STORES決済とは?特徴・どんな店舗に向くのか?他のサービスと比較し解説

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STORES決済(旧Coiny)は、キャッシュレス決済に対応する端末とサービスです。

新型コロナウイルスの影響でキャッシュレス化が進み、業務効率化を目指し導入を検討する事業は少なくありません。

STORES決済の手数料や入金方法、セキュリティ面、採用している決済方法などの特徴を紹介します。また、スクエア、AirPayといった競合サービスと比較し、STORES決済がどのような事業に適した決済サービスか解説します。

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STORES決済(旧Coiny)とは?

STORES決済
▲STORES決済:編集部スクリーンショット

STORES決済(旧Coiny)は、モバイル決済サービスの一種です。決済方法はクレジットカード、交通系電子マネー、QRコード、STORES請求書決済の4種類があります。

クレジットカード決済は、一括払いのほか二回払いやリボ払いに対応しています。

QRコード決済WeChat Payに対応しています。WeChat Payが広く使われている中国からの顧客が多い店舗でも導入可能な決済方法といえるでしょう。

STORES決済では請求書ページを作成し、顧客のメールアドレスに送信できます。

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導入にかかる費用は?決済手数料は?

STORES決済では、導入時の費用や月額固定費はありません。

端末代金は19,800円(税込)ですが、2021年6月末までは端末代金が無料になるキャンペーンも開催されています。キャンペーン期間の導入によってこの費用を圧縮できます。

決済手数料をSTORESに支払う仕組みとなっており、VISA、MasterCard、Amexと交通系電子マネー、QRコード決済は3.24%、JCB、DinersClub、Discoverは3.74%と決済方法ごとに設定されています。

入金について

入金方法は自身で入金手続きをする手動入金と、毎月決まった日に入金される自動入金の2種類です。

手動入金の場合、決済日の翌日午前6時から振込依頼が可能となり、振込依頼から2営業日以内に入金されます。土日祝日、深夜は入金に関する手続きはできません。

自動入金の場合、月の売り上げが翌月20日に入金されます。条件として、前月末日までに自動入金を設定しなくてはなりません。

どちらも10万円以上の入金で振込手数料が免除されます。

STORES決済の特徴

STORES決済(旧Coiny)が他のキャッシュレス決済端末と異なる点について、3つの点から解説します。

特徴1. 2回払いやリボ払いにも対応

STORES決済クレジットカード決済を利用する場合、一括払いのほかに2回払いやリボ払いも選択できるため、商品単価が高い事業でも安心して導入できます。

ただし、分割払いに対応できるのはVISAとMasterCardのみです。

レシートは専用のプリンターを使って出力するか、顧客のメールアドレスに送付する方法があります。

特徴2. WeChat Payにも対応

STORES決済は、8.9億人以上のユーザーを抱えるQRコード決済WeChat Payにも対応しています。

WeChat Payは中国で主流のモバイル決済電子決済であり、中国からの顧客が多い店舗や観光地ではSTORES決済の導入により、より快適な環境を提供できるでしょう。

ただし、キャッシュレス決済端末のなかにはWeChat Payに対応したものもあります。

特徴3. 国際基準のセキュリティで安全

STORES決済は、国際的なセキュリティ基準である「PCI DSS」に準拠し、トリプルDESとDUKPTを採用しています。

トリプルDESは米国で長年利用されている共通鍵暗号方式DESの強度を高めた標準暗号化方式です。DUKPTはトランザクションごとに異なる暗号鍵を生成するという特徴があり、併用によって高いセキュリティ基準を保ちます。

カードの情報も端末に残らず、顧客はカードの不正利用を心配する必要がありません。

特徴4. POSシステムと連動可能

STORES決済はさまざまな企業と協業しており、多くのPOSシステムとの連動が可能です。

POSシステムとの連動により、端末の複数操作の必要性が無くなり、業務の効率化やサービスの向上を狙えます。ユビレジなど、STORES決済が採用している決済方法すべてに適応しているPOSシステムもあります。

会計ソフトとの連動も可能なため、経理の効率化も期待できそうです。

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他のモバイル決済サービスとはどう違う?

STORES決済(旧Coiny)について、Square、AirPayの2つの類似サービスと、決済手数料、対応している決済手段、入金サイクルと導入までの必要日数の観点から比較します。

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決済手数料はほぼ差がない

STORES決済Square、AirPayの決済手数料を比較してみます。

Squareの決済手数料は3.25-3.95%と、最大料金は高めになっていますが、この3.95%の決済手数料がかかるのはJCBのみです。

AirPayは3.24-3.74%で、STORES決済と差はありません。AirPayでは決済手数料の業界最安基準を売りにしており、STORES決済の決済手数料もこの水準であることがわかります。

対応している決済手段

次に、採用されている決済手段の数を比較します。3社とも、同じ6社のクレジットカードと9種類の交通系ICが使用できますが、AirPayのみ銀聯カードに対応しています。

Squareは、QRコード決済未対応ですが、AirPay同様iDとQUICPayに対応しています。AirPayはQRコード決済に強く、STORES決済で使えるWeChat Payに加えてAlipayの決済にも対応しています。

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入金サイクル、導入までの日数

最後に、入金サイクルを比較します。スクエアみずほ銀行三井住友銀行であれば翌日振り込みで最短ですが、その他の銀行は水曜日締めの金曜日払いです。

一方、AirPayは銀行によって月3回までか6回までと入金に制限があり、ゆうちょ銀行は使用できません。

STORES決済は銀行ごとの差異がなく、入金システムに強みを持っています。振込手数料はどこもかかりません。

モバイル決済サービスの特徴はさまざま、店舗の商材や顧客層を考慮

STORES決済は、中国からの来店が多い店舗に適しています。AirPayも同様ですが、STORES決済は入金サイクルの自由度の高さがあります。

入金の速さでは決済サービスのうちSquareスクエア)が最速ですが、安定した入金を希望するのであれば、STORES決済に敵うものはありません。

手数料は業界最安レベルでありながら、ハイセキュリティかつ分割払い対応のため、商品の単価が高い店舗でも安心して利用できます。

自身の事業で使用しているPOSシステムや客層に合わせ、相性の良い決済サービスを採用することが、集客力のアップと業務効率化につながるでしょう。

<参照>
Squareサポート:カード決済手数料や利用料
Squareサポート:Squareの振込スケジュール
セコムトラストシステムズ

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