ケーキ屋のポイントカード導入のコツ|事例・注意点とは?

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ケーキ屋は1年間の利用頻度がほかの業種と比較して少ないため、新規顧客の獲得と同様欠かせないのがリピーターの獲得です。リピーター獲得の手段はさまざまですが、なかでもポイントカードの導入は値引きによる集客と比較して、店舗の負担なく集客ができる方法でもあります。

しかしながらポイントカードの導入には、メリットだけでなくデメリットもあり、さらにポイントカードの種類も違いがあるため、それらを充分に検討しなければなりません。

今回はケーキ屋におけるポイントカードの導入について、実際にカードを導入している店舗について触れながら、導入時の注意点やその種類について紹介します。

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ケーキ屋のポイントカード事例

ポイントカードを実際に活用している店舗では、還元率を高く設定したり、会員限定のサービスを提供していたり、誕生月に利用できるポイントを発行していたりなど、それぞれの店舗に合わせた特徴が見つかります。

1. シャトレーゼ

シャトレーゼでは「カシポ」という、全国のシャトレーゼとYATSUDOKI店舗で利用できるポイントカードを発行しています。

カードはWeb会員登録と連動していることが特徴で、年会費や入会費はかかりません。購入金額100円ごとに1ポイント貯まり、1ポイント1円分として利用できます。

Web上のサービスとして、Webから予約をしたりクーポンを取得できたりするだけでなく、アプリ上でも限定クーポンを配布しています。ポイントの特典も豊富に展開しており、スイーツセット旅行券など豪華な賞品が用意されています。

申し込みは店頭か公式サイトから必要事項を記入、入力すれば登録できる仕組みになっており、ユーザーが簡単に登録できることも特徴です。

シャトレーゼ
▲シャトレーゼ:編集部スクリーンショット

2. お菓子の工房エミール

所沢にあるお菓子の工房エミールでは、購入金額100円ごとに5ポイントが貯まるポイントカードを発行しています。

貯まったポイントは500ポイントごとに、店舗で利用できる500円分の買い物券に交換できます。実質20円に1ポイント貯まる5%という高い還元率ポイントに有効期限がない点が特徴です。

ポイントカードの申し込みとしては、店頭か公式サイトで取得できる申込書に必要事項を記入することで登録できます。その際カード発行手数料として初回に200円(税抜)の支払いを設定しています。

お菓子の工房エミール
▲お菓子の工房エミール:編集部スクリーンショット

3. CRIOLLO(クリオロ)

CRIOLLOでは本店と中目黒店で使えるメンバーズカードを発行しています。

発行手数料として100円と設定しているものの、年会費はかからず無期限でポイントを貯めたり誕生月に使える特典を利用できることが特徴です。

ポイントは現金での購入540円ごとに1ポイント、クレジットカード、電子マネーでの購入1080円ごとに1ポイント貯まり、50ポイントで540円分の買い物券に交換できるシステムです。

そのほかにも、毎月2日と22日にはポイントが2倍、誕生月はポイントが3倍、新規会員登録時にはポイントが5倍などの豊富なキャンペーンも用意されています。

CRIOLLO(クリオロ)
▲CRIOLLO(クリオロ):編集部スクリーンショット

4. 不二家

不二家では、限定のデザインで描かれている不二家楽天ポイントカード」を発行しています。

共通ポイントである楽天ポイントカードとしても利用でき、不二家で貯めたポイントを楽天市場などのサイトで利用できるのみならず、ほかの加盟店で貯めたポイントを不二家でも利用できることが特徴です。

購入金額が100円ごとに1ポイント貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円としてユーザーに付与しています。

自社ポイントだけではなく、共通ポイントも導入することで、顧客の囲い込みにつなげています。

不二家楽天ポイントカード
▲不二家楽天ポイントカード:編集部スクリーンショット


ケーキ屋のポイントカード導入の際の注意点

ケーキ屋にポイントカードを導入するとメリットもある一方で、注意しなければならない点もあります。

ここでは具体的に3つの点について注意点を解説します。

顧客にとって利用しやすい有効期限の設定

1つ目はポイントの有効期限です。ポイントは有効期限を設定することで、貯まったポイントを使わなければ損すると考える顧客の心理を逆手にとって来店を促し、リピーター獲得が見込めます。

たとえば、ケーキ屋の特性を活かして次回の誕生月までと設定すると、また来店してもらえる確率が高くなると予想されます。

また、来店を促すために誕生月の前の月にDMなどで通知するとより効果的です。

一方で有効期限があると使いにくいと思われることもあるため、自店舗に合わせて有効期限を撤廃を検討したり、最終利用日から1年など流動的な設定も有効的です。

キャンペーンなどでポイントがお得に貯まるイメージを持ってもらう

ケーキ屋はその利用頻度の低さからなかなかポイントが貯まりにくいと感じられる可能性があります。

そこで紹介ポイントのように、商品の購入以外でポイントを貯まるキャンペーンを実施する方法が考えられます。

さらに曜日や日にちに結びついたポイント倍増キャンペーンも顧客に認知されやすく、覚えてもらいやすいため効果的です。

定期的にキャンペーンを実施することで集客につながります。

魅力のある特典を用意

ポイントを貯めた特典として、魅力のあるものを用意することも重要です。

ポイントを貯めてもゴールに魅力的な商品や特典がなければ、顧客もポイントを貯める意味が見いだせず使わなくなってしまいます。

金額的に魅力的なポイントを用意することが難しい場合には、会員限定の特典用メニューを用意することも一つの方法です。こういった還元方法には、金額のメリットではなく会員であることの優越感を感じてもらえます。

またターゲット層に対応した豊富な選択肢を用意することも効果が期待できます。

ポイントカードの種類と特徴

ポイントカードには大きく「自店オリジナルのポイントカード」と「共通ポイントカード」の2種類があります。

それぞれにメリットがあるため、店舗のカード導入の目的に合わせて最適な種類を選ぶことが重要です。

自店オリジナルのポイントカード

自店オリジナルのポイントカードとは、グループ各店や自店のみで利用できるポイントカードです。顧客を囲い込み、リピーター獲得が期待できる点や、会員特典により顧客満足度を向上させ競合店との差別化を図れることがメリットです。

さらに、管理している顧客情報を用いてマーケティングを実施したり、経営戦略を立てたりできるのみならず、キャンペーンの設定や還元率、特典などを顧客のニーズに合わせ自由に対応ができることも特徴です。

顧客の情報を自店で管理しなければならなないという手間がありますが、CRM搭載のシステムを用いることで効率化するなどの対策方法もあります。

一方で来店頻度が低いビジネスの場合は、顧客がポイントカード作成のメリットを感じにくくなってしまうという面もあります。

共通ポイントカード

共通ポイントカードとは、業種や地域に関係なく加盟している店舗であればどこでも利用できるポイントカードで、代表的なカードには、Tポイントカ、Pontaポイントなどが挙げられます。

共通ポイントは他店からの送客が見込め、顧客の情報を自店で管理することなく、ポイントカードを運営している企業に任せられるため、作業の効率化が見込めることがメリットです。

ほかにも顧客に関するデータも入手可能であったり、販促ツールやポータルサイトでの紹介など、集客におけるさまざまなバックアップが受けられます。

その一方で独自性が出しにくく、導入に費用がかってしまう点がデメリットといえます。継続的なコストがかかるため、販促を積極的に実施し一定以上の効果が出なければ、効果が感じられなくなる恐れもあります。

自店舗にあったポイントカードの導入を

ポイントカードは顧客の来店のきっかけを生み出し、リピーターの獲得に期待できます。

またカードに紐づいた顧客情報を収集することで、どのような顧客層がどの商品を購入しているのかなどのマーケティングに必要な情報も入手できます。

実際に集客のためにポイントカードを導入している店舗も少なくありません。店舗に導入する際は、その目的、カードの種類やポイントの還元率、特典などを事前にしっかり検討することが重要です。

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