女性客に選ばれる店舗メソッドを紹介|心理を捉えた施策と集客効果

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2020年以降、コロナの影響でレジャーや外食を長期間控えていた反動で、今後女性の消費欲が爆発的に増える可能性があります。

調査によると、アフターコロナに自分に対し「労い消費」をしたいと答えた割合は全体の半数近くに上り、男性が4割強だったのに対し、女性は6割近くになっています。慎重派、安全重視である多くの女性は外での消費を辛抱していたため、感染収束後は消費行動の勢いが表面化されるでしょう。

このような追い風の状況で、1人でも多くの女性を自店舗へ集客するためには、女性ならではの思考や特性を理解しマーケティング戦略やサービス内容に活かすことがポイントです。

ここでは飲食店を例に、店舗で実践できるアイデアを紹介します。

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女性集客で実践すべき5つの方法

多大なコストや時間をかけず、少しの工夫で女性客の集客に効く実践アイデアを紹介します。

1. 店内を清潔に保ちネガティブな印象を与えない

顧客の座席や食器だけでなく、エントランスやトイレまで徹底して清潔に保ちます。味や雰囲気が良くても、「汚い」というイメージを持たれてしまえば再来店は望めません。店員の目が行き届きにくい洗面台やトイレに汚れはないかや、照明やインテリアにほこりが無いかなど、特に注意が必要です。

また、当番の店員によって清掃レベルが違うといった事態にならないよう、従業員マニュアルの整備や教育で、衛生管理の質を保ちましょう。

2. 女性視点で「あったら嬉しい」に備える

さりげない気遣いは女性の心を動かします。小さい子供連れの顧客であれば喫煙席から離す、冷え対策にひざ掛けを用意する、トイレにアメニティグッズを揃えるなどの配慮は「気が利くお店」という印象を与え、女子客からの評価につながります。

他のお店を参考にしたり、女性スタッフの意見を取り込むのも良い案です。

3. フォトジェニックな要素を取り込む

Instagramを始めとする各種SNSで写真や動画を投稿する女性は多いため、写真映えを意識した料理の提供やインテリアの採用はこうした経路で宣伝してもらえる可能性を高めてくれます。

合わせて、SNS上に店舗の公式アカウントを作れば来店客がタグ付けをして投稿でき認知拡大に効果的です。

4. イベントや限定メニューなどでマンネリ化を防ぐ

女性は「体験」を重視する傾向があります。季節イベントや記念日などを企画し、通常とは違うメニューやサプライズ演出を提供すると集中的な来店が見込めるでしょう。

さらに、期間限定であるという特別感から単価も上がりやすくなります。

事前準備も必要になりますが、特別な体験は女性の感情を動かし記憶に残りやすいためリピート利用にも効果が期待できるでしょう。

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5. 美味しさとヘルシーさを両立したメニューで引き寄せる

美容やダイエットに関心が強い女性は、食に対しても男性に比べ健康志向なため、素材選びや調理方法の観点として取り入れるのも良策です。

メニュー表にカロリーを記載したり、オーガニックフードのマークを追加したりすると、見た目にもわかりやすくなります。罪悪感なく摂取できるヘルシーメニューは、来店回数の増加も期待できます。

2018年のある調査によると、4割以上の飲食店が「健康を売りにしたメニュー」を提供しており、そのうちの75%が「集客に役立っている」と回答し、特に女性客の反応についての言及が見られました。女性に限らず今後も集客に好影響をもたらす要素となりそうです。

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「店舗選びで重視する点」は男女で違う

男性と女性は思考回路が異なるため、男性客に支持されるている店舗が女性客にも支持されるとは限りません。ゼロベースに立ち戻り、飲食店に対する価値観や、満足度が高まるポイントなど、女性が何を重視しているのか理解することが大切です。

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男性は物事の中心を重視、女性は周辺やディテールを重視

個人差はありますが、傾向として男性はロジックを好むため、数字を見て説得力を感じます。また、物事の核心を重視します。一方、女性は数字よりも直感を好み、「楽しい」「すごい」と感じられるものや体験が響く傾向です。男性がコアを見るのに対し、女性はその周辺も含めた全体を重視します。

飲食店に当てはめると、味やコストパフォーマンスは男女共に最重要としつつも、提供スピードやボリュームに満足感を得るのが男性で、雰囲気やヘルシーさに対しポイントを置くのが女性です。

外食を「食事」という位置づけで考える男性に対し、「ご褒美」や「ストレス解消」、「親しい人とのレジャーのひとつ」など、女性は多岐に渡ります。

細部への配慮がもらたすメリット

女性客の心理を捉え、細部にこだわることは、店舗側もメリットが得られます。

第一に、サービスメニューの枝葉まで目が行き届くようになり、不足部分や甘い部分を発見し改善につなげられるでしょう。また、こだわりを持つことは、画一的なサービスを脱し、店舗ならではの個性を発揮しやすくなります。

さらに、コアターゲットを女性客に絞り込むことでブランディングが磨かれ、顧客に浸透しやすくなる効果があります。

女性消費者をターゲットにすることで期待できる店舗の活性化

女性客の来店は、宣伝効果や営業の効率化など副次的なメリットを生み、店舗繁盛が期待できます。

SNS拡散・口コミ投稿の宣伝効果

もともと女性は口コミが盛んですが、スマートフォンやSNSの普及で情報は全国に拡散されるようになり、飲食店の高い宣伝効果につながります。料理写真をシェアしたいニーズに合わせ、グルメ撮影に特化したカメラアプリも次々と公開されるなど、手段も日々進化しています。

SNS上で話題になればトレンドとして注目され、テレビなど他メディアでも取り上げられやすくなり、認知向上や集客に有効です。

アイドルタイムが減少

男性に比べ、女性は来店時間にバラつきがあります。

たとえば、子育て中の女性は混雑を避ける心理がはたらき、男性客が薄いランチタイムから夕方にかけて来店することもあります。こうしたニーズをうまく捕らえれば、店舗側は早い時間帯も無駄なく営業できます。

時間帯によって別の客層を集客できることは、空き時間が減り売上げを増やせるため店舗にとって大きな強みです。

グループ客増加で客単価がアップ

「女子会」という言葉が一般化しているように、女性同士で外食を楽しむ顧客は多くいます。調査によると、幼稚園生の母親の17%程度が月2~3回以上女子会に参加し、そのうち3分の1は週1回以上と高頻度です。

また仕事帰りの外食についても、30代~50代では「一人」と答えた割合が女性は男性の半分以下となっており、職場に限らず友人知人と行く傾向が強いようです。集団利用では滞在時間が長時間化し、客単価アップにつながります。

<参照>
30代・40代女性の女子会実施頻度は? | 研究レポート
会社帰りに飲み会してますか?~「毎週飲んでる」は約1割。ビジネスパーソンの外飲み事情~ - Intage 知る Gallery

女性視点のマーケティングで企業は顧客数獲得へ

外食需要が高まり競合店舗も集客に力を入れる中、すごもり生活では得られなかった非日常や解放感のある雰囲気、五感を楽しませる料理を提供するなど女性の心を刺激する工夫を施すことは、競争で優位になれます。

また女性視点のマーケティングは、コンセプトの明確化やサービスレベルの向上など店舗自体の成長や価値発掘にもつながり、大きなメリットになるでしょう。

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