「いらすとや」は、汎用性の高いイラストが提供されているサービスとして、現在では各省庁や地方自治体の資料で使われるほどに、さまざまなシーンで使用されています。
個人や法人、商用や非商用を問わず、基本的に無償で利用できる点が魅力ですが、実は一定の条件下では有償になるなど、事前に把握しておくべきルールが存在するため注意が必要です。
今回は、いらすとやのサービス概要と主な利用シーンを紹介した上で、有償利用に当たるケースと有償利用方法について解説します。
「いらすとや」とは?ありとあらゆるイラストが基本無料で提供
いらすとやは、イラストレーターのみふねたかし氏がイラストを提供しているサービスです。規約の範囲内の利用に限り、個人や法人、商用や非商用といった用途に関係なく無償でイラストを利用できます。
いらすとやに掲載されているイラストは、ほのぼのとした優しい雰囲気のタッチが特徴です。イラストの種類は、人物から動物、食べ物、生活などに関するものから、学校や医療といったシチュエーション別のイラスト、そして季節の行事やイベント、スポーツに関するイラストまで多岐に渡っています。
資料、看板、テレビなど、利用シーンはさまざま
いらすとやのイラストは、さまざまなシーンで活用できる汎用性の高さが特徴です。企業のプレゼンテーション資料やニュース番組の説明フリップ、街中の掲示物など、幅広いシーンで活用されています。さらに、民間企業だけでなく官公庁や地方自治体の資料にも活用されていることから、現在WEB上で普及するイラストのなかで最も有名で浸透しているイラストサービスともいえるでしょう。
いらすとやは、国内のみならず海外でも認知を拡大しています。近年は海外の論文においてグラフ内のイラストに使用されたり、台湾の大学入試では注意書きの掲示物に使用されたりなど、いらすとやの活用例が多く見受けられるようになりました。
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いらすとやの利用が有償になる場合とは?
いらすとやは基本的には無償で利用できますが、一部有償での利用となるケースがあるため注意が必要です。ここでは、いらすとやの利用が有償になる2つの場合について解説します。1. 商用目的で21点以上のイラストを利用する場合
いらすとやのイラストは非商用の場合個数制限無く無料で利用可能です。商用利用の場合、1つのコンテンツ(制作物)につき、基本的に20点までは無償で利用可能で、21点以上利用する場合は有償となります。たとえば静的なWebサイト(企業の公式サイトなど)は1サイトにつき、動的なWebサイト(Webメディアやブログなど)は1記事につき、テレビやニュース番組は1番組につき、そしてYouTubeは1動画につき、それぞれ20点までとなっています。
公式サイトによると相場は1枚につき1,000円程度(税抜き)で、イラストを22枚利用した場合の料金相場は、22,000円(税抜き)となります。ただし、単価や見積もりは利用目的によって異なるとのことなので、詳細は問い合わせが必要です。
2. 高解像度版のイラストを利用したい場合
いらすとやでは、印刷に利用するなどを目的とした高解像度版のイラストを利用したい場合も有償となります。無償で利用可能なイラストは、5cmほどの大きさまでなら問題なく綺麗に印刷できますが、5cm以上に大きく印刷したい場合は、商用と非商用に関係なく別途申請が必要です。利用料金は大きさによって異なり、申請の際には、イラストが掲載されているページのアドレスまたはファイルネームと必要なサイズを伝えます。
公式サイトの「お問合せ」欄から申請できる
上記の2つのいらすとやの有償利用の申請では、公式サイトの「お問い合わせ」欄に記載のメールアドレス宛に連絡する必要があります。あらかじめ「ご利用について」に記載されている利用規約と「よくあるご質問」に記載されているQ&Aに目を通してから問い合わせをしましょう。
「いらすとや」の活用でコンテンツ作成を効率化
いらすとやは、非常に豊富な種類のイラストを扱っており、その汎用性の高さは、国内はもちろん海外でも認知度を高めています。企業の資料作りや広告物など、あらゆるコンテンツ作成を効率的に行う上で、利便性の高いサービスといえるでしょう。いらすとやは基本的には無料で利用可能ですが、「商用目的で21点以上のイラストを利用する場合」と「高解像度版のイラストを利用したい場合」は、有償利用となるため、事前の申請を忘れないよう気をつけましょう。
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