本記事では、iPhoneに標準搭載されている「マップ」と、Google マップの機能を比較します。
iPhoneの「マップ」向けローカルSEOなど、さらに詳しい情報を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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※Googleマイビジネスは、2021.11.5よりGoogle ビジネスプロフィールという名称に変更されました。
これに伴い、2022年にスマートフォン向けGoogleマイビジネスのアプリが終了します。
アプリ終了前に、これまでと同じように快適に使えるよう今から準備しておきましょう!
iPhoneのマップ最新機能:iOS15では3Dマップが登場、ARナビも利用可能に
2021年6月7日に発表されたiOS 15では、iPhoneの「マップ」にもいくつかの新機能が追加されました。
最も大きな変更点としては、マップが3Dになったことです。これにより地形や道路、ランドマークなどが立体的に表示されるようになったほか、複雑なインターチェンジも視覚的にわかりやすく把握できるようになります。
また、公共交通機関のルート案内を利用する際、駅の出口にてiPhoneで周囲の建物をスキャンすると正確な現在地が検出され、画面上にAR(拡張現実)を用いたルート案内が表示されるようになりました。
ARナビでは、カメラで記録した周囲の景色の上に進む方向を示す矢印や通りの名前などが表示されます。
このほかにも車道の情報、近くの公共交通機関、月明かりモードなどが追加されており、これらの機能が備わった新しいiPhoneの「マップ」は2021年秋に配信される予定です。
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iPhoneの「マップ」とGoogleマップ、4つの違い
iPhoneの「マップ」とGoogle マップには、類似した機能が数多く存在します。
ここでは、その中からLook Aroundとストリートビュー、FlyoverとGoogle Earth、評価と口コミ、Apple Maps ConnectとGoogle マイビジネスについて紹介します。
1. Look Aroundとストリートビュー
iPhoneの「マップ」の「Look Around」と、Google マップの「ストリートビュー」は、どちらも道路沿いの風景を見渡せる機能です。
まるでその場所にいるかのような臨場感が味わえるほか、行き先の店舗や施設の外観を事前に知りたいときにも有効活用できます。
Look Aroundは2019年に公開されましたが、ストリートビューは12年早い2007年に公開されています。
Look Aroundは2021年8月時点では東京、名古屋、大阪、広島、福岡、高松のみの対応となっています。一方、ストリートビューは国内ほぼ全ての公道に対応しています。
操作性の面では、Look Aroundは地図との同時表示と全画面表示のどちらにも対応していますが、ストリートビューは全画面表示のみとなっています。
また、Look Aroundでは移動したい地点をタップして移動しますが、ストリートビューでは移動したい地点をダブルタップするか画面に表示される線をなぞって移動します。
ほかにも、Look Aroundには画面上に方位磁針が表示され、タップすると北を向く機能が搭載されており、ストリートビューには方位磁針アイコンをタップするとスマートフォンの角速度センサーを用いてスマートフォンを向けた方向を見渡せる機能が搭載されています。
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2. FlyoverとGoogle Earth
iPhoneの「マップ」の「Flyover」と、Google マップの「Google Earth」は、どちらも3D化された地図を上空から眺められる機能です。
Flyoverは2012年の新「マップ」アプリと同時に公開されましたが、Google Earthは11年早い2001年に公開されています。
Flyoverは2021年8月時点では東京、名古屋、大阪などをはじめとする39地域のみに対応しています。一方、Google Earthは日本全国に対応しています。
Flyoverには都市の観光名所を上空から見て回る「Flyoverツアー」という機能が搭載されており、Google Earthには自然や文化、教育などのテーマごとに世界中の名所を上空から見て回る「Voyager」という機能が搭載されています。
なお、FlyoverはiPhoneの「マップ」から利用できますが、Google Earthを利用するには別途アプリのダウンロードが必要です。
3. 評価とクチコミ
iPhoneの「マップ」の「評価」と、Google マップの「クチコミ」は、どちらも店舗や施設への口コミを閲覧、書き込みできる機能です。
iPhoneの「マップ」における「評価」では、FoursquareやYelp、じゃらんnet、食べログなどから口コミを取得して地図上に表示しています。
また、2021年4月より一部の店舗や施設に評価や写真を投稿できるようになりましたが、現時点ではこれらの投稿は公開されていません。
将来、iPhoneの「マップ」独自の口コミ機能を整備するための準備だと思われます。
一方、Google マップにおける「クチコミ」では、Google マップのユーザーが投稿した口コミを掲載しています。ユーザーは地図上の店舗や施設を5段階で評価し、文章や写真と共に投稿できます。
Google マップには口コミを要素ごとに絞り込んだり、投稿日順や高、低評価順で並べ替える機能などが備わっています。
また、Google マップでは口コミなどを積極的に投稿するユーザーを「ローカルガイド」として認定し特典を付与するなど、さまざまな手段を用いて口コミの活性化に努めています。
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4. Apple Maps ConnectとGoogleマイビジネス
Apple Maps ConnectとGoogle マイビジネスは、どちらも事業者が店舗や施設の情報を地図上に登録できるサービスです。
Apple Maps ConnectはiPhoneの「マップ」に、Google マイビジネスはGoogle マップに、それぞれ情報を登録できます。
Apple Maps ConnectとGoogle マイビジネスの機能の違いについては、以下の表をご覧ください。
このように、Apple Maps Connectでは基本的な情報のみが登録できますが、Google マイビジネスではSNSのように投稿を作成したり、ビジネスプロフィールのアクセス数などを分析する機能が備わっています。
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