ECサイト集客”目利き”重要に 流行の「キュレーションコマース」を解説【事例4選】

コロナ禍において、人々には外出自粛が強いられ、店舗で利益を得るのが厳しくなってきています。そのため、外出ができず家にいながらも利用ができるECサイトが発達しています。

特に差別化要因の一つとして、バイヤーの目利きが重要となるキュレーションコマースが注目を浴びています。

本記事では、自社サービスにキュレーションコマースを取り入れたいと考える事業者に向けて、キュレーションコマースの概要や事例、さらにキュレーションコマースでの顧客獲得のカギについて解説します。

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キュレーションコマースとは?

キュレーションコマースとは、ECにおいて事業者独自の視点で情報収集をし、オンラインで商品を販売するサイトです。キュレーションECやキュレーション型eコマースとも呼ばれます。

ここでは、キュレーションコマースの意味や種類について解説します。

キュレーションコマースの意味

そもそも、「キュレーション」とは情報を収集・分類し、それらをつなぎ合わせることで新たな価値を持たせて共有することを指します。また、「キュレーター」はキュレーションを行う人のことです。

そのうえで「キュレーションコマース」とは、ECサイトの事業者独自の視点で情報収集をし、商品を販売するサイトを意味します。つまり「購入する物を誰かに代わりに選んでもらう」ことになり、これが他のECサイトとの差別化ポイントになります。

たとえば、「レアな商品が欲しい」と考える顧客に対し、一流の有名人が愛用する商品を販売するなどもキュレーションコマースの手法の一つです。

キュレーションコマースは、機械的な商品のセレクションとは異なり、顧客のニッチなニーズに応えることができる販売形態といえます。

セレクトショップもキュレーションコマースの一種

オンラインのセレクトショップは、事業者が独自で商品をセレクトしているため、キュレーションコマースの一種といえます。また、随分前から存在していることから、キュレーションコマースの先駆けと捉えられています。

セレクトショップをはじめとするキュレーションコマースにおいて、バイヤーともいえるキュレーターの想いがサイトや商品のコンセプトに大きく影響し、消費者の心を掴むきっかけとなります。

キュレーションコマースの事例

今後自社のサービスにキュレーションコマースを取り入れるためにも、先行事例について理解を深めることは重要です。

ここではキュレーションコマースの事例を4つ紹介します。

1. HATCH

ECサイトHATCH トップ画面
▲HATCH:公式サイト


HATCHは、ゾゾタウン運営会社の出身者が立ち上げたキュレーションストアです。衣類をはじめ、インテリア小物、雑貨などを幅広く取り扱っています。運営当初は定期購入のみの販売でしたが、現在では単品購入可能にも対応しています。

HATCHでは、セレクターと呼ばれる有名な専門家が商品を紹介している点が、信頼できるポイントとされています。

さらに最近では、百貨店などでPOP UPストアなども開催しており、リアルからネットへの集客を狙っています。

<参照>
HATCH

2. ippin

ECサイトippin
▲ippin:公式サイト


ippinは、ぐるなびが運営するグルメキュレーションコマースです。

「あの人の“美味しい“に出会う」をテーマに、ブロガーや秘書、シェフ、生産者など様々な人が商品を紹介しています。紹介されているのは、ギフトや手土産に適しているグルメ商品がメインで、現在は外部リンクから商品の購入が可能です。

ippinは、丁寧で細かい紹介文によって、顧客の購買意欲を高めているのがポイントです。お気に入り記事を好きなフォルダで管理できるなど、便利な機能が充実しています。

<参照>
ippin

3. MONOCO

ECサイトMONOCO
▲MONOCO:公式サイト


MONOCOは、スキンケア商品からインテリア雑貨、アウトドア雑貨など幅広く取り扱っています。商品の9割が海外デザイナーのもので、歌手やモデルなど様々な人がセレクトしています。

「“価値”が買えるサイト」を目指しているMONOCOの会員は、20~40代の女性が中心に10万人を超えています。他のサイトにはないようなデザイン性の高い商品を選定することでリピーター率を高めています

<参照>
MONOCO

4. キュレーションコマースメディア「no-ma」

キュレーションコマースメディア「no-ma」は、2021年に渋谷にオープンした体験スペース「no-ma」と連動したサイトです。ファッション、コスメ、ウェルネス、フード、ライフスタイルにカテゴライズされる商品をメインに取り扱っています。

キュレーションコマースメディア「no-ma」では、商品に込めた想いを顧客に伝えるために、商品に関する背景やストーリーをWEBメディアを通じて紹介しています。

さらに体験スペース「no-ma」では、キュレーションコマースメディア「no-ma」で取り扱うD2C商品等を実際に見て体験することができます。D2CとはDirect to Consumerの略で、自社の製品を小売店を挟まずに直接販売する方法です。

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キュレーションコマースの今後

いつでもどこでも利用できるECサイトは、今後も引き続き消費者に利用されていくことが考えられます。ただし、事業者として「インターネット上で購入ができる」といった便利さだけでの差別化は厳しいでしょう。

そのなかでキュレーションコマースは消費者心理に働きかけ、他のサイトに比べて商品を差別化できる形式です。

キュレーションコマースでは、どのように顧客を獲得できるのか解説します。

新規顧客獲得と、かつての顧客を呼び戻す

商品のコスパの良さや性能の良さといった仕様だけでは、消費者の購買意欲は高まりません。今後は「ただ売るだけ」のECサイトではなく、収集した情報を独自の価値観で意味づけ伝えるという、キュレーションのステップをはさみ商品を訴求することが大切です。

こうした価値観は、これまでとは異なる文脈で消費者の購買意欲を喚起します。キュレーター独自の価値でフォーカスされる商品の特徴に、消費者は価値を感じます。

顧客の価値観に重なる品揃えにより、新たな顧客層の開拓や、一度はその商材に興味を失ってしまった顧客を取り込むことも可能になるでしょう。

キュレーターの目利き力がカギとなる

キュレーションコマースでは、キュレーターの目利き力によってサイトのコンセプトや個性維持が決まります。特に、キュレーターの商品に対する深い理解と愛着が消費者を呼び込みます。

キュレーションの質が低下すれば本末転倒なので、キュレーターの選定力や伝える力も重要になります。

今後キュレーションコマースが増えていくと差別化はより難しくなってくることも考えられます。

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情報や商品が溢れる市場で、「自分にとって良いもの」を効率良く探したいと考える消費者も多くいます。そのなかでキュレーションコマースはそういう消費者心理を満たす販売手法といえます。

価格よりもいかに価値を届けるかが重要となり、いかに顧客が感動する商品を選び、かつ商品への想いを届けられるかがキュレーションコマースの成否を左右します。そのため、キュレーターの目利きやキュレーションの質が必須となっていくでしょう。

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この記事の筆者

口コミラボ編集部

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