fine Dine(ファインダイン)は東京や神奈川を中心に展開するデリバリーサービスです。新型コロナウイルスの感染拡大により、デリバリー需要が伸び、fine Dineなどさまざまなデリバリーサービスが台頭しています。
そのため、どのデリバリーサービスに加盟すればいいのか、悩む事業者も多いでしょう。
そこでこの記事では、fine Dineの特徴や加盟するメリット、Uber Eats・出前館・楽天デリバリーを比較・解説します。
デリバリー導入のポイントまとめ|メリット・デメリット、アプリ・サービス紹介
新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、多くの飲食店がデリバリーやテイクアウトサービスの導入を始めています。日本フードサービス協会によると、2020年2月に発令された大型イベントの自粛要請や同年3月に東京都から発令された週末の外出自粛要請なども客足を落とした要因と指摘されています。本記事では、デリバリーサービスに対する消費者・店舗側の見解や、デリバリーサービスを開始するために必要な許可、運営方法に関するポイントを紹介します。目次デリバリーを始める飲食店が増加消費者・店舗側のデリバリーや...
fine Dine(ファインダイン)とは?
fine Dine(ファインダイン)は東京や神奈川を中心に展開するデリバリーサービスです。寿司の宅配サービスを展開する「銀のさら」の運営会社が、社内に蓄積されたデリバリーのノウハウを活かして運営しています。
fine Dineは、ブランド力の強い飲食店や高級路線の飲食店が多く加盟しています。最低注文金額は1,500円からで、平均注文金額は4,000円です。
他のデリバリーサービスと比較すると価格帯が高く、利用顧客層も他のデリバリーサービスよりも高級路線やブランドに価値をおくユーザーとなります。
デリバリー可能エリアは東京と神奈川県の一部
このfine Dineが対応している地域は限られており、23区を中心に東京都下と神奈川県の一部地域のみです。
東京都の対応地域は足立区、荒川区、板橋区、大田区、北区、江東区、品川区、渋谷区、新宿区、杉並区、墨田区、世田谷区、台東区、中央区、千代田区、豊島区、中野区、文京区、港区、目黒区の20の特別区と多摩地域では国立市、国分寺市、立川市です。
神奈川県では横浜市の磯子区、港南区、戸塚区、鎌倉市、藤沢市、横須賀市が対象エリアとなっています。
fine Dineに登録するメリット・デメリット
fine Dineを導入することでどのようなメリットがあり、さらにデメリットはないのかをこのトピックでご紹介します。
メリット1:売上の向上
店舗集客では、悪天候やスポーツイベントがある日などは外食しない人が増えるため、飲食店の売り上げは落ちる傾向にあります。また店舗には店内飲食に上限があり、回転率が悪いと売り上げの低下につながります。
デリバリーサービスで、これらの制約下でも注文を受け付けられるため、売り上げアップが見込めます。2020年初頭から猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の感染拡大で飲食業界は営業自粛や時短営業などで大きな影響を受けています。
デリバリーサービスの導入は、コロナ禍における新たな売り上げの柱となるでしょう。
メリット2:大きなリスクを背負わずに始められる
fine Dineに加盟を希望する飲食店は、多額の初期費用を投資することなくデリバリーサービスを始められます。
デリバリーに必要な人員や車両などはfine Dineが用意しているシステムを利用するため、メニューの撮影や店舗ページの作成にかかる初回登録料と代行手数料のみで参入できます。
メリット3:広告費用はfine Dineが負担
デリバリーサービスを開始するためには、チラシなどの広告宣伝費が必要です。しかしfine Dineに加盟すれば、メニュー、DM、チラシなどの配布、Webを使ったプロモーションなどはfine Dineが負担します。
そのため、広告宣伝費に大きな予算をかけられない場合でも、大きな負担なく自店舗のデリバリーサービスを宣伝できます。
メリット4:安心感のある宅配サービス
fine Dineでの配達は、銀のさらを運営してきた実績とノウハウが活かされており、保冷と保温が可能な専用装備を搭載したバイクを使った専門スタッフが配送します。
配達時間も考慮してエリアを定めており、提供メニューを検討する際もアドバイスを提供しています。
デメリット:最低注文金額が設定されている
fine Dineでは注文の際に1,500円の最低消費額が設定されており、顧客は最低消費金額以上の注文をしなければなりません。店舗によっては、この最低消費金額が2,000円に設定されている場合もあります。
比較的高額な最低消費額によって顧客単価を上げたり、高級路線の店舗の場合は客層にあった顧客を獲得しやすいなどのメリットも考えられますが、顧客によっては利用を躊躇う要因にもなりそうです。
fine DineとUber Eats、出前館、楽天デリバリーとの比較表
fine Dineはデリバリーサービスの1つであり、導入を検討する際は他のサービスも合わせて比較し自店舗に合っているかを確認することが必要です。
特徴 |
初期費用 |
売り上げ手数料 |
利用できる地域 |
|
fine Dine |
高級指向 |
5万円(商品の写真撮影、代行手数料) |
35% |
東京都心部、横須賀・鎌倉周辺 |
5万円(端末貸出費用、メニュー作成費用) |
35% |
首都圏、大阪、神戸、京都、福岡、名古屋、その他地方中心都市 |
||
全国規模で展開 |
2万円(ネット環境、端末は自店で用意する必要あり) |
30% |
全国 |
|
楽天グループの知名度の高さ |
5万円(端末貸出費用など) |
40% |
東京 |
上記の情報は2020年9月時点の目安情報です。
売り上げ手数料などは公式サイトで公表されていない場合が多く変動もするため、導入前には必ず各社に売り上げ手数料や初期費用などについて確認し導入を検討すると良いでしょう。
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安心かつ充実したサービスを持つfine Dine
デリバリーサービスは店舗にとって時間帯に関わらず売り上げを確保したり、天候やイベントごとにも左右されにくいという特徴があります。
新型コロナウイルスの感染拡大は消費者の消費行動にも変化をもたらし、外食しない人を増やすきっかけにもなりました。
デリバリーサービスは自宅で店舗のおいしい食事が楽しめ顧客にとっても有益であるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大で社会が変化する中で、店舗にとって新しい収入源となります。
fine Dineは各種あるデリバリーサービスの中でも加盟店舗や顧客層の質が高く、消費単価も高い傾向にあります。
他のデリバリーサービスと比較のうえで導入を検討するとよいでしょう。
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