
【LINE新機能】店舗集客に活用できる「LINEプレイス」「LINEで予約」とは?2020年冬から実装予定のサービスを徹底解説!
目次
LINEは、9月10日に開催されたビジネスカンファレンス「LINE DAY 2020 ―Tomorrow’s New Normal―」にて、2020年冬以降にリリース予定である新機能について発表しました。
それによると、テーマや状況などによって店舗検索できる「LINEプレイス」や、LINE上で店舗予約まで完結する「LINEで予約」をはじめ、店舗集客につながりそうな機能が続々と展開される見通しとなっています。
本記事では、それぞれの機能の概要について解説します。
新・ローカル検索サービス「LINEプレイス」:2021年2月〜提供開始
「LINEプレイス」は、テーマや状況ごとにまとめられた店舗コレクションの中から、ユーザーが希望の店舗を検索できる機能です。2021年2月から提供開始となります。
ユーザーは、自分で気に入ったお店のコレクションを作って「LINEプレイス」上でシェアしたり、各店舗情報やコレクションをトーク上でシェアできます。
また上の動画では、店舗の位置情報に基づき近隣店舗をレコメンドするような機能も有していることが紹介されており、「Googleマップ」や「Yahoo!マップ」のようなローカル検索ツールとしても活用できるのではないかと推測されます。
※LINE以外の外部企業が開発したツールの法人向け提供の場として、2020年秋以降の展開が見込まれている「LINEマーケットプレイス」とは別の機能です。
ぐるなびと提携する「LINEで予約」:2020年11月〜提供開始
また、LINE上で店舗予約まで完結する「LINEで予約」も、11月より提供が開始される見込みです。
この機能により、店舗事業者によって運営されているLINE公式アカウントや、LINEが有する店舗情報ページ、あるいはチャットを経由しての予約が可能となります。
「LINEで予約」のファーストパートナーとして、グルメサイト・ぐるなびと連携しており、ネット予約に対応している加盟店が対象とされます。
新型コロナウイルスの流行を経て、店舗内の混雑回避などの観点から事前予約が推奨されている現在、こうした気軽に予約できる機能はユーザーにとっても店舗にとってもメリットがあるといえるでしょう。
その他の新機能:「LINE POP Media」「LINEで応募」を解説
今後、ローカルビジネスへの活用に期待が高まる「LINEプレイス」「LINEで予約」以外にも、さまざまな機能が提供開始される見通しとなっています。
本項では、その中から店舗集客に関連すると考えられる「LINE POP Media」「LINEで応募」について解説します。
「LINE POP Media」:デジタル店頭POPソリューション
Bluetooth機能を使い位置情報と連動してクーポンなどを配信できる「LINE Beacon」を、店頭での販促に応用したのが「LINE POP Media」です。2020年9月以降にトライアル提供が開始予定とされています。
店内でLINEを開いているユーザーに対して商品情報やクーポンを配信できるサービスで、チラシや店頭POPなどの紙媒体での販促物に代わり、ユーザーへ非対面ながらも確実に情報を届ける仕組みです。
紙資源や人的リソースを削減することが可能になるため、経費削減にもつながるかもしれません。
「LINEで応募」:誰でも簡単に応募可能なキャンペーンプラットフォーム
「LINEで応募」は、LINEチラシやLINE公式アカウント、LINE広告、LINE Beaconなどから、応募期限のリマインドを受け取れる機能です。
複数のLINEサービス上で展開されるキャンペーンの応募期限について一元的な管理が可能であり、ユーザーにとってはクーポンやキャンペーンの活用忘れによる機会損失を防げるというメリットがあります。
コロナ禍では感染リスクへの懸念から紙媒体での販促物は受け取ってもらいにくい反面、デジタルであれば受け取りへのハードルも低くなるため、活用検討の余地は十分にあるといえるでしょう。
なお、同機能は「LINE POP Media」と同じく、2020年9月以降から展開予定となっています。
店舗集客に役立ちそうな機能が続々登場。今後の動向に注目
LINEの大規模な新機能リリースの背景には、緊急事態宣言期間中におけるLINE活用の加速化などがあると考えられます。
同社の発表によると、2020年4月のLINE公式アカウント新規開設数は同年3月比で140%、5月の開設数は3月比130%を記録しており、特に教育・習い事分野、飲食店・レストラン分野で著しい増加が見られています。
アフターコロナでは3密回避・非対面などを前提とした新しい生活様式でのサービス提供が求められていることから、同社は今後も事業者向け新機能を充実させ、デジタルソリューションの提供を推進する方針を示しています。
これらの機能を活用することで新規顧客獲得や信頼性の向上へつながれば、店舗の売上回復が期待できるといえるでしょう。同社の今後の続報に、注目が集まります。
<参照>
LINE:LINE Business Conference 「LINE DAY 2020 ―Tomorrow’s New Normal―」を開催

口コミアカデミー編集部
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