Kyashとはプリペイド式の決済サービスで、株式会社Kyashが提供しています。新型コロナウイルスの感染拡大とともに非接触決済を導入する店舗や、利用するユーザーが増加しその需要は高まってきています。
Kyashもそういった非接触決済のひとつであり、すでにVisa加盟店であったりApple Payを導入していたりする店舗では事前準備なしに決済できるという利点があります。
本記事ではKyashの利用方法や発行できるカードの種類、ポイントなどの特徴やメリットを解説します。
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Kyashとは
Kyashとはプリペイド式の決済、送金サービスです。ユーザーはアプリで無料登録をして発行するカードを選び、使う分だけ入金することで利用できます。Kyashユーザー同士の送金や入出金の管理もアプリで進められます。
最初にKyashというサービスの概要について、その特徴や登録方法を紹介します。
プリペイド式決済サービス「Kyash」
株式会社Kyashが提供するプリペイド式の決済サービスであるKyashは、現在国内外3,800万店以上のVisaプリペイド加盟店で利用できます。
コロナ禍で非接触決済の利用意向が高まっている中、Kyashはタッチ決済にも対応しており、時代のニーズにも合ったサービスでもあります。
Kyashで発行しているカードはバーチャルとリアル2種類の全3種類あり、それぞれユーザーのニーズに合わせて選び、利用できることが特徴です。
また、アプリとカードが連動し、使った金額をリアルタイムで確認できる機能や送金機能も備わっています。
Kyashの登録方法
Kyashへ登録するには、まずKyashのアプリをダウンロードしなければなりません。SMSでの認証が必要なので、SMSを受信できる電話番号が必要です。
アプリをダウンロードすると、氏名、ユーザー名、メールアドレス、パスワード、生年月日、電話番号の情報を入力する画面が表示されます。氏名は公開されませんが、ユーザー名は公開されるため注意が必要です。
入力が終わるとSMS認証の画面に進みます。前の画面で登録した電話番号にSMSが送信されるので、掲載されている認証コードを入力して登録完了です。
Kyashで発行できる3種類のカード
Kyashではアプリ上でカードを発行または申し込みをし、銀行口座やクレジットカードなどから入金して決済を行います。
Kyashで発行しているカードは全部で3種類です。本項では3種類のカードの特徴について解説します。
このうち「Kyash Card Lite」「Kyash Card Virtual」は、本人確認の手続き済の場合は決済上限金額が変わるため注意が必要です。
1. Kyash Card
1つ目は「Kyash Caed」です。このカードは3種類のカードの中で唯一本人確認書類が必要です。
発行手数料が900円かかるものの、カードにはICチップが搭載されておりVisaのタッチ決済に対応しています。
利用可能範囲は国内外の対象店舗やオンライン決済、QUICPay+決済です。1回の決済上限額が30万、ひと月の決済上限額が100万円と決められており、ポイント還元率は最大で1%と3つのカードの中でも最も高い還元率です。
ポイント付与の上限は1200ポイントであり、3つのカードの中で最も高くなっています。
2. Kyash Card Lite
2つ目は「Kyash Card Lite」です。こちらは本人確認書類がなくとも作れるカードで、300円の発行手数料がかかります。
Kyash Cardとの違いは海外での利用はオンライン決済のみとなる点で、ICチップがなくタッチ決済も利用できません。
また決済上限額は1回の決済での限度額が5万円、ひと月の限度額が12万円です。
ポイント還元率は最大で0.5%で、ポイント上限は600ポイントと定められています。
3. Kyash Card Virtual
3つ目が「Kyash Card Virtual」です。このカードは実際には発行されず、アプリ上で発行されるカードです。
そのため基本的にはオンライン決済のみの利用になりますが、実店舗であってもApple Pay、Google Payに設定すれば、QUICPay+決済での利用が可能です。
決済上限額は1回あたり3万円、ひと月の上限額が5万円と3つのカードの中で最も低いですが、発行手数料がかからないというメリットもあります。
発行に際しての本人確認書類も必要ありません。ポイント還元率や上限はKyash Card Liteと同様の還元率と上限です。
Kyashのメリット
Kyashはカードによっては本人確認の手続きが不要で、登録料や年会費もかからないため、気軽に始められるサービスですが、ほかにも利用することで得られるメリットがあります。
Kyashにどのような利点があるのか、ユーザーが得られるメリットと加盟店が得られるメリットの2つの側面から紹介します。
ユーザーのメリット/ポイント還元や送金機能などの利便性の高さ
ユーザーにとって最大のメリットはその利便性の高さです。
店舗やオンライン決済に幅広く利用できるのみならず、タッチ決済にも対応しています。ユーザー同士であればアプリを使ってスマホから送金できるため、ATMに行く必要がありません。
入金は銀行口座やコンビニ、クレジットカードなどから可能ですが、3,000円〜5万円までの金額を入金し、後払いすることもできます。後払いは手数料がかかりますが、必要な金額をすぐ入金できることもメリットの一つです。
利用履歴もスマホに通知され、決済情報をジャンル別に確認できるため、何にいくら使ったかが分かりやすい点も利便性の向上に一役買っています。さらに使った金額に応じでポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円で利用できます。
加盟店のメリット/カード決済の促進に期待できる
加盟店のメリットとして、販促に期待できるという点が挙げられます。
Kyashでの決済を導入する際には、すでにVisaやGoogle Pay、Apple Pay、QUIQPayの加盟店であれば新しく準備をする必要がなく、今ある設備で導入できます。
また、ユーザーの利便性が高く決済が促進されることで、販売機会の増加が期待され、ひいては売り上げの増加が期待されることもメリットです。
店舗で独自のポイントシステムを導入していなくとも、決済するだけでポイントが還元されたり、Kyash独自のキャンペーンが開催されている場合もあるため、商品購入時のインセンティブとして活用できます。
さまざまな決済手段、細かなユーザーニーズを満たすキャッシュレス市場
Kyashはプリペイド式決済サービスで、発行されたカードを利用してVisa加盟店での決済やオンラインショッピングの決済などに利用できます。
登録もアプリをダウンロードして必要事項を入力するのみで、本人確認書類が必要ないカードもあり非常に簡単です。また、アプリから送金できたりポイントが貯まったりと、ユーザーの利便性が高いことも特徴です。
コロナ禍の状況もふまえ今後もキャッシュレス決済の利用は増加していくと考えられています。カード決済やタッチ決済を導入している店舗では、Kyashの利便性の高さについて理解しておくとよいでしょう。
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