テーマパークのトリップアドバイザー導入/3つのメリット・最大限活用するためのポイント解説

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ファミリー層を中心に人気を誇るテーマパークは、コロナ禍で集客が厳しい状況ですが、ワクチンの普及などで再度客足が増えることが予想されます。

経済産業省の調査によると、遊園地やテーマパークは売上高は2011年以降増加、入園者数(一般)も2013年以降年間のべ7,000万人を超えています。

今後も訪日外国人の増加や「コト消費」のニーズにより人気に拍車がかかるでしょう。

今回は、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」の導入メリットと活用法を解説します。

<参照>経済産業省:特定サービス産業動態統計調査

テーマパークの市場概況

テーマパークの多くは、子どもが楽しめる場作りをしていますが、一方で少子高齢化も進んでいます。そこで新たな顧客となるのが、海外からの訪日外国人です。

西武園ゆうえんち(埼玉)では、2021年、昭和を再現した商店街や代表的な日本映画をテーマにしたアトラクションなどのオープンを予定しています。また愛知には、海外ファンも注目の「ジブリテーマパーク」が2022年秋にオープン予定など、新しい日本の名所となるような施設が増えています。

国内外の顧客集客に役立つ旅行サイトが、トリップアドバイザーです。

口コミや料金を比較して選べる利便性で、現在世界49か国のユーザーが利用しており、多くの外国人にアピールすることが可能です。

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トリップアドバイザーとは?テーマパークが掲載するメリット

トリップアドバイザーは、ホテルレストラン、観光スポット、航空会社など合計870万件の情報が掲載され、毎月4億6,300万人が利用するサイトです。

旅行者の口コミや評価を収集できるため、事業者にとってもニーズを把握できる貴重なツールとなっています。

サイトでは口コミ以外にも、旅行者同士が情報交換できる掲示板の機能や、施設ジャンル毎の口コミランキングを掲載するなど評判が一目でわかるため、どんな体験ができるかや価値があるかなど、リアルな情報を閲覧できます。

旅行者の声を参考に旅行先を選ぶ人もいることを考慮し、施設を掲載して来場者からの投稿を増やすことが顧客獲得に効果的です。

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トリップアドバイザーとは?メリット紹介
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▲トリップアドバイザーに掲載されている「ユニーバサル・スタジオ・ジャパン」の情報:トリップアドバイザー

メリット1. ランキング「トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ペスト」

トリップアドバイザーでは、ユーザーが自ら検索条件で探すだけでなく、ジャンル別に年間ランキングが掲載されます。

順位は旅行者の口コミや評価、保存内容などから総合的に決まり、「トラベラーズチョイス ベスト・オブ・ザ・ペスト」というアワードも贈られます。

ランキングで上位に選ばれれば、ユーザーから注目され集約に効果的です。2020年の人気テーマパークについても1位~10位まで各スポットの象徴的な写真と寄せられたコメントが紹介されています。

こういった順位発表は、海外のローカル情報を得にくい外国人のユーザーにとって貴重な情報であり、知名度向上に有効です。

<参照>トリップアドバイザー:人気のテーマパーク トップ 10 ‐ 日本

メリット2. 口コミを掲載できる

ユーザーからの口コミ投稿が多いのがトリップアドバイザーの特徴の一つですが、口コミのハイライトとして、評価の分布や旅行者のタイプ、投稿時期や使用言語といった属性も掲載されます。

これは、旅行予定者にとって近い立場の人の投稿を確認したり、高く評価した人のコメントを抽出して見られるなど操作性が高く、施設オーナーにとっても、どんな顧客層から評価をもらっているのかなど把握できます。

客観的な顧客の声から、満足度の高い顧客はマーケティングと一致しているのかや改善点など分析でき、ニーズの変化も読み取れるでしょう。動向把握は集客に重要です。

メリット3. 世界中のユーザーにアプローチできる

国内外問わず月間平均で4億5,500万人が利用する旅行サイトだからこそ、掲載により圧倒的な人数へアプローチできます。

トリップアドバイザーのレポートによると、日本の情報を見ている国は、トップがアメリカ、次いでオーストラリア、香港、シンガポールと近隣諸国が並び、ヨーロッパ諸国でも活用されています。

欧米豪の訪日客が積極利用している傾向のため、これら諸外国をターゲットにマーケティング戦略や施設のサポート内容を見直すのも集客対策の一つです。

<参照>トリップアドバイザー:インバウンドレポート2020(発行 2020年3月)

トリップアドバイザーの活用方法

テーマパークの魅力が伝わり、思わず立ち寄りたくなるスポットとして認識されるためには、掲載する上でいくつかポイントがあります。

ユーザー目線で何を優先的に見せるべきか考慮し、現地の写真やアクセス方法など漏れなく掲載し、集客に最大限活用します。

1. 写真を掲載する

テキストだけでは雰囲気やスケールが伝わりづらいため、写真を多数掲載します。テーマパークのイメージがつきやすく印象にも残るため、集客に効果的です。

11~20枚の写真を掲載している飲食店は、掲載していない飲食店に比べ2倍の反応を得たという例もあります。

旅行者も写真を投稿できますが、ここだけは見せたいという場所やとっておきの景色など多様な写真をオーナー側で用意すると、見込み客の期待に応えやすくなります。

写真の掲載は、施設管理ページへログインし、写真をドラッグアンドドロップで可能です。

2. 地図上に掲載する

施設管理ページで、マップ上のピン位置を編集できます。

周辺エリアの情報として、お薦めのレストランや観光スポットも自動で表示されます。こういったエリア全体の観光促進は集客において重要な観点です。

旅行者にとって、目的地までのルートや周辺地域の観光スポットなどは事前に知っておきたい情報の一つです。

マップ上に位置を示すことで、鉄道や車など交通手段を検討したり、他のスポットと組み合わせた旅程の検討をしたりといった目的に活かしてもらうことができるでしょう。

3. 口コミに返信する

旅行者からの口コミに対し、オーナーから返信することは信頼性向上につながり、見込み客へのアプローチにもなります。

調査により、最大94%のユーザーが、トリップアドバイザーの口コミに対するオーナーからの返信を読んでいると回答しています。

興味を持ったユーザーほど細部まで閲覧し情報収集するため、貴重な口コミを放置せず丁寧なコミュニケーションを取ることが大切です。返信状況が良いと、更なる口コミ増加にもつながっていきます。

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【例文付き】口コミの返信の具体例と気を付けたい4つの基本について

トリップアドバイザーを最大限活用し、集客に役立てる

ガイドブックなどでは得られない旅行者の感想が豊富なトリップアドバイザーは、世界中のユーザーにとって価値の高いサイトです。今後の訪日外国人の集客において、欠かせないツールと言えるでしょう。

口コミ投稿により頻繁に情報が更新されれば見込み客へアプローチできます。

一方で、サービス内容に不備や不満などがあれば投稿で暴露されてしまう可能性もあります。自社では気づけない改善点も認識できるため、声に真剣に向き合い、必要な対応を取って好循環を回しながら活用しましょう。

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<参照>トリップアドバイザーの掲載ページを最大限に活用する方法

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