「セルフレジ」導入書店続々 三洋堂書店、三省堂書店でも

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「セルフレジ」は、従業員が商品を登録し、支払いを顧客自身で行うレジシステムです。

コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで見かけることが多くなったセルフレジですが、最近は「三洋堂書店」「三省堂書店」はじめ、書店業界においてもセルフレジを導入する店舗が増えています。

三洋堂、目標は「セルフレジ率95%」。ほかの書店でも導入すすむ

大手書店チェーン三洋堂ホールディングスでは、2021年7月、セルフレジ利用率95%を目指した新業態店舗「スマ本屋 神宮前駅店」をオープンしました。この店舗では、有人レジは1台のみしか設置しておらず、セルフレジをメインに運用する取り組みは書店としては目新しいものといえます。

顧客はウェブサイトに会員登録して書籍や雑誌を注文し、最短で2~4日後に書店に商品を受け取りにいきます。セルフレジに進んで個別包装された商品に貼られたバーコードを読み込み、決済を済ませるという流れです。

三洋堂がセルフレジの導入をすすめている背景として、営業利益が伸び悩むなかで販売経費をおさえたい、店内のオペレーションにかかる労力を減らして売り場づくりに時間を割きたいというねらいがあるようです。

三省堂書店でも7月、フランチャイズや売店をのぞくすべての店舗にセルフレジを導入しました。紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店などでも同様の取り組みが進められており、セルフレジは書店業界においてもますます普及していくことになりそうです。

人件費削減、回転率の上昇などのメリット

セルフレジを導入することで、レジの混雑を解消でき顧客満足度の向上につなげられるというメリットや、少人数で売り場を回せるため人件費を削減できるメリットがあります。

従業員の業務負担を減らすことで書棚の整理や顧客対応など、本来の書店の業務に集中できるようになることも店舗にとって魅力的です。

また、コロナ禍において、商品の注文から会計をすべて非接触ですませられるスタイルは、時代にあったサービス形態だといえます。

いっぽうで、特に高齢層などにはセルフレジに抵抗をもっていたり、使い方がわからないといった顧客も多いようです。設置スペースも必要ですし、導入コストもかかります。

顧客層や費用対効果を考えてセルフレジを導入するか判断したり、誰でも使いやすいような設計のものを導入したりと、店舗ごとの判断と工夫が必要になるでしょう。

<参考>
三洋堂書店:スマ本屋 名鉄神宮前店
株式会社三洋堂ホールディングス:2022年3月期 第1四半期決算短信
三省堂書店:セルフレジ導入及び運用開始について
DIAMOND ChainStore:究極のセルフサービス?「セルフレジ率95%」をめざす三洋堂新業態店の狙い

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