LINE公式アカウントとは、日本国内で多くの人々が使っているメッセージアプリ「LINE」において、企業などが情報を発信する際に使える機能のことです。
現在LINE公式アカウントをビジネスで活用している企業・店舗は約37万以上で、LINE公式アカウントの友だちになった多くのユーザーが、店舗のキャンペーンやクーポンの利用などの消費行動をとっています。
活用することで「タイムライン」に情報を投稿できるほか、ユーザーに自社のアカウントを友だち追加してもらえれば、直接メッセージを送信できます。
本記事では、LINE公式アカウントの詳細、登録方法、トークルームへの投稿方法、アカウントの種類と費用について解説します。
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LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、2020年3月末時点で8,400万人のユーザーを抱えるメッセージアプリ「LINE」において、企業や店舗が自社の商品・サービスなどの情報を発信できる機能です。
テキストや画像を使ったメッセージを送信したり、ユーザーとチャットしたり、タイムラインに投稿したりとさまざまなアプローチができます。
また、リッチメッセージやリッチメニューといった機能を使い、特に強調したい情報をトーク画面で目立たせることも可能です。
LINE公式アカウント、機能は主に8種類
LINE公式アカウントの主な機能は以下の通りです。-
メッセージ機能
最も基本的な機能で、友だちに追加してくれたユーザーにメッセージが送信できます。 -
LINEチャット
ユーザーとチャットをすることで、問い合わせや予約が受けられます。 -
自動応答機能
ユーザーから送られてきたチャットに対し、自動で応答してくれる機能です。 -
リッチメッセージ
テキストや画像情報を1つのビジュアルにまとめ、よりわかりやすくしてくれる機能です。 -
リッチメニュー
LINE公式アカウントのトークルームをユーザーが開いた際に、画面下部に大きいメニュー画面を表示します。 -
タイムライン投稿
メッセージ送信以外にもタイムラインに店舗の情報を投稿することで、友だちになっていないユーザーも店舗からのお知らせが見られるようになります。 -
ショップカード
ポイントを貯めたり、商品や割引券と交換できます。 -
クーポン・抽選
LINE上で使用できるクーポンや抽選が作れます。
LINE公式アカウントの種類:「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」の違い
LINE公式アカウントには「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」の2種類があります。認証済みアカウントはLINEの審査を通過したアカウントです。
審査は通常10営業日、最長1か月ほどかかるようですが、アカウント名に認証バッチが付与されるほか、検索結果への表示など、未認証アカウントにはない機能もあります。
LINEでは認証済みアカウントへの登録を推奨しているようです。
一方、未認証アカウントを作成し、後から「アカウント認証をリクエスト」することも可能なため、早く情報発信を開始したい場合は未認証アカウントとして先に登録しておくのも良いでしょう。
認証済みアカウント、未認証アカウントの機能の違いは以下の通りです。
認証済みアカウント・未認証アカウントどちらでもできること
- メッセージ配信
- タイムライン投稿
- LINEチャットなどの基本的機能の使用
- 料金プランの選択
認証済みアカウントのみでできること
- 支払い方法の請求書決済の選択
- POPなどの集客に有効なツールの発注
- 販促用ポスターデータの無料ダウンロード
- LINEアプリ内のアカウント(友だち)検索結果への表示
- 認証済アカウントのバッジ(青色)の付与
費用:送信するメッセージ数によって異なる
認証済み・未認証アカウントともに共通の有料プランがあります。月額制で、ユーザー向けに送信できるメッセージ数の上限によって料金が異なります。
フリープラン(無料で利用できるプラン)
- 月額固定費:無料
- 毎月無料で送信できるメッセージ数:1,000通
- 追加で送信できるメッセージの料金:追加送信不可
ライトプラン
- 月額固定費:5,000円
- 毎月無料で送信できるメッセージ数:15,000通
- 追加で送信できるメッセージの料金:5円/通
スタンダードプラン
- 月額固定費:15,000円
- 毎月無料で送信できるメッセージ数:45,000通
- 追加で送信できるメッセージの料金:~3円/通
LINE公式アカウントを運用していくなかで、友だちの人数が増え、1か月に送信するメッセージが1,000通を超える場合は、「ライトプラン」または「スタンダードプラン」を選択する必要があります。
友だちの人数や、メッセージ送信の頻度を考慮したうえで、有料プランを検討しましょう。
LINE公式アカウントの登録手順
LINE公式アカウントは、Web版・スマホ版ともに、公式サイト内の「LINE公式アカウントの開設」ページから登録できます。LINE公式アカウントには「認証済みアカウント」と「未認証アカウント」があります。それぞれの登録方法を解説します。
LINE公式アカウントの登録にはLINE Business IDが必要
LINE Business IDとは、LINE公式アカウントやLINE広告など、LINEのビジネス向けサービスを利用する際に必要となるIDです。個人のLINEアカウントかメールアドレスを使って作成します。
認証済みアカウント、未認証アカウントどちらでも必要となります。
1. 「認証済みアカウント」の登録手順
「LINE公式アカウントの開設」ページを開いたら、「認証済みアカウントを開設する」または「未認証アカウントを開設する」をクリックします。「認証済みアカウントを開設する」をクリックすると、LINE Business IDの登録またはログインを求められます。
LINE Business IDを持っていない場合は、「アカウントを作成」をクリックします。
次の画面で、LINEアカウントまたはメールアドレスを使って、LINE Business IDを登録します。「LINEアカウントで登録」を押すとPINコードでの認証を求められます。一方、「メールアドレスで登録」を押すとメールアドレスに登録用のリンクが送信されます。
その後、企業・店舗情報の登録を求められます。企業名・業種・住所・電話番号といった基本的な情報を入力して申し込み、審査に通れば認証済みアカウントの開設は完了です。
審査にかかる日数としては通常10営業日とされていますが、画像にもあるように申し込み件数が多くなっており、1か月以上かかることもあるようです。登録は早めに行うと良いでしょう。
2. 「未認証アカウント」の登録手順
未認証アカウントの場合も、「未認証アカウントを開設する」をクリックすると、LINE Business IDの登録またはログインを求められます。
審査はないため、LINE Business IDでログイン後、基本的な情報を登録するだけで、すぐにアカウント開設が可能です。
アカウント開設が完了したら、「LINE Official Account Managerへ」を押し、プロフィール設定やメッセージ配信などに移りましょう。
LINE公式アカウントの管理画面「LINE Official Account Manager」6つの機能
「LINE Official Account Manager」初回ログイン時にチュートリアルが表示されます。このチュートリアルに沿って簡単な使い方を解説します。
1. メッセージ配信
ホーム画面左側に表示されている一覧から、リッチメッセージやリッチメニュー、クーポンなどいろいろな発信方法を選べます。
2. 通知確認
LINEからのお知らせや、LINE経由での予約などの通知を確認できます。
3. 分析
メッセージの数、友だちの数、タイムラインのフォロワー数、チャットの受信数のデータや推移を確認できます。
4. ユーザーとのチャット
ユーザーとのチャットを確認できます。チャットの履歴もここに表示されます。
5. プロフィールページの更新
プロフィールの背景画像などを追加・更新できます。
6. 設定
アカウントの名前変更などの詳細な設定や、有料プランの購入・変更、権限の変更などができます。
LINE公式アカウントでメッセージを送る手順
ここでは、最も一般的なテキスト・画像・動画などを使ったメッセージを送る手順を開設します。
まずホーム画面左側の「メッセージ配信」をクリックします。
メッセージ配信画面が開いたら、右上の「作成」をクリックします。 作成画面を開くと、画面下部にメッセージ作成ウィンドウが出現します。配信したいメッセージを入力し、「配信」をクリックすれば、メッセージの送信が完了します。口コミラボ 最新版MEOまとめ【24年9月・10月版 Googleマップ・MEOまとめ】
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