そごう・西武は、来店者の属性や店内での行動を細かくデータ化し、商品開発などに生かすため、年内に2店舗、今後5年ほどで国内10店舗すべてに人工知能(AI)カメラを導入する予定です。
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百貨店で初めての大規模導入
AIカメラのスタートアップ企業・AWL(アウル)などと協力し、年内にそごう大宮店の食品売り場に150台、西武池袋本店のブランド品売り場などに100台設置します。百貨店でのこのようなAIカメラ大量導入ははじめての試みです。
来店客の属性・行動を分析
AIカメラが来店客を認識すると、その画像から年齢や性別を推定し、商品を購入する順番や時間、素通りした売り場などを分析します。
来店客の属性や店内での行動を細かく分析することで、品ぞろえや売り場の配置などに活用する狙いです。
また、テナント企業にもデータを共有し、商品開発に活かしてもらうことも予定しています。プライバシー配慮のため、映像データはサーバーに送らずカメラ内で処理するとしています。
データ活用で落ちた客足を取り戻す
これまで日本の小売業界では、POS(販売時点情報管理)データから顧客情報を得ることが主流でしたが、コロナ禍でネットシフトが進んだ消費者を取り戻すため、店舗のリアルデータを活用し、売り場環境を改善することが求められるとみられます。
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