ジモティーは地元の掲示板と呼ばれる、地元特化型のサービスです。無料で利用できる上、簡単なやり取りで売買を行うことが可能です。
また、物だけでなく、サービスやイベントの集客に利用できる点が他のフリマアプリと異なる点です。
この記事では、ジモティーの活用方法と取引のポイント、ジモティーを利用した集客方法を解説します。
地元の掲示板と言われる「ジモティー」とは?
はじめに、ジモティーとはどのようなサービスなのか、フリマアプリとの違いも挙げながら特徴を解説します。
「ジモティー」とは
ジモティーとは地元特化型のサービスで、簡単なやり取りで不用品の売買ができます。不用品など物の取引だけでなく、イベントやサービスの募集もできるという特徴があります。
また、地元特化型のサービスという特徴から、都道府県別に商品やサービスの検索、投稿をします。フリマアプリと同様に使わなくなったものを自由に出品することができますが、取引相手は主に地元の人です。
フリマアプリと異なる大きな点は、商品の受け渡しを直接「会って」渡すことです。
取引相手と直接会うため信用が必要となります。一方で、発送が不要となるため郵送料や発送の手間がかかりません。
また、フリマアプリだと、配送方法やコストの点から難しいと言われている大きな物でも、近所での取引であれば、比較的行いやすいと言えます。
「ジモティー」の3つの特徴
ジモティーは、ユーザーにとって利用しやすいこれから紹介する3つの特徴があります。
1つめの特徴は、ジモティーは取引が簡単という点です。ジモティーで取引をする際は、TOPページから商品を検索し、気になる商品タイトルをタップします。
そうすると、ページ右側に「問い合わせ」ボタンがあるので、そこから、商品の内容によって「購入したい」「譲ってほしい」という希望を売主に送付します。返信があれば相手と希望条件のすり合わせをした上で、購入や譲渡のやり取りをし完了となります。
2つめの特徴は、無料で利用できるという点です。購入者側でも出品者側でも、どちらの場合でも利用は無料で、高額な商品であっても売買が成立した際の手数料もかかりません。
ジモティーで商品検索を行ってみると欲しいものが手頃な価格で見つかる可能性が高いでしょう。
3つ目の特徴は、物だけでなくイベントやサービスの出品ができる点です。たとえば、求人募集をしたい場合には、勤務地となる市町村と仕事の詳細を入力するだけで、特定の地域に対して求人の募集をかけられます。
このように、ジモティーにはさまざまな他のフリマアプリとは異なる特徴があります。また、利用している年齢層も10代から50代と、幅広い世代に支持されています。そのため、幅広い商品やサービスをジモティーで購入・出品できるのです。
「ジモティー」を利用するメリットとデメリット
ジモティーを利用するユーザー側のメリットとデメリットについて解説します。
ジモティーを利用するメリットの1つ目は手軽に利用できるということです。ジモティーを利用する上で利用料や登録料がかからないため、手軽にサービスの利用を開始できます。
また、特徴で述べた通り、売買のやり取りも「問い合わせ」から「交渉」という簡単なステップのため、非常に利用しやすいサービスです。
2つ目のメリットは、欲しいものが安く手に入るということです。購入側としてジモティーを利用する場合、お手頃な価格で欲しい物が手に入る可能性があります。ジモティーでは0円での出品も多いため、安く商品を手に入れたい方にとってはうってつけのサービスです。
一方で、デメリットもあります。
1つ目は、取引に手間がかかります。特徴でも述べたように、ジモティーでの取引は問い合わせから交渉し、受け渡しという流れになります。他のフリマアプリであれば、事前に交渉をしなくても「即購入」で買い取ることができますが、ジモティーだと取引するまでに時間がかかり、取引日時もお互いにすり合わせが必要となるので、すぐに商品を購入したい人にとってはデメリットでしょう。
また、ジモティーは支払方法の選択肢が少ないというデメリットがあります。ジモティーでの決済方法は、現金決済・振込・代引きの3種類です。有料での出品の場合は、商品受け渡しの際に、購入相手に直接現金を渡すのが一般的です。
他のフリマアプリとは異なりクレジットカードやコンビニでの支払いができないためで、購入者としては手間に感じるでしょう。また、これらの決済方法しかないことから、商品金額に加えて振込手数料や代引き手数料がかかってしまうというデメリットもあります。
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「ジモティー」の売買の流れとポイント
実際にジモティーで取引をする場合の流れとポイントについて解説します。
「ジモティー」の売買の流れとポイント
ジモティーを利用し、物を売る側と買う側それぞれの流れとポイントを紹介します。
物を売る側の人は、最初にニックネームやメールアドレスなど必要項目を入力して会員登録をします。
そして、投稿フォームに売りたい物の内容を入力して掲載します。商品の投稿は基本的に無料でできますが、投稿をリストの上部し表示したり、PR枠に表示させたりして他の商品よりも目立たせるオプションを利用する場合は有料となります。
掲載している商品について、チャットまたは登録しているメールアドレスに購入希望者から問い合わせが来たら返信をします。
購入金額や受け渡し方法、日時などについてやりとりを行い、これらの内容が決まったら取引が完了となりますので、これ以上問い合わせが来ないように商品の状態を「終了」にします。
次に商品を購入する場合の手順です。
商品ページを開くと「投稿者にメールで問い合わせ」という項目があるため、そこから名前と取引の希望内容入力します。その後、チャットで商品を売っている相手と取引をします。
チャットで購入の意志を伝え、受け渡しの方法や場所、時間などを相談し取引が完了となります。
売却側も購入側もお互いに快く取引ができれば、受け渡しを行って全てのやりとりが完了となります。
安全な取引を行う為のポイント
トラブルに遭わないために、取引は以下を参考に細心の注意を払って行いましょう。
取引相手に住所や電話番号などの個人情報を公開することで、悪用されてしまう場合もあります。そのため、たとえば受け渡しの場所を自宅ではなく、近くの公園や最寄り駅など極力人が行き交う場所を選ぶなど、個人の情報が特定されないように工夫しましょう。
特に女性の場合は、ストーカーの被害などのリスクがあるため、より注意が必要です。
また、取引相手に個人の連絡先をすぐに公開せず、ジモティー内のチャットまたはメールアドレスを利用することで、個人情報悪用のトラブルを未然に防ぐことができます。逆に、虚偽の連絡先を教えられ、取引や受け渡しができなくならないよう、相手と連絡先を交換した場合は正しい連絡先かどうか確認しましょう。
受け渡しの方法で気をつけるポイントもあります。ジモティーで推奨している支払い方法を拒否する場合は、受け取りや支払いのトラブルに至る可能性があります。最悪な場合、詐欺にあってしまうこともあるので、受け渡しの方法には注意が必要です。
そして、受け渡し時にトラブルに巻き込まれないよう、人目のつかない場所での取引は避け、「誰と・いつ・どこで」会うかを家族や知人と共有することをおすすめします。
取引におけるトラブルとして、キャンセルや音信不通も考えられます。これは、購入者、出品者どちらも経験する可能性があるトラブルです。取引中に相手からの返信が途絶えてしまった場合は、再度連絡してみます。取引時間直前にキャンセルされてしまうと、時間や交通費の無駄になってしまうので、相手からの返信があるか随時確認するのがよいでしょう。
さらに、身勝手な理由で値下げ交渉をされたり、常識外の交渉を断ることで暴言をはかれる場合もあります。このようなユーザーに出会ってしまったら、すぐに運営に「通報」して対処することが望ましいでしょう。
「ジモティー」を利用した集客方法
最後に、ジモティーを利用してサービスやイベントに集客する方法を解説します。
「ジモティー」を利用した集客方法
ジモティーは、「地元特化型」の売買サービスに留まりません。他にも、不動産物件やイベント、サービス、求人募集などを無料で掲載できます。下記のリストはジモティで集客ができる告知投稿の項目例です。
- 教室・スクール
- イベント
- 助け合い
- 中古車
- 地元のお店
- 不動産
- メンバー募集
- アルバイト
- 正社員
- 里親募集
集客告知ページを作成する場合は、これらのリストから自分が集客したい項目を選び、タイトルや募集内容、写真で補足して募集をかけます。駅名を選択することで、募集をかけたいターゲットの居住地域まで絞ることができるため、特にローカルなイベントの集客におすすめです。
オプションとして「PR枠」が利用可能
ジモティーは有料でオプションをつけることができます。その中でも「PR枠」での投稿は、1000万人ものユーザーに対してエリアとカテゴリそして期間を絞ることができるので、ターゲットに対して明確に、そして格安でリーチできる機能です。オプション期間中はリスト最上部に常時固定されるため、多くのユーザーの目に触れることができます。
また、「定期リフレッシュ」の機能を利用することで24時間に1度、自動的に再投稿をした状態にすることで最上部に再掲載できます。
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「ジモティー」を活用して地元で集客を
ジモティーは、買う側売る側どちらにとっても無料で利用できる点や手軽に取引できる点から、地域でお得に売買の取引をするのに便利なツールです。利用している年齢層も幅広いことから、商品やサービスを届けたいユーザーにリーチできる可能性も高いでしょう。
また、売買だけでなくサービスやイベント、求人など集客にも利用できるので、必要に応じて幅広い活用方法が期待できます。「PR枠」などのオプションの活用も早期の売却や集客のためには効果的ですので、予算と必要性に応じて検討し、導入することがポイントです。
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