LINEポイントのキャンペーン事例|店舗が参加できるサービスやメリットを解説

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新型コロナウイルスの流行により、非接触のサービスに需要が高まり、キャッシュレスでの支払いシーンが広がっています。

メッセージの送受信のために使われてきたアプリ「LINE」上で支払いができるサービスLINE Pay」は、キャッシュレス決済のうちの一つであるQRコード決済です。LINEでは「LINEポイント」「LINEコイン」をユーザーに付与しています。

LINEポイントのキャンペーンを活用した販促事例もあり、大手企業も商品の認知度や売り上げを向上させるために採用しています。

この記事では、LINEポイントを活用する方法から、LINEポイントを用いることによるメリット、さらに実際に売り上げの向上に成功した企業のキャンペーン事例について紹介します。

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LINEポイントのキャンペーンとは?

LINEポイントのキャンペーンは、LINE内や店頭において、LINEポイントを配布する催し物です。LINEポイントは、LINEが提供しているサービスやLINE Payを利用したときの支払いに使用でき、1ポイント1円として換算されます。

こうしたキャンペーンでは、LINEのサービスを利用する、企業のLINE公式アカウントを友だち追加する、CM動画を視聴するなどのユーザーの行動への対価として、LINEポイントが与えられます。

1. LINEポイントが必ずもらえるキャンペーン

さまざまな企業がLINEポイントを活用し、自社商品の購入を促すキャンペーンを実施しています。

たとえば、花王では応募用QRコードが記載されているシールを商品に貼付したヘルシア緑茶を販売しています。シール5枚分のQRコードを読み込み応募することで、消費者はLINEポイントを獲得できます。

レンズをはじめとするヘルスケア商品を扱うボシュロムでは、アンケートに回答した人全員に、一定のポイントをプレゼントするキャンペーンを実施しています。さらに、ボシュロムメンバーに登録することで、追加のLINEポイントがもらえるキャンペーンも実施しています。

ほかにも、クレジットカードを新規に登録し、一定の金額を利用することでLINEポイントをプレゼントするキャンペーンなど、方法や内容は企業によって異なります。

2. 抽選でLINEポイントがもらえるキャンペーン

必ずLINEポイントがもらえるキャンペーンがある一方で、抽選でLINEポイントがもらえるキャンペーンを実施している企業もあります。

サントリーでは、2020年10月5日から2021年3月31日までの応募期間を設け、抽選でLINEポイントが当たるキャンペーンを実施しています。

内容量がそれぞれ490mLのペプシジャパンコーラ、ペプシジャパンコーラゼロ、ペプシスペシャルゼロが対象となっており、これらの飲料にキャンペーンの情報が記載されたシールが貼付してあります。

対象商品を購入後、シールに記載されているQRコードを読み込み、LINE公式アカウントを友だち登録した後、シリアルコードを入力することで応募できます。

ほかにも、LINE公式アカウントを友だち追加し、トークルーム内でオンライン健康タイプチェックを実施した後、抽選が可能となる方法を採用している企業もあります。

LINEポイントのキャンペーン参加方法

LINEは、LINE for Businessと呼ばれる法人向けのソリューションサービスの1つとして、「LINEで応募」というサービスを提供しています。

このサービスでは店頭オペレーションの軽減やキャンペーンへの参加促進などの、店頭販促するうえでの課題を解決しやすくします。

LINEポイントのキャンペーンを実施するには、「LINEオープンキャンペーン」「LINEポイントインセンティブ」「LINEパートナーパッケージ」の3種類の方法があります。これらのサービスの概要や特徴について紹介します。

1. LINEオープンキャンペーン(アンケート型)

LINEオープンキャンペーンは、LINE上でアンケートに答えることでキャンペーンに応募できるため、誰でも気軽にキャンペーンに参加できます。

さらに、応募者全員にLINEポイントが進呈されるため、参加する人も多くなることが期待できます。このような背景から、認知拡大が図れることが特徴といえます。

加えて、新規の友だち追加の件数が増加したり、アンケート情報を取得することで顧客層やニーズを得られたりするといった効果も期待できます。

別途料金が発生しますが、取得したデータはLINE公式アカウントにおけるセグメント配信にも利用でき、消費者の傾向に合わせたメッセージを届けられるようになります。

2. LINEポイントインセンティブ

LINEポイントインセンティブは、LINEの各種サービスの利用、店舗での商品購入やネットショッピングを通して貯まったLINEポイントを、デジタルインセンティブとして利用できるようにするサービスです。

PINコードタイプやAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)利用などといった、さまざまな付与方法を選択できること、さらに展開先を選ばないことがこのサービスの特徴といえます。LINEスタンプへの交換などにも使用できるため、低額の付与であっても顧客から魅力的に捉えられ、参加を促す動機として機能することが見込めます。

3. LINEパートナーパッケージ

LINEパートナーパッケージは、LINEのデジタル販促に精通したTechnology Partnerと呼ばれるパートナー企業がキャンペーンを代行するパッケージサービスです。

商品の認知向上や、ブランドの認知向上、販売促進といった企業の目的に応じて、さまざまなキャンペーンを開発できます。このサービスではLINEとパートナー企業が密に連携をとってサービスの提供を図るため、より効果的なキャンペーンを実施することが期待できます。

LINEポイントのキャンペーンを導入する3つのメリット

LINEポイントを活用したキャンペーンを導入することで、顧客からの認知度向上や、売り上げの促進が見込めるほか、継続的に顧客へのメッセージが配信できます。

この項では、LINEポイントキャンペーンを導入することによるそれぞれメリットについて、詳しく紹介します。

1. ユーザーからの認知度向上

LINEポイントはアンケートの回答や友だち追加など、簡単な操作でポイントをゲットできるため、顧客側としても実行しやすく、さらにポイントが貯まるメリットがあります。

LINEは日本国内のインフラとして定着してきており、国内における月間利用者数は8,400万人であり、さらに86%がアクティブであることから、認知されやすい環境にあると考えられます。LINEポイントを活用したキャンペーンを導入することで、ブランドや商品の認知向上が期待できます。

2. 売上アップ

ある特定の商品の売り上げを向上したい場合や、継続的な購入の促進を目的とする際は、商品にキャンペーン情報が記載されたシールを貼付する方法があります。

添付されているQRコードを顧客が読み取ることでキャンペーンに応募できるため、ポイントなどを目的とした商品の購入が促進されることが期待できます。ほかにも、購入時のレシートから応募できる方法もありますが、どれも簡単にキャンペーンに参加できます。

3. 継続的なメッセージ配信

LINEポイントキャンペーンを通じて、顧客に企業のLINE公式アカウントの友だち追加を促せます。年代や性別、都道府県別にセグメントが可能であり、顧客層の把握にも役立ちます。

メッセージはユーザー同士のメッセージ同様、一覧に並びます。書き出しの文章は一覧からも確認できるため、ここの部分でユーザーの心をつかむことができれば、開封してもらい、配信コンテンツからの企業サイト訪問、配信したクーポンによる販売促進を図ることも可能です。

タイムラインに情報を投稿することで、友だち登録している顧客のタイムラインに情報を掲載することもできます。

LINEポイントのキャンペーンを利用し、販売促進につなげた企業3選

多くの企業がLINEポイントのキャンペーンを利用しており、売り上げの向上に大きく寄与しています。この項では、販売促進に成功した企業のうち、3社を例に挙げ紹介します。各企業の取り組みについて知識を得ることで、自社ではどのような導入方法があるか検討しやすくなるでしょう。

1. 株式会社生活総合サービス(ECサイト)

ECサイトを運営する生活総合サービスは、ほかの広告媒体で約80%であった顧客全体に占める新規率が、LINE広告を活用することで90%を上回りました。これを受けて、新規顧客を獲得するためのチャンネルとしてLINE公式アカウントを開設し、運用しました。

追加の施策として、友だちを獲得するためにLINEスタンプ施策を実施しました。その後、友だち追加した顧客に対して週に1回メッセージを配信し、新規顧客の獲得に成功しました。

LINEスタンプのほかにも応募キャンペーンなども実施し、合計で930万人の友だちを獲得しました。新規獲得件数は当初の目標に対して180%となり、約1.5億円の売り上げ向上につなげました。

2. アサヒ飲料株式会社

アサヒ飲料では、既存商品の売り上げ向上や、シンプルな仕組みを導入することによるキャンペーン参加率を向上させることを目的として、LINEポイントインセンティブを活用しました。

商品を購入することでLINEポイントが獲得できるキャンペーンを展開し、さらに、キャンペーン終了後も顧客と継続的にコミュニケーションをとるために自動友だち登録機能を導入しました。

これにより、キャンペーンへの参加者は想定していた数の約2倍となり、キャンペーン期間中における販売数の増加に成功しました。

関連記事
公式LINE運用、友だち追加後すぐにやるべき3つのこと

3. 株式会社I-ne「BOTANIST」

ヘアケア、ボディケアおよびスキンケア商品を展開するブランド「BOTANIST」を販売しているI-neでは、「LINEマイレージ」を活用したキャンペーンを実施しました。

LINEポイントをきっかけとした新規顧客の獲得や認知率の向上などを目的として、LINEマイレージを採用しました。

動画などを通してキャンペーンの実施内容や気軽に参加できることを顧客にアピールすることで、キャンペーン対象商品の売り上げの向上に成功しました。

ユーザーが多いLINEでのキャンペーンで、認知度・集客力向上へ

LINEはユーザー数が多く幅広い世代が使用しているため、広告などがより多くの顧客の目に留まりやすいといったメリットがあります。

さらに、LINEはビジネス利用にも力を入れており、LINEポイントのキャンペーン事例でも紹介したように、それぞれの企業が目的に沿った活用を模索し、実行しています。

事例ではECやメーカーでの取り組みを取り上げましたが、店舗集客に応用することもできるでしょう。目的に応じた訴求を図ることで、より効果的に商品の売り上げ向上や新規顧客の確保などが期待できます。

<参照>

LINE for Business:930万人の友だち獲得から売上増へ!通販会社の横断的なLINE活用法

LINE for Business:ファンに長く愛されるために―アサヒ飲料が「LINEマイレージ」で実現した「購買の継続性」

LINE for Business:化粧品業界初!BOTANISTの「LINEマイレージ」活用施策はどう実現したか

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