長崎県発祥の大手外食チェーンのリンガーハットは、2021年8月中間連結決算で純利益が3億1,800万円(前年同期は69億8400万円の赤字)の黒字に転換し、売上高は前年同期比0.5%増の162億2,700万円だったことを発表しました。
営業時間短縮要請や外出自粛の長期化に関わらず、黒字転換に成功したのは、なぜでしょうか。
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コロナ禍でもデリバリーやテイクアウト注力で売上向上
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置を発出された都道府県を中心に、実店舗では酒類販売自粛や店舗営業時間短縮を余儀なくされました。
このような中でも、同社ではテイクアウトやデリバリー販売の売上を伸ばし、グループ全店舗計での既存店売上高前年比率は112.7%となりました。事業別では、「長崎ちゃんぽん事業」は116.3%、「とんかつ事業」は100.5%でした。
ちゃんぽん事業では、2021年2月決算時の赤字の結果を受けて冷凍食品やテイクアウト用ちゃんぽんの開発に注力しています。今後も、テイクアウトや外販事業の拡大を図るということです。
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コロナ対応モデル店舗、長崎にオープン
また、現地建て替えでコロナ禍に対応したモデル店舗、リンガーハット長崎大橋店(長崎市)を今月27日にオープンすることも発表しています。
リンガーハット長崎大橋店は、座席間隔を広く取り、テイクアウト専用窓口の設置、接触機会低減のニーズに対応したスマートフォンのアプリで注文できる実験を実施します。
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<参照>
リンガーハット:2022年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
長崎新聞:リンガーハット黒字転換 長崎にコロナ対応モデル店舗 8月中間決算