「LINEで予約」はLINE公式アカウントを利用して店舗がユーザーからの予約を受け付けられる機能です。LINEとぐるなびの提携で実現した機能で、飲食店のみが利用できます。
この機能が搭載されているLINE公式アカウントは、LINEをベースとしたLINE公式アカウントに搭載されているため、8,000万人のユーザーへの訴求が可能というメリットがあります。
LINEのトークを利用したリマインドメッセージの送信やトーク画面を通じた宣伝もできるため、特にリピート来店や予約の獲得において効果を期待できます。LINEで予約は飲食店でのみしか利用できませんが、LINE公式アカウントは店舗型ビジネス全般で集客に活用できます。
本記事では、LINEで予約の概要と利用方法、LINE公式アカウントを利用した予約数アップを図る施策について紹介します。
「LINEで予約」とは?
「LINEで予約」とはLINEの事業者向けアカウントである「LINE公式アカウント」を利用して予約を受け付けられる機能です。
本項ではLINEで予約の概要や詳しい利用方法について解説します。
<参照>LINE for Business:LINEで予約の機能
LINEで検索から予約まで完了するサービス
「LINEで予約」とは、店舗の公式LINEアカウントからユーザーがそのまま直接予約できる機能です。
ユーザーは予約する以外にも店舗情報を友だちにシェアできるほか、店舗からのリマインドメッセージを受信することもできます。
またユーザーは、「LINEで予約」の公式アカウントを追加することで、希望する店舗のジャンルや現在地の位置情報をもとに即座に予約可能な飲食店を検索できます。
ユーザーはLINEというアプリ1つで、予約に関する一連の流れを完結できます。
利用するには?
LINEで予約は「ぐるなび」と連携して開発された機能であるため、現状では飲食店のみ利用可能な機能になっています。
利用にあたり、ぐるなびへ掲載しており、なおかつLINEの公式アカウントを開設していることが前提になります。また、ぐるなびを利用している飲食店の中でも「席のみ指定でのオンライン即予約に対応している店舗」という条件があります。
予約を受け付ける方法は4種類に分けられます。
- 個別のトークルームにおいて「メッセージ配信」「あいさつメッセージ」「AI応答メッセージ」「応答メッセージ」の4パターンで予約フォームのリンクを一斉送信できます。
- 公式アカウントのトークルームに表示されるメニューの中に、予約フォームをリンク先に設定することでスムーズなアクセスが確保されています。
- トーク内でユーザーが予約についての問い合わせすると、問い合わせてきたユーザーに予約フォームのリンクを送信できます。
- 公式アカウントのプロフィールに直接予約ボタンを設置し、ユーザーから予約を受ける
この他、LINEで予約のパートナー企業であるイデアレコードでも同機能の実装を提供しているようです。公式サイトでは同社サイトが紹介されているので、ぐるなびを利用していない場合はこちらに問い合わせができます。
飲食店がLINEを利用する3つのメリット
「LINEで予約」は現在飲食店限定の機能となっており、飲食店がLINEを通じて予約を確保できる仕組みが整っています。
本項ではLINEで予約を利用するメリットについて解説します。
メリット1. LINEから簡単に席を確保、予約数アップへ
LINEで予約を店舗が導入することで、予約数アップという効果が見込まれます。
これはユーザーが検索から予約、予約情報の共有までLINEのみで完結できるという簡便性に基づいており、より手軽かつ簡単に予約できることから予約数の底上げが見込めます。
前述の通り、LINEで予約はLINEとぐるなびが提携しているサービスです。
LINEの利用者は月間で8,600万人、ぐるなびは加盟店舗数が5万店以上であり、これら2つのサービスの持つ利用者数の組み合わせでより多くの予約獲得に資するサービスとなっています。
メリット2. リマインド通知でキャンセル防止
「LINEで予約」では、店舗から予約のリマインドメッセージを送れます。
予約完了時や予約日の前日にユーザーに対してリマインドメッセージを送ることができ、より確実な来店を促せます。
従来のグルメサイトからのリマインドはメールを利用したものが多く、迷惑メールに振り分けられてしまったり、大量のメールに埋もれてしまったりでユーザーの目に触れずリマインドとしての役割を発揮できない可能性があります。
LINEで予約のリマインド機能であれば個別のトークでメッセージを送れるため、連絡なしの突然のキャンセル防止につながると考えられます。
メリット3. 友だち追加、定期的なメッセージ送信で再来店を促進
「LINEで予約」が搭載されているLINE公式アカウントは、再来店を促しリピート客を獲得する上で有効なツールです。
「LINEで予約」はユーザーが店舗の公式アカウントを追加しなくて利用できますが、一度予約し利用したユーザーがその店舗の公式アカウントを友だち追加する可能性は高くなる傾向にあります。
より多くのユーザーに公式アカウントの友だち追加を行ってもらうことができれば、店舗から定期的にメッセージを配信できるようになります。
LINEの公式アカウントでは新商品や季節のメニューなどの情報を個別のトークルームに送信したりクーポンを配布できたりするため、ユーザーのリピート利用を促進できます。
ユーザーは予約完了の通知が送信される「LINEで予約お知らせ」公式アカウントや、「LINEで予約」公式アカウントから過去に予約して利用した店舗を簡単に予約できるようになっています。
一度利用した店舗を忘れてしまったときに探し直す手間を省き、再度の予約に繋げられるシステムはリピート利用を促します。
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LINE公式アカウントとは?飲食店以外も導入可能
前述の通り、「LINEで予約」は現在飲食店限定のサービスとなっていますが、LINE公式アカウント自体は飲食店以外の店舗型ビジネスでも利用可能です。
LINE公式アカウントは個別のユーザーとトークが可能であるほかに、友だち追加されているユーザーに対して一斉にテキストを送ることができます。
本項ではLINEの公式アカウントを利用して予約数アップを狙う対策を紹介します。
店舗向けの情報発信アカウント
LINE公式アカウントとは、LINEが店舗などに提供しているサービスで、情報発信等をLINEのユーザーに向けて行えるLINEアカウントです。
基本的に無料で導入でき、メッセージの一斉配信や個別のトークルームでのチャット、クーポンの発行もできます。
主なメリットとして、公式アカウントを友だち追加したユーザーに対して情報発信があげられます。 すでに店舗を認知していたり利用していたりするユーザーに対して、店舗のアピールとリピート来店の促進を行えます。
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LINE公式アカウントの使い方
対策1. 友だち追加をしてもらう
LINE公式アカウントで効果的な集客をするためには、より多くのユーザーに友だち追加をしてもらうことがポイントになります。
より多くのユーザーに友だち追加してもらうことで、店舗側から直接情報を届けられる人数が増加することになり、一度の宣伝でより高い集客効果を発揮できるようになります。
店頭での友だち追加の声かけ、店舗のウェブやSNSを通じたLINE公式アカウントの宣伝、友だち追加に対するインセンティブの提供等で友だち追加を促し、より多くのユーザーからの支持を集めることが重要です。
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LINE公式アカウントのショップカードとは?店舗がLINE上で発行できるポイントカード/関連カードの種類も解説
対策2. 予約がしやすい環境を整える
予約を獲得するためには、ユーザーに自店舗の情報がより多く目に触れるような環境を用意する以外に、ユーザーがそのまま予約しやすいような導線を整えることが大事です。
「LINEで予約」では、店舗の公式アカウントを友だち追加したユーザーや、再来店を希望して公式アカウントを開いたユーザーが、そのまま予約まで済ませて情報を一緒に来店する人に共有するまでの導線が確保されています。
LINE公式アカウントでは、トークルームで予約サイトのURLを発信したり、リッチメニューに「予約」ボタンを追加することが可能です。
対策3. 定期的なメッセージ・クーポン配布で来店を促進
LINEを使った集客では、一度店舗を利用したユーザーの再来店に最も期待ができます。
店舗でのイベント情報や新商品の情報を発信したり、クーポンを配布したりすることで再来店への意欲を向上させることがポイントです。
リピート利用以外でも、ウェブサイトやLINE以外のSNSなどでLINE公式アカウントができたことを告知し、友だち追加を促すため「お試しクーポン」などのインセンティブを用意することでも来店の促進を行えます。
LINEで予約は飲食店向け予約サービス、店舗型ビジネスの集客にはLINEが効果的
「LINEで予約」とはLINEとぐるなびが提携している飲食店向けの予約サービスです。
LINEの持つ豊富なユーザー数とLINE単体で予約受付からリマインドが行える簡便さによって、予約数の向上と確実な来店が期待できます。
この機能を利用するにはLINE公式アカウントの開設が必要です。あわせて、ぐるなびへの加盟、またはパートナー企業であるイデアレコードへ問い合わせをします。
LINE公式アカウントはこの「LINEで予約」以外にも集客に資する特徴があります。「LINEで予約」とLINE公式アカウントを利用してユーザーのリピート来店と予約数の向上を目指すことが可能です。
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