAVITIMEのデメリット
NAVITIMEのカーナビアプリ「カーナビタイム」のデメリットは利用料金です。
ダウンロード自体は他のカーナビアプリ同様無料ですが、ナビ機能の使用には料金が発生します。
一方「ドライブサポーター by NAVITIME」では、一部有料機能があるものの、ナビ機能自体は無料でも使用することができます。
以上、カーナビアプリの利用率について解説しました。
Googleマップが8割を超える利用率を占めることがわかりました。以下の記事では地図アプリの利用率なども調査した結果を公開しておりますのでぜひご覧ください。
→ 地図アプリ利用率「Googleマップ」が99.4%で1位に!「口コミサイト・地図アプリ利用動向意識調査」実施【2022年最新】