Z世代が好きなブランド トップ3をGAFA独占 ー “Facebook”だけがランクインしなかったワケ

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ComparablyがアメリカのZ世代を対象に実施した「好きなブランド」の調査で、1位がGoogle、2位がApple、3位がAmazonと、トップ3を「GAFA」が独占しました。

一方でGAFAのうち、“Facebook(メタ・プラットフォームズ)”だけがランクインしない結果となっています。

Z世代が好きなブランドは?

Z世代が好きなブランドの調査結果は、50位まで発表されています。10位まで抜粋したのが以下です。

  1. Google
  2. Apple
  3. Amazon
  4. Netflix
  5. Chick-fil-A
  6. Vans
  7. Discord
  8. Sony PlayStation
  9. Spotify
  10. Nike

1位がGoogle、2位がApple、3位がAmazonと、トップ3を「GAFA」が独占する結果となりました。

なお、8位にソニー、14位にユニクロ、27位にニンテンドーなど、日本企業もランクインしています。

また、37位にTwitter、38位にTikTok、43位にInstagramがランクインしているにもかかわらず、Facebookの姿はありません。

<参照>
Comparably:Best Brands of 2021 According to Gen Z + Millennials

かつて若者を熱狂させたFacebook

Facebookは2004年、マーク・ザッカーバーグ氏を中心としてハーバード大学で創設されました。やがてその地位を脅かすことになる「Twitter」や「Instagram」などよりも前に登場したSNSです。「SNS」という概念を広めた存在と言ってもいいでしょう。

当初は学生限定のSNSでしたが、その後13歳以上を対象に、全世界へ広まっていくことになります(元々大学生限定のSNSとして生まれたFacebookが、今は若者からの支持を得ているとは言い難い状況であるのは、ある種皮肉のようにもみえます)。

Facebookは、実名登録であることからリアルの場でも交流のある人とつながるSNSとして、また情報の信頼性がある程度担保されたSNSとして広まっていきました。

しかし、この「実名登録」制が、今の若者に支持されていない理由の一つでもあります。知らない人とつながりたい、一方で匿名で登録し一定のプライバシーを保ちたいと考える若者のニーズに合っていないのです。

facebook イメージ
▲Facebookは実名登録制。若者のニーズに合っていない:イメージ

若者はFacebookの変化に気づいていない

また、TikTok、Clubhouseなど新興のSNSが登場する中、たとえばTwitterはClubhouseに対抗する形でSpaceを、YouTubeはTikTokに対抗する形でYouTubeショートを登場させるなど、常に可能性の追求をしてきていました。

しかしFacebookは、そうした変革をしてきたのでしょうか。少なくとも、それが若者に伝わっていないというのは事実でしょう。

発信者側も"Facebook離れ"

そして、若者がFacebookを「見る理由がない」こともあげられます。いまやZ世代に強い影響を与えるのもまた、Z世代のセレブやアーティストという時代になってきました。

絶大な影響力を持つ彼らの主戦場の筆頭はYouTube、TikTokInstagramなどであり、Facebookを情報発信の要とする例はあまり聞きません。

若者の発信する側も受信する側も、Facebookから離れつつあるというのが実情でしょう。

"意識高い系"の勧誘への警戒感も

若者の中でも起業したり個人事業主として活動していたりして、上の世代や同じ境遇の若者とつながりたいと考えている、ビジネス志向の強い人がFacebookを利用しているという面もあります。

しかし、Facebookを使っているかどうか実際に大学生に聞いてみると「怪しいビジネスへの勧誘のDMが届くので、あまりみていない」という声もありました。

本当に意識の高いビジネス層が利用している一方で、マルチ商法や怪しげなビジネスの勧誘を行う、いわゆる"意識高い系"も紛れており、そうした警戒心からFacebookを敬遠する若者もいるようです。

内部告発で悪いイメージが決定づけられる形に

このように時間とともに若者からの支持を失っていく中で、さらに2021年はFacebookにとって追い討ちをかけられる年となりました。

10月5日、Facebookの元プロダクトマネジャーが「Facebookが傘下のInstagramについて、若いユーザー、特に10代の少女の精神的な健康に悪影響を与えていると認識していた」などと記された文書を暴露したうえで、「安全よりも利益を優先していた」とアメリカ議会で証言したのです。

このニュースは「Instagramが」ではなく「Facebookが」という主語で語られ、Facebookに対するイメージをさらに低下させる結果となりました。

Facebookの大逆転劇はあるか

そんな中、Facebookは10月29日、社名をFacebookから「メタ・プラットフォームズ」に改名しました。今後は、インターネット上に構築される3次元の仮想空間「メタバース」の事業に注力するという姿勢を示しています。

「メタ・プラットフォームズ」に改名しても、本質的な問題は解決していないと批判する声もあります。

しかし、ザッカーバーグ氏がSNSを立ち上げた時も、世界で30億人近くのユーザー数を抱えることになるとは、誰も予想していなかったでしょう。

今後、Facebook改めメタ・プラットフォームズの、大逆転劇がみられるかもしれません。

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