noteとは、誰でも文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を公開できるサービスです。
ブログよりも手軽に記事を投稿できることで人気があります。集客のために利用するだけでなく、商品のこだわりや従業員の熱意を発信している店舗も存在しており、店舗によるオウンドメディアとしての活用事例もあります。
本記事ではnoteの基本から登録の方法、事業者のnote活用法3選、飲食店の活用事例を紹介します。
noteとは?
noteとは、誰でも手軽に自由に情報発信ができるプラットフォームです。ブログとは違ってプログラミング言語を理解していなくても記事を投稿できるので、手間をかけずにはじめられます。
多くのユーザは日常の出来事を記したり、創作物、ビジネスのノウハウなどを発信するために利用します。
noteの月間利用者数は2019年時点で2,000万人以上となり、国内最大級の情報発信プラットフォームといえます。
noteでできること
noteには記事の投稿に役立つツールが用意されており、ブログの知識がなくてもすぐにはじめられます。ブログのような文章の書き込み、画像や動画、音声の挿入などの機能を活用し、簡単に記事の投稿ができます。
これらの機能はユーザーの興味を引けるだけでなく、飽きない投稿をするための重要なツールとなります。
また、SNSのように短い文章と画像で情報発信できるつぶやき投稿という機能も用意されており、幅広いスタイルの情報発信に対応しています。
noteの特徴1. 広告がない
noteは創作活動を楽しんでもらうためのプラットフォームとして開設されたので、広告の表示がありません。そのため、ブログのようなアフィリエイト収入を得られませんが、サイトに広告が表示されないことでデザイン性を重視した情報発信が可能です。
アフィリエイト収入は望めませんが、noteには収益化できる方法が他にあります。
noteの特徴2. 収益化できる
noteを収益化するためには、自身の記事を有料化して有料コンテンツとして販売する必要があります。販売価格は自由に設定できますが、加入プランによって設定上限が異なります。
一般会員の無料プランは上限が1万円、有料プランは上限が5万円と決まっています。
有料コンテンツで収益化を図りたい方は有料プランに移行し、記事の価値に見合った価格でコンテンツを販売します。
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事業者のnote活用法3選
noteは手軽に情報発信ができ、有料コンテンツによって収益が発生する情報発信プラットフォームです。ここからは、事業者がnoteを店舗集客のために利用する場合の活用方法を解説します。
1. 記事を作成・発信する
noteは気軽に情報発信ができるので、店舗の近況や最新情報の発信として活用されます。たとえば、新商品やシーズンメニューといった最新情報やセールなどのお得な情報を発信できます。
商品の写真と一緒にこだわりや仕入れ先など、ユーザーの興味を引ける記事が投稿できれば来店のきっかけになります。
2. 商品を販売する
上記で紹介したように、事業者でも有料コンテンツを活用して記事を販売できます。たとえば、飲食店やサービス業が保有する料理に関する知識や接客のノウハウ、人材育成など、さまざまな情報が有料コンテンツとして発信できるでしょう。
また、ジュエリーやアパレルなどの物品を販売している場合は、ECサイトを活用して商品を販売できます。
ECサイトで販売している商品をnoteのマイページ上に表示できる「ストア機能」を活用するか、noteの中にECサイトの商品情報を埋め込む2つの方法があります。
3. 顧客と交流する
ユーザーとnote上で交流ができる「サークル機能」を活用すれば、顧客と交流ができます。自店舗の顧客と交流を増やすことで親やすさを印象付けさせ、再来店を促すことで顧客の囲い込みを期待できるでしょう。
詳しいサークル機能については以下のサイトにて解説されています。
<参照>note:サークル運営マニュアル
無料登録&投稿方法
無料プランでも情報発信に必要な機能が充実しています。ここでは、無料プランでできること、登録の方法と記事の投稿の仕方についてを解説します。
無料でできること:記事やマガジンの作成・コンテンツの閲覧
無料プランに登録すると、記事の投稿と他のユーザーの無料コンテンツを閲覧できます。記事の投稿の際には、文字の書き込みと写真、動画、音声の挿入が可能です。
また、ブックマークのように記事を分類できる「マガジン」も利用できます。この機能は小説や単行本のような機能として活用されます。
無料新規登録・投稿の方法
noteに新規登録する手順と記事の投稿方法について解説します。まずはnoteのメイン画面を開き、右上の「新規登録」をクリックします。
続いて登録に必要なクリエイター名、ID、メールアドレス、パスワードを入力し、「登録する」をクリックします。
noteから送られてくる認証メールに従って手続きを行えば登録完了です。記事を投稿するためには、ホーム画面の右上にある「投稿」をクリックします。
投稿したい内容に合わせた投稿スタイルを選択すると執筆画面に進みます。ここではテキストを選択した場合の紹介をします。
テキストを選択すると下記の画像のような執筆画面が表示され、記事が書けます。
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2種類の有料プランの紹介と登録方法
noteには有料プランが2種類用意されており、それぞれの価格とできること、登録の方法についてを紹介します。1. 月額500円のnoteプレミアム:定期マガジンの発行・数量限定販売など
月額500円のnoteプレミアムに加入すると、定期購読マガジンの発行と数量限定販売が利用できます。定期購読マガジンを発信することでユーザーに継続的なアプローチが可能となり、顧客の囲い込みが狙えます。
また、販売数を限定にすることによって商品が売れ残るリスクを避けたnote運用が可能です。
noteプレミアムについては下記のサイトにて詳しく解説されています。
<参照>note:noteプレミアム会員でできること
2. 月額5万円のnote pro:幅広いカスタマイズ・運営サポートなど
月額5万円のnoteproは事業者やフリーランスの方に最適な機能が用意されており、さらに自由なサイト構築が可能になります。たとえば、サイトのテーマカラーやロゴデザイン、独自のドメイン設定などの幅広いカスタマイズができます。
オリジナリティ溢れるサイトが作成できれば、さらにユーザーの興味を引き、他のサイトとの差別化が図れるでしょう。
他にも、導入運営の個別サポートや契約企業向けの勉強会も用意されており、本格的にnoteの運用したい方をサポートしてくれます。
noteproについては下記のサイトにて詳しく解説されています。
<参照>note:note pro公式サイト
有料プランへの加入方法
noteプレミアムまたはnoteproに加入したい場合は、以下の公式サイトから申し込みができます。
note proで開催される法人向けセミナーへの申し込みしたい場合は、下記の公式サイトから手続きできます。
<参照>
note:noteプレミアムの加入方法
note:note proの加入方法
noteを活用した宣伝事例2選
noteを宣伝方法として取り入れている店舗事例を2つ紹介します。飲食店ならではのノウハウや普段の営業風景を紹介したりと、幅広いシーンでnoteは活用されています。
1. 一風堂
ラーメン屋の一風堂は、noteを活用して商品開発や従業員についての情報を発信しています。
たとえば、シンガポールの店舗を統括している従業員のキャリアや海外体験談などを投稿しています。
また、最近ではロックダウン後にどのようなコロナ対策をしているのか、ラーメン屋のデリバリーサービスについてを発信しており、他の飲食店経営者の参考になる記事が投稿しています。
普段とは違った一面が見える投稿を定期的に発信をすることにより、一風堂ファンの増加を狙っています。
2. LIGHT UP COFFEE
川野優馬氏が代表を務めるコーヒー店LIGHT UP COFFEEでは、コーヒーに関する知識や宣伝をnoteで発信しています。
バリスタを仕事に選んだ理由や川野氏が持つ価値観について書かれた記事もあり、コーヒーに興味のある人以外に対してもブランドの認知を高めています。
noteでの情報発信を通してブランドだけでなく、川野氏の人間性に興味を引かれるファンも多いでしょう。
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noteを活用して店舗の情報を発信
noteとは自由に情報発信ができるプラットフォームで、無料版でも情報発信に必要な基本機能が用意されています。より本格的にnoteを運用したい方は有料会員にアップグレードするのも一つの手です。
noteプレミアムまたはnote proに加入することで、販売力の向上とオリジナリティのあるサイト構築を期待できます。
まずは無料版のnoteから利用をはじめ、有料プランにかかるコストに見合う効果を得られるかを考慮したうえで検討する必要があります。