出前館の出店方法と費用は?加盟するメリットや出店までの流れも紹介

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出前館とは、多数のジャンルの出前を簡単に注文することができるデリバリーサービスです。

加盟店舗数は95,000店(2021年10月時点)を突破し、直近1年間に1回以上オーダーされたアクティブユーザー数は652万人(2021年5月末時点)と、国内最大級の規模を誇ります。

昨今、デリバリー需要が高まっている理由に、共働き世帯や単身世帯の増加を主要因としていましたが、2020年コロナ禍による外食への抵抗により、需要はさらに高まりをみせています。

この高まりは数値にも表れており、出前館への加盟店は2020年から2021年にかけ約3倍にも増加しています。

今回は、この出前館への出店方法、費用や手数料、加盟するメリットなどを解説します。

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出前館に出店するメリット

出前館に出店するメリットを4つの観点から解説します。

1. LINEデリマへの掲載で集客効果UP

出前館に加盟すると、出前館のウェブサイトや専用アプリを窓口に受注がなされると考えがちです。

しかし、出前館は他社サービスと連携をしているため、加盟するだけで、LINEデリマにも同時掲載されます。

これにより、使用端末やサービスを限定することなく、幅広い顧客層から注文を取り込むことができ、集客効果を高め売上増加へつなげます。

※dデリバリーとの連携もされていましたが、dデリバリーは2021年6月30日にサービス終了しています。

<参照>(追記)【重要】dデリバリーサービス提供終了について

2. 安心のサポート体制で心配無用

出前館と提携する店舗が多い理由に飲食店へのサポートが行き届いている点が挙げられます。そのサポート内容の特徴は主に2点あります。

1点目は、出店サポート体制が整っていることです。具体的には、無料でメニューの選定、価格設定、写真撮影、販促グッズ提供などの支援があり、イートイン体制からスムーズにデリバリー体制へと移行できる仕組みが提供されています。

2つ目は、システム面の受注エラーやトラブル対応についてです。出前館カスタマーセンターによる年中無休でのサポート体制が敷かれているため、不測の事態にもいつでも対応してくれます。

こうしたことから、加盟店はデリバリー体制へと比較的時間を要することなく、普段通り業務に専念することができます。

3. 高い配達員の質、料理が崩れない

店舗で配送の機能を有していない場合、出前館が直接雇用しているシェアリングデリバリー(配達委託)を利用することができます。

この場合、配達代行手数料が必要になりますが、デリバリースタッフには教育体制が敷かれています。

食事の宅配に必要な衛生管理知識の指導や、接客と運転技術などには一定の基準を満たしているかという必要条件の確認が一人ひとりなされているため、高品質な配達体制を実現しています。

宅配するという業務内容のなかに、出来立ての料理の質を下げないという技術の向上を目指す組織作りがとられていることから、店舗にとっても安心して料理を届けることができます。

さらに、業界最大級だからこそ多数のシフト制デリバリーが直接雇用でき、雨の日の土日などイートイン売上が下がる場合の売上補填にも貢献します。

4. 高い満足度、ユーザーからの信頼度が高い

出前館は、株式会社ショッパーアイによる2020年宅配デリバリーサービス競合9社を対象にしたサイト比較イメージ調査で、「信頼性」「配達員の質」「お得に利用できる」の評価指標で3冠を達成しています。

この調査からわかる消費者からの顧客満足度と信頼度も、出前館と提携し出店するメリットの根拠には十分説得力があります。

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出前館の出店の方法5ステップ

具体的な出店方法や掲載までに要する時間、また出店にかかる費用について解説します。

以下は出前館へ出店までの流れです。

  1. 出前館への申し込み手続き
  2. 店舗ページ掲載の準備
  3. タブレットの準備
  4. システムのテスト
  5. 掲載開始

出前館の出店方法1. 申込手続き

出前館出店希望フォームより申込み手続きを行います。

店舗名、住所、メールアドレス、店舗数、配達方法、メールアドレスなど質問事項に沿って回答します。

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出前館の出店方法2. 出前館へ店舗ページ掲載準備

出前館に掲載する店舗ページ作成のため、店舗の基本情報と合わせて下記します6点の資料を準備します。

飲食店の営業に必要な資料
・営業許可証
酒類販売業免許(酒類販売する場合限定)

メニューに関する資料
店舗ロゴ画像(300px×300px推奨)
・サイドメニューを含めた10種類以上のメニュー
・そのメニューの画像(正方形での表示がされる)

シェアリングデリバリーを使用しない場合
・配達エリアがわかる資料

出前館の出店方法3. タブレットの準備

受注など配送に必要な情報送受信に必要なタブレット端末を用意します。自前のタブレット端末がある場合、出前館のアプリをインストール後ログインまで進んでおきます。

もし、タブレット端末を準備してない場合であっても、出前館にてタブレット端末をレンタルするプランもあります。動作環境は、iPad(iOS OS10.3以上)、Android(Android OS 5.1以上)が必要です。

出前館の出店方法4. 店舗へ確認と送信テストの日程調整

出前館が資料に基づき掲載する店舗ページを完成させると、店舗宛にメールで掲載準備完了通知が届きます。

この完了通知と同時に、送信テストの日時調整への回答も求められますのでそれに対応することになります。送信テストとは、オープン前に受注アプリで注文データを受信できるかの確認を指します。

出前館の出店方法5. 掲載開始

以上のステップで準備が完了します。

申込み完了から約3週間を目途に出前館での掲載が始まります。

出前館出店にかかる費用・手数料をUberEatsと比較

出前館サービス利用料は詳細に設定されているためフレキシブルに対応できます。

具体的には、商品代金(税抜価格)10%、自社で配達をしない場合の配達代行手数料30%、決済手数料最大3%と分類されて設定されています。

独自の配送システムを持つ店舗にとっては、出前館に支払う手数料は10%のみになります。

<出典>出前館:配達プランに応じた費用

出前館に出店する場合にかかる費用
▲出前館に出店する場合にかかる費用:編集部スクリーンショット

Uber Eatsに支払う手数料

Uber Eatsでの料理の配送の場合、出店者が支払う手数料は、総額に対して35%といわれています。

この手数料の内訳は、システム利用料と配達パートナーに支払う報酬にあてられています。地域差、配達距離、混雑状況により変動があり、配達距離が短ければ安くなる仕組みになっています。

基本的に両社とも初期費用、月額費用、解約金などは一切必要としません。つまり手数料は、注文が入ってから支払う成果報酬型を採用しています。

総じて、配送システムを持たない場合はUber Eatsが5%安価であることがわかりますが、集客においては、LINEデリマへの同時掲載などのメリットがあることも考慮する必要がありそうです。

注文・配達の流れ

受注から配達までの流れについて、自社配達の場合とシェアリングデリバリーの場合に分けて解説します。

基本的な方法としては、両方ともオーダー管理アプリをダウンロードすることで注文を受け付ける仕組みです。

自社配達の場合

顧客から注文を受けると、オーダー管理アプリを通じて画面テキストと音声で通知されます。画面に表示されている受け取り時間を目安にして調理を開始します。

顧客は配達時間も含めて店舗選定をして注文をしているため、アプリに表示されているお届け時間については守る必要があります。表示されているお届け時間までには、配達時間を考慮して調理できるように心がけます。

シェアリングデリバリー利用の場合

自社配達同様、受注すると専用アプリから通知される仕組みになっています。

自社配送と違う点は配達員が店舗に到着する5-10分前に配送スタッフから通知が入る点です。

その通知に合わせて、調理時間を調整することで、より高品質な商品を提供することができます。

顧客から支持の高い出前館、デリバリー需要の高まりに期待

デリバリー需要は、共働き家庭と単身世帯の増加、さらにはコロナ禍によるテレワークの推進と外出自粛の影響を受け増加傾向にあります。

デリバリーサービスのなかでも出前館では、LINEデリマなどの掲載窓口の広さ、開店への初期サポートの手厚さ店舗に合った手数料体系が特徴です。

需要を取り込むための手段として出前館へ出店することで、売上アップに期待できます。

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<参照>
出前館飲食店さま向け出前館紹介

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